http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/219.html
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http://jp.reuters.com/video/2011/09/09/
ギリシャでは緊縮策に対する国内の抵抗が強く、改革が進まないなか、支援国のドイツでは遂に、ギリシャをユーロ圏から追放すべきだ、との声・・
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第二の世界経済大収縮(恐慌?)の引き金を引くのは、欧州財政危機か米国財政危機か・・
多民族国家の統御を心得ている米国は国家的危機に遭遇すると、火事場の馬鹿力を発揮する。遠からず、米国は覇権国家の位置から自ら退場し・・普通の大国にソフトランディングするのだろう。
他方、多国家間の地域共同体=EUは財政主権を持たないまま・・単一通貨経済圏の片肺飛行を続けてきた。そのユーローは[米国発リーマン]の乱気流に呑まれたまま・・今もダッチロール飛行を強いられている。
EUに課せられた多国家主権の問題は、ポストドルの金融地政学を視野するうえで避けて通れぬ吊り橋のようだ。
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■ユーロ圏は「ミスター・ユーロ」ポストを創設も、危機教訓に
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920016&sid=aD6w1f9Pkcm0
9月9日(ブルームバーグ):ルクセンブルクのユンケル首相兼国庫相を含むユーロ圏の首脳らは、域内問題をより円滑に解決するため、「ミスター・ユーロ」のポスト創設を提案する見込みだと、フィナンシャル・タイムズ・ドイツ版(FTD)が報じた。
また、ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)の議長を務めるユンケル首相は、新しい「域内財務相」に道を譲るため退任する用意があるという。同紙は情報源を示さずに報じた。
オランダは財政赤字規則に違反する加盟国に制裁を科す権限を持つ新しい欧州委員を設けることを提唱している。
ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領は、欧州連合(EU)のファンロンパイ大統領がユーロ圏財務相の定例会合の議長を務めることを提案したという。
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■シュタルク理事、財政権限のさらなる譲歩必要・・財政主権を中央に
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=a.QD3t1.3kUw
9月9日(ブルームバーグ):9日に辞任を発表した欧州中央銀行(ECB)のシュタルク理事は、ユーロ圏各国が財政的な権限を中央当局に一段と譲る必要があるとの見解を示した。ドイツ紙ハンデルスブラットへの寄稿で明らかにした。
同紙によると、シュタルク理事はユーロ圏の財政・経済統治を確保するには「広範囲に及ぶ改革」が必要だと指摘。各国が予算権限を、より上位の欧州レベルの機関に移すことが「不可欠だ」との認識を明らかにした。
同紙によれば、シュタルク理事は放漫財政がユーロ圏の財政的な安定を大きく損ねたとし、ユーロ圏の制度的枠組みの「飛躍的な進歩」が必要だと訴えた。寄稿文は12日付の同紙に掲載予定。
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