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ペッグというより、円の上限設定が望ましいだろう
それに特定通貨よりも、SDRなど通貨バスケットに対して決めた方が
特定通貨が暴落した場合、インフレリスクを減らせるし、説明も容易だ。
問題は、日銀や財務省には、そんな挑戦は期待できないということだが
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=ad1rjck_P3yU
円のペッグ制導入、実行するなら今しかない
W・ペセック
9月14日(ブルームバーグ):日本が10年来やりたくてうずうずしていたことを実行に移す時が来た。それは円のペッグ(連動)制導入だ。
為替レートほど日本の経済政策当局者の心をかき乱す問題はない。日本は3月11日の東日本大震災からの復興や景気のてこ入れ、債務の削減、高齢化への備えを進める必要があるにもかかわらず、過去2年で20%余り高騰した円相場に当局者は四六時中、心を奪われている。それならば、日本株式会社が満足するような水準に円相場を固定して、もっと重要な問題に取り組んでみてはどうだろうか。
国際社会からの反発を政府が懸念しているのなら、心配無用だ。投資家はスイス当局によるフラン相場の上限設定に動揺していない。国際通貨基金(IMF)はユーロの救済に忙しく、日本を非難する時間はない。ドル相場の押し下げに懸命な米国に何が言えるだろうか。新たな世界通貨戦争を始めればいい。
今の状況は、アジア通貨危機を最悪だと考えていた1997年がはるか昔の古き良き時代だったことを教えてくれる。当時、マレーシアのマハティール首相はリンギットのペッグ制導入で悪者扱いされた。しかしリーマンショック後の世界では、従来型の経済学的思考は常に変わり続けるのだ。
仮に日本が円をペッグするとした場合、対象通貨を選ばねばならず、それはドルか人民元になるだろう。2年前なら元に連動させることは突飛なアイデアとされただろうが、今や中国は日本にとって最大の貿易相手国だ。一方、米国では消費者が際限のない倹約モードに入っている。
目的が手段を正当化
円のペッグ制導入は、日本の苦悩の全てに対する答えであるとは限らないし、20年間も精彩を欠き、硬直化して老化した日本経済を大胆に改革する必要が生じる。しかしそれでも政策当局者を解放して本当の逆風に立ち向かわせることになるなら、目的がその手段を正当化するかもしれない。(ウィリアム・ペセック)
(ペセック氏はブルームバーグ・ニュースのコラムニストです。このコラムの内容は同氏自身の見解です)
原題:Japan Should Just Peg the Yen and Move On: TheTicker(抜粋)
記事に関するエディターへの問い合わせ先:James Greiff at jgreiff@bloomberg.net.
更新日時: 2011/09/14 13:39 JST
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