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なぜ円高で大騒ぎするのか。そこに財界の時代遅れの発想が見え隠れする
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/243.html
投稿者 sci 日時 2011 年 9 月 13 日 00:54:43: 6WQSToHgoAVCQ
 

正論ではあるが、実際、円高で倒産に追い込まれたり、雇用不安でパニックになっている人々にはあまり通用しそうもない。
自由貿易推進が総論賛成、各論反対でなかなか進まないのと(逆の意味で)同じ構図だな。
日銀や政府への圧力は、今後も高まっていくだろう。

http://diamond.jp/articles/-/14001
【第21回】 2011年9月13日
著者・コラム紹介バックナンバー
出口治明 [ライフネット生命保険椛纒\取締役社長]

なぜ円高で大騒ぎするのか。そこに財界の時代遅れの発想が見え隠れする 

 主要紙の社説などを見ると、まるで判を押したように「急激な円高を是正し、景気の回復を図らねばならない」といった論調が並んでいる。むろん、経団連を始めとする財界主流も同じ見解だ。安住財務相はG7後(9日夜)の記者会見で、大幅な円高について「日本の景気に冷水を浴びせかねない。動向を注視し、投機的な動きには断固たる措置を取る」と述べた(9月10日付、日本経済新聞夕刊)。

 このように現状では、メディアも財界も政界もこぞって円高是正を叫んでいるように見える。これは本当に正しいのだろうか。「全員が同じことを叫ぶ時は、まず疑ってみよ」という言葉もある。円高問題を整理してみよう。
自国通貨の価値が上がる
円高は長期的には好ましい

 白地に絵を描くつもりで原点に戻って考えてみれば、円高が長期的には好ましいことは明らかである。自国通貨が高くなる(価値が上がる)ことを、嫌がる人はどこにもいない。財布に入っている1万円札の価値が金貨1枚に相当するとしよう。これが円高になって金貨2枚に交換できるとしたら、一体、誰が嫌がるだろうか。

 では、なぜ、世間は円高を忌避するのだろう。それは、20世紀後半の高度成長期と同じように、輸出製造業の目で為替を見ているからだ。わが国の比較優位性のある産業であり生産性の高い輸出製造業が円高で打撃を受ければ、景気の回復に後れが生じると言う、ある意味、単純な認識論がその根底にある。

 確かに、現在のわが国経済の局面では、短視眼的に考えると、円安の方が景気回復には(若干の)プラスであるようにも思えるが、事はそう単純ではないのではないか。

 QE2(FRBによる量的金融緩和第2弾)の影響もあって世界的に一次産品の価格が急騰している。そうであれば、円高がもたらす交易条件有利化の側面を軽視するわけにはいかない。ましてやわが国では東日本大震災で原子力発電に対する不安感が急速に高まり、ここ数年の間は火力発電にかなりの部分を頼らざるを得ない状況にある。言うまでもなく、電力は輸出製造業を含めた産業のコメであって、電気料金のコストは、輸出産業の競争力を左右する大きな要素である。

 加えて、現在の円高は購買力平価で見れば、まだまだ円安であるとの指摘もある。かつての最高値である95年の79円台の円高は、購買力平価で換算すると60円台に相当するという試算もあるようだ。

 このように考えれば、現在の水準の円高(9月12日正午現在77.52円)が、わが国経済(例えば向こう1〜2年間の実質GDP)に与える具体的な影響について、プラス面とマイナス面をまずは冷静に数字で検証・比較する必要がある。


空洞化にもプラス面がある

 円高是正論は、輸出製造業の空洞化が生じてもいいのかという一種の強迫論にもその論拠を置いているようだ。輸出製造業を簡単に定義してみよう。「競争力のある機械設備+コストの安い労働力」がそれである。大まかに言って、わが国の労勤者の所得が4万ドル、中国のそれが4000ドルという格差がある中で、企業活動がグローバルに広がっていくことは歴史の必然である。かつての英国や米国もその道を歩んできた。空洞化が心配だと言って、わが国輸出製造業のグローバル化にブレーキをかけることは、成長可能性に天井を設けることとほぼ同義ではないか。

 また、空洞化は雇用の流動化をもたらし、20世紀後半の高度成長期とは異なった21世紀型の産業構造へと転換する、またとないチャンスともなり得る。加えて、円高をもっと積極的に活用し、海外の企業の買収を含めて、もっと国内に呼び込むという発想が取れないものだろうか。必然的に出ていかざるを得ない企業を情に訴えて引き留めるよりも、新しい企業を世界中から連れてくる戦略の方が遥かに理に適っている。

 仮に空洞化で雇用問題が高まれば、政府もそれこそ必死になって、海外の企業を呼び込むべく、税制や証券市場や参入規制等、諸外国との制度間競争を見据えて企業が活動しやすくなるよう、わが国の構造改革に本腰をいれるのではないか。このように考えてみると、空洞化論は20世紀後半の高度成長時代の一つの残滓であって、現状維持を望む以外の何ものでもないのではないか。


為替介入は、税金でFXを行うこと。
円高を是正する有効な方法はあるのか

 百歩譲って、円高の是正が必要だとしよう。次の問題は円高を是正する有効な方法があるのかどうかということだ。円高是正論者の大半は、「円高はデフレと対になっており、日銀がさらに金融緩和をすればいい」と考えているようだが、8月30日の当コラムで示したように、日銀はこの15年間欧州や米国の中央銀行に比べ一貫してバランスシートを過大に膨らませてきた。そして、これだけ緩和してもデフレ・円高を抑えることは出来なかったのである。日銀がさらに金融を緩和すれば円高やデフレが終息すると主張したいのであれば、どのような回路・プロセスでもって終息できるのかという根拠を具体的に示すべきであろう(寡聞にして、説得力あるそうした主張は聞いたことがない)。

 また、円高是正論者は、為替介入をも望んでいるようだ。先月(8月4日)行われた為替介入は史上最大規模であったと伝えられているが、それでも4.5兆円程度に過ぎなかった。世界の為替市場では1日平均4〜5兆ドルの取引が行われているのである。わずか1〜2%の介入で果たして効果があるのだろうか。投機筋の小鬼を叩いたり、政治的なパフォーマンスを示したりする効果はあるかも知れないが(そして、そういった効果を決して否定するものではないが)、円高を反転させる効果まであるとは、とうてい思えない。

 何よりも、為替介入と言えば、何か高度な経済政策のように聞こえるが、その実態は、税金でFXを行うことでしかない。FXはゼロサムゲームであり、投機そのものである。このような財政状況のもとで、貴重な税金をFXに投じて果たしていいものだろうか。政府・財務省は為替介入を行うのであれば、その「費用対効果」の分析結果を国会や市民に対してきちんと説明して然るべきであろう。

 ちなみに、G7では日本を除いて為替介入を行っている国はどこにもない。なお、9月9日に閉幕したG7の合意事項では、為替について「市場で決定される為替レートを支持。為替の過度の変動や無秩序な動きに関して緊密に協議し、適切に協力」と、一般論でまとめられたことは周知の通りである。


いまだにお上に頼ろうとする
財界首脳の発想を憂うべき

 急激な為替や株価の変動が、企業の決算に大きな影響を与えることは言うまでもない。そうした急激な変化がおこらないことに超したことはない。しかし、マーケットは所詮そういうものであって、「ブラック・スワン」を排除することは誰にもできないのだ。我々は80年代の為替の自由化以来、そうしたマーケットの習性を十分学んできたはずではなかったのか。

 また、世界的に見れば、この失われた15年の間、わが国の企業ほど、政府・日銀の手厚い支援(財政出動・金融緩和)を受けて来た例はない。それにも係わらず、この程度の円高でいわば「お上に泣きつく」わが国財界首脳の発想・精神構造の在り方には強い違和感を覚える。

 たとえば、上場企業はこの6月末で62兆円ほどのキャッシュを保有している。円高を活用してこのキャッシュでなぜ、海外の企業や資源を自ら購入しようとはしないのだろうか。為替市場に与える影響は同じではあるが、FX(ゼロサムゲーム)より実物資産を買う方が国益に資することは明らかではないか。少なくとも、「我々も自らのキャッシュをはたいて海外企業等を買いに向かいますから税金でもバックアップしてください」と陳情するのがまだしも筋ではないか。

 もちろん、メディアや政界も同じではあるが、こうした財界首脳のお上頼みの発想は「1940年体制」下の高度成長時代とまったく変わっていないように見受けられる。付加価値を新しく生み出すのは民間しかない。

 米ソの冷戦が終結し、中国やインドの市場経済への参入に伴って、世界はまったく新しいグローバル競争の時代へとパラダイムが転換した。ゲームのルールは大きく変わったのである。このような新しい世界、すなわち金融・経済環境の著しい変化のなかで、わが国企業の競争力が低下し、株価が低迷を続けている真の原因が、財界首脳・経済界リーダーの古色蒼然としたこうした精神構造の在り方でなければ幸いである。  

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コメント
 
01. 2011年9月13日 01:06:41: Pj82T22SRI
>>01 ドゥーム(破滅)シナリオ後退までは、キャッシュ・イズ・キングがベスト
藤井英敏 株式市場サバイバル!

 欧州がヤバイですね。9日、欧州中央銀行(ECB)は、首席エコノミストであるシュタルク専務理事が個人的な理由で退任すると発表しました。

 しかし、実際の辞任の理由は、市場では、8月以降のイタリア・スペイン国債買い入れに対する抗議の辞任とみられています。
EFSFによる国債購入がないと金融危機は一服しない

 シュタルク氏は、ドイツ連銀の前総裁であるウェーバー氏や現在の総裁バイトマン氏と同じ見解を持っているそうです。彼らのようなドイツの要人たちが、ECBの方向性に「ノー」というスタンスを明示していることはメチャクチャ、ネガティブですね。

 ところで、トリシェ総裁は8日、記者会見で、ドイツがユーロを捨ててマルクに回帰するべきではないかとのある記者の問いに声を荒げたそうです。

 総裁は「13年近くにわたりドイツに物価安定をもたらしてきたECBをたたえる言葉を聞きたいものだと強く思う」と、同総裁らしからぬ大きな声で答えたということです。

 なお、次期ECB総裁のドラギ氏は5日、ECBによるユーロ圏諸国の国債購入は「財政規律の原則の回避を認めるためではない」と警告し、各国政府にEFSF(欧州金融安定基金)の改革に本腰を入れるよう求めています。

 ドイツがいつまでも、ECBによる国債購入を認めることはない可能性が高いため、一日も早く、EFSFによる流通市場での国債購入を実現することが必要です。これが実現しない限り、欧州金融危機は一服しそうもありません。
外国人投資家の日本株売りは止まらない

 欧州に関しては、最終的には、ヨーロッパ合衆国を建国し、財政と金融の一体化を図るか、それとも、インフレにタカ派のドイツがユーロから離脱し、事実上ユーロが消滅するかのシナリオを考えています。

 ですが、どちらの結果になるにせよ、欧州の一般国民が、「そうなるのは仕方がない」と諦める(認める)ような、ショッキングなイベントが必要です。

 つまり、今回の欧州の危機が本当の意味で終了する最終局面では、欧州内の超大手金融機関の破綻、もしくは、公的管理などが発生するとみています。日本で、山一證券、長銀、日債銀が97年〜98年にかけて破綻したように。

 このような状況下、東京株式市場では、外国人投資家の日本株売りが鮮明になっています。8月の外国人の日本株売越額は1兆656億円と、リーマン・ショック直後の2008年10月の1兆695億円に匹敵する規模に膨らみました。

 この背景は、当然のことながら欧米の債務問題・金融システム不安でしょう。しかしながら、前述のように現時点において、その不安は全く解消されていません。

 むしろ、今回のシュタルク専務理事辞任で不安の度合いがワンステージ上がった感があります。当然の帰結として、日本株の割安感に着目した外国人投資家の買いは全く期待できません。今後も、売り越し姿勢を続けることでしょう。
日経平均はチャート的には底割れした

 一方、8月第5週(8月29日〜9月2日)まで、信託銀行が5週連続で買い越し、この間の累計額は6697億円に達しています。


これは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のリバランス買い(相場下落に伴い、時価ベースの組み入れ比率が低下した日本株買い)と、日銀のETF購入によるものと観測されています。

 情けないことに、公的な資金しか、日本株を買ってくれない状況です。しかし、GPIFや日銀の買いは相場を意図的に押し上げるような買いではなく、下落をスムージングする、または、下値を支える買いです。

 このため、彼らの買いが入っても、外国人投資家が売り越しを続ける限り、日本株は下落を続けることでしょう。

 テクニカル的には、日経平均の26週移動平均線(9日現在、9515.58円)は18週連続で低下しました。

日経平均株価(日足)緑が5日、赤が25日、青が75日移動平均線(出所:株マップ.com)

 13週移動平均線(同、9418.81円)は7週連続で低下し、今週は6月17日の週の終値である9351.40円を上回ると、13週移動平均線は8週ぶりに上昇することになります。

 しかしながら、現時点では、外部環境が悪化の一途を辿っているため、その可能性は低そうです。また、先週6日に8588.34円を付け、8月22日の8619.21円と、8月9日の8656.79円を割り込み、チャート的に底割れました。

 目先は3月15日の8227.63円を目指す見通しです。一方、当面の上値メドは9月2日の週の高値9098.15円とみています。外部環境が落ち着くまでは、日経平均は底値を模索する公算が大きく、下振れし易い相場が継続する公算が大きいと考えます。
■欧州危機収束まで投資家のリスク回避スタンスは続く

 ちなみに先週の市場では、米証券大手、ゴールドマン・サックスのトップ・アナリストが、「欧米経済の崩壊」を分析した54ページの悲観的な内容の極秘レポートを、ヘッジファンドなど重要顧客(VIP)向けに出したことが話題になっていました。

 市場の一部では、これを「Doom(ドゥーム)(破滅)シナリオ」と呼んでいます。当然このリポートでは、欧米経済は崩壊の可能性があり、「投資家は、市場の混乱に備えたポジションをとるように」と勧めているそうです。

 少なくとも、欧州の金融危機が収まるまでは、この「ドゥーム・シナリオ」に沿った動きが予想されます。つまり、投資家はリスク回避スタンスを継続することでしょう。

 よって、日本株はもちろん、世界各国の全ての株式はとてもじゃないが、安心して保有できないとみています。

 当面は、「キャッシュ・イズ・キング」です。幸いなことに、我々日本人は、「STRONG・YEN」が母国通貨です。欧米金融危機の嵐が止むまでは、円預金が最良の運用手段だと思います。


02. あっしら 2011年9月13日 02:10:21: Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

外国為替レートは、短期では名目金利差の影響を強く受けるが、長期的にはインフレ率の相違で調整される購買力平価に収れんするものだ。

日本経済のようにデフレ基調であれば、その通貨円は低率ながらもインフレである他の通貨に対して高く(強く)なるのは当然である。

(FXを含む「円キャリー取引」が横行することで円安が続いた2002年から2008年までの相場が“異常”だったのである)

国際通貨研究所の[ドル円]と[ユーロ円]の購買力平価と為替実勢価格のグラフを見れば、円がユーロに対して上昇余地がけっこうあることがわかる。
ユーロのほうが名目金利が高いのでその分円の上昇は抑えられるが、1ユーロが100円を切っても驚くようなことではない。


[ドル円]の購買力平価と為替実勢価格のグラフ
http://www.iima.or.jp/pdf/PPP/doll_yen.pdf

[ユーロ円]の購買力平価と為替実勢価格のグラフ
http://www.iima.or.jp/pdf/PPP/euro_yen.pdf


03. 2011年9月13日 03:58:43: 0OIHAGgZmE

全くその通り。

ガチャガチャと機械で大量生産して、国内では消化しきれないからと、右から左にバカバカと輸出すりゃ儲かるなんて事が永遠に続くわけないだろうが…

それに、今や世界中が需給ギャップの状況なのだ。

いい加減、頭を切り替えて次世代技術や製品の開発に力を入れたほうが良い。


04. 2011年9月13日 09:23:11: FEoHOU0mco
自動車にしても家電にしても、日本の製造業は、ブランディングに基づいた高付加価値商品の開発を怠ってきた。

トヨタにしてもホンダにしてもパナソニックにしても、「メイド・イン・ジャパン」ならではのプレミアム性を備えた商品は、ほとんどラインナップできてない。

だから、為替の変動に弱い体質ができあがっているのであり、このままでは早晩、生産設備は労働コストの安い海外のどこかに、移転しなければならないだろう。

もはや日本の製造業は、少々値段が高くても買ってもらえるような、プレミアム性のある製品に特化していかなければムリで、中国や韓国の製品に対し、品質やブランド力の面で圧倒的な優位を持ち得ない製品は、もちろん国内生産では維持できないだろうし、たとえ海外に工場を造っても、厳しい競争にさらされることになる。

そうした既存の産業の体質変換+新しい産業分野の開拓しか、日本の産業界が生き残る道はない。そういうことに真剣に取り組まないで、業績維持のために政府に為替対策を要望するのは、お門違いである。


05. 2011年9月13日 10:27:19: uKFoqoJusE
日本は輸出競争力に見合う賃金を払ってこなかった、だから輸出超過世界ダントツになってきた、
これが諸悪の根源です
経常収支がプラスにならないように、10兆円程度輸入超過を数年続ければ円安になりますよ
そのためには大幅賃上げが必要で、日本経済の再生には賃上げ以外にないと思うものです。

政府と日銀は限度一杯まで円安誘導しているので、これ以上は期待できないのです、この点で1995年時とは大きく異なるのです。


06. あっしら 2011年9月13日 16:37:25: Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

uKFoqoJusEさん、こんにちは。

ご指摘に強く同意します。

さらに言えば、生産性が上昇しているのに、給与体系の改定・派遣労働者増加などを通じてマクロレベルで賃金(可処分所得)を下落させてきました。

これがデフレ基調経済の主たる要因で、日銀を利用したリフレ策では対応できない根源的な問題です。


>そのためには大幅賃上げが必要で、日本経済の再生には賃上げ以外にないと
>思うものです。

すべての企業が大幅賃上げができる条件にはないので、輸出優良企業が先行して大幅賃金を行い、その効果が出てくるなかで他の企業も徐々に賃上げに動く「雁行」型賃上げが求められていると思っています。

一時的には収益圧迫要因になりますが、この15年間を振り返れば、中期的にみてどちらが得なのかは理性的判断がすこしでもあればわかるはずです。

輸出企業と言っても、すべてを国外需要に頼るわけにはいきません。利益の面から言えば国内市場が大きな支えになっています。
トヨタも、ダイハツが子会社だと言え、軽自動車が新車販売の半分に迫ろうという国内市場を放置するのは愚かです。

日本経団連など財界が、ミクロや短期でしか物事が考えられずそのような政策に吹き出せないのなら、デフレ基調から抜け出るために残された手は“バラマキ”的財政支出しかありません。


07. あっしら 2011年9月13日 16:39:46: Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

誤字を訂正させていただきます。


[誤]吹き出せないのなら

[正]踏み出せないのなら

不注意をお詫びいたします。


08. 2011年9月15日 01:10:01: EyFfrHrH3A
日銀工作員が多いな。円高デフレと失業はセットだろう。円高で人件費が相対的に高くなるのに、呼び込みしたところで海外企業が来るわけがないだろう。来るとしたら、どんな分野を想定しているのか。破綻したアイスランドのように金融立国でもするつもりなのか。
そもそも日本の何を期待して円を買うのか。日本を潰して新興国を発展させたいからだとしか思えない。
製造業の高品質化、付加価値化を求める、ある程度お金を持った消費者は世界では少数で、新興国の大半の消費者、先進国の落ちぶれつつある中流層は安くてそこそこ使えればいいという消費者心理に基づいて、コストダウンを図るために過剰品質は見直し、壊れやすく作ってまた買わせ、利益を上乗せするというビジネスモデルに日本企業を転換させたのはどこの誰なんだろうね。

09. 2011年9月15日 14:16:12: w8mGIiFTks
>円高は長期的には好ましい

>財布に入っている1万円札の価値が金貨1枚に相当するとしよう。これが円高になって金貨2枚に交換できるとしたら、一体、誰が嫌がるだろうか。

はい!コイツ馬鹿

円高になっても、財布の円が増える訳では無い。
円を基準に考えれば、物の値段が下がる事になる。

物の値段が下がれば、それを作りだす為の労働の価値=単価
が下がり、給与も下がる事になる。
結果、景気(購買力)が悪化し内需が萎縮して行く事となる。

いい事など一つも有りません!


平然と大嘘つくなよ
出口治明


10. 2011年9月15日 15:45:03: w8mGIiFTks
デフレの最大の要因は円高
失業、倒産、賃下げの主な要因は、円高とデフレ

デフレだから消費が萎縮し景気の悪化が止まらないのです。


円高を解決すれば全て解決して行きます


11. 2011年9月15日 17:20:27: w8mGIiFTks
なぜ金融緩和しても円高が続くのか。
金融緩和の効果が、全く隅々まで行き渡らないからです。

いくら金融緩和しても銀行止まりで、中小企業はそれ程の
恩恵を受けません。

そして緩和した分は市中を回らず、あっさりと大企業に取り込まれ
内部留保に化けてストックされます。
一部は配当に回り外資の手に渡りますが、外資もこのまま円高が
進むならより価値が増える事から、むやみにドルに変えず
円建てのまま保持するでしょう。

日本から金を借りている国は、世界の多くの国がそうですが、
このまま円高基調が続けば借金が目減りし得をします。


つまり、円高がこのまま進むと得をする勢力が大勢居て、
その動きに対しなんら効果的な手を打たないから、
ただ漫然と円高が進む事になるのです。


まあ、日本に金融政策を自由にする権利は無いんでしょうけど…

何もしなければ、このままデキレースの様に着実に円高は
進んで行き、日本はあらゆるレイヤーで損をする


12. 2011年9月16日 22:56:52: EwPR2irWWc
円高を止めるには、被災地や中小企業に、
殆ど無担保ゼロ金利で、日銀が直接ブッ込めばいい

ケチケチせずに、20兆でも30兆でも50兆でも

これを、弱インフレになるまで続ければ、自然と円高は
収まって行く。

それだけでなく、お金が給与や設備投資に回り、消費を
大いに刺激し内需も拡大し景気も良くなる。


何故やらない?この緊急時に
バカ日銀


13. 2011年9月16日 23:38:43: EwPR2irWWc
どんなに輸出が多くても、その儲けを100%吐き出せば
円高にならない。

儲けを吐き出さずストックするから円高が進む
ストックするとは、企業が内部留保を積み上げる事

もしこのまま円高が進んで行くのなら、企業はどんなに
円高になろうが、何とか利益を確保したら、それを速やかに
円に替え、給与として吐き出さず内部にストックして行く
事が最良の選択となる。

大企業はグローバル化してるから、円高でも利益は確保
できる。

これも円高の一因

株主も配当を受けたら、このまま円高が続くなら、何もせずに
円のまま保持すれば相対的に価値が膨らんで行く。

だから一切消費に回らない


内部留保の増加と配当が円高の一因ではあるが、何もそこへメスを
入れずとも、「このまま永遠に円高基調が続いて行く」と言う幻想を
粉々に打ち砕くだけでも、円高を終わらせる事が出来る。


14. 2011年9月18日 19:09:03: w8mGIiFTks
日銀が、年0.5%〜1%のインフレターゲット政策を実施する
とアナウンスしてみ?

これだけで嘘みたいに円高収まるからw


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