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http://www.jca.apc.org/~kitazawa/undercurrent/2011/end_of_eu_financial_domination.htm
2011年8月9日北沢洋子抄訳
ユーロ債の発行と新しいEU憲章の導入を(Transnational Institute) スーザン・ジョージ、ニック・バクストン
----問題の解決を妨げているのは、ユーロ貨ではなくヨーロッパ中央銀行である。ヨーロッパ中央銀行は政府にではなく、銀行に1%の利子で貸している。そして、銀行は、いまやジャンクとなったギリシアやアイルランドなどに、20%で短期融資している。
他の中央銀行の例に見られるように、ヨーロッパ中央銀行は「ユーロ債」を発行していない。今あるのは個々の国の国債と格付け会社にすぎない。ユーロ債は、個々の国での抑制のない投機を規制するためだけではなく、ヨーロッパに、個々の政府ではとうてい無理な環境に優しい巨大なインフラ・プロジェクトに投資することが出来る。)問題の解決を妨げているのは、ユーロ貨ではなくヨーロッパ中央銀行である。ヨーロッパ中央銀行は政府にではなく、銀行に1%の利子で貸している。そして、銀行は、いまやジャンクとなったギリシアやアイルランドなどに、20%で短期融資している。
他の中央銀行の例に見られるように、ヨーロッパ中央銀行は「ユーロ債」を発行していない。今あるのは個々の国の国債と格付け会社にすぎない。ユーロ債は、個々の国での抑制のない投機を規制するためだけではなく、ヨーロッパに、個々の政府ではとうてい無理な環境に優しい巨大なインフラ・プロジェクトに投資することが出来る。
(前文略、引用終わり)
ギリシアを始めとして欧州の各国が財政危機、債務危機に直面しているわけであるが、米国や日本にも共通していることである。世界に流動する過剰資本が、投機的なものを含めて跋扈するならば、一時的な波乱に巻き込まれれざるを得ない。
財政を収縮させるのでなく、世界的に真に必要なものに巨大に投資することが必要なのかもしれない。あれもこれもと既存のほころびに財政支出をするのでなく、未来をすえた投資を議論すべきだ。原発の廃止もその中に位置づけられよう。
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