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9月12日(ブルームバーグ):欧州当局者らは、世界的なリセッション(景気後退)の再発を防ぐために一部民間銀行を救済して国有化せざるを得ないかもしれない−。ウエストパック銀行の債券ストラテジー世界責任者、ラッセル・ジョーンズ氏がこうした見方を示した。
ジョーンズ氏は11日、オーストラリア放送協会(ABC)の番組でのインタビューで、「世界経済にとって今起きて一番困るのはユーロ圏での大規模な銀行危機だ」と指摘。「各国政府が資金を出す必要性が生じるだろう」と語った。
さらに、欧州銀の破綻が起きれば、世界経済が「脆弱な状況にある中で金融システムにショックを与え、2008−09年に経験したのと同様の景気後退に逆戻りする恐れがある」と強調。「少なくとも一時的な」国有化が行われる可能性があると述べた。
欧州債務問題が一段と深刻化しているとの懸念を背景に、9日のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では、欧州の金融債とソブリン債を保証するコストが上昇し、過去最高を記録。株価は世界的に下落した。
ジョーンズ氏は、欧州銀の多くはユーロ圏周辺国の国債を大量に保有しており、これら諸国がデフォルト(債務不履行)に陥れば債務が全額返済される見通しはない」とも語った。
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■スペイン破綻ならユーロ消滅も−ノーベル賞のピサリデス氏
Update2http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=aTEHi_a9ozmI
欧州連合(EU)にはスペインを救済するだけの資金力がないため、スペインの破綻はユーロを消滅させる恐れがある。ノーベル経済学賞を受賞した英ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのクリストファー・ピサリデス教授がこうした見方を示した。
同教授は北京での会議で、スペインの破綻は「非常に深刻な問題となろう」とし、そうした事態は「共通通貨としてのユーロの終えんにつながる恐れすらある」と語った。
ピサリデス教授は「スペインが破綻した場合、救済に要する費用はあまりにも大きく、欧州の強国、特にドイツがすべての資金を進んで出すとも、またそれが可能だとも考えにくい」と語った。政策当局は救済に代わって、スペインが一時的に通貨ペセタに戻るなど、より根本的な解決策を模索せざるを得ないかもしれないと続けた。
ウエストパック銀行の債券ストラテジー世界責任者、ラッセル・ジョーンズ氏は、今回の債務危機を通して欧州の対応は後手に回ったとし、これが「次々と異なる債券市場に投機的な攻撃を仕掛けるインセンティブを市場に与え、危機を不快な結末へと押しやっている」と指摘する。 (中略)
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