http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/198.html
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(回答先: 米大統領が4470億ドルの雇用対策提案、労働者・企業向け減税柱 識者はこうみる 投稿者 sci 日時 2011 年 9 月 09 日 12:40:55)
http://www.youtube.com/watch?v=DbT9FZAlWF8
Obama's Job (Stimulus speech) (9-08-2011)
http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2011/09/09/013739.php
感動しないオバマ大統領の雇用演説
2011/09/09 (金) 10:23
オバマ大統領の雇用演説が予定通り行われたようです。ネットでスピーチを聴けるのかなと思っていたのに、今のところスピーチの全文を読むことができただけです。
期待はしていなかったのですが、スピーチの内容を知り失望しました。これでは、一体、何のための演説であったのでしょう? 却って無策であることを世間に証明しただけなのです。
内容的には、今まで言われてきたようなものばかり。労働者の所得税減税、長期失業者を採用した企業に対する減税、公共事業の実施、教職員の採用など。
で、そうした政策は、何も民主党独自の案ではなく、共和党の考えも十分反映させているので、議会は法案を早く通して欲しいと訴えるばかりなのです。 Pass this job bill という言い回しが何度も何度も出てきます。そんなに何度も言われると議員の方も嫌になってしまうかもしれません。
ところで、以前、雇用創出の目玉であった輸出促進、つまり5年間で輸出を倍増するという計画はどうなったのでしょう? 今や、そんな言葉は出てきません。とすれば失敗したということなのでしょうか? まあ、公共事業をやるというくらいですから、輸出の増加による雇用増はあまり期待できないと知ったのでしょう。
それにしても、オバマ大統領は、やっぱり普通の政治家だと思わずにはいられません。というのも、経済の原理が分かっているようには思われないからなのです。
何故、米国の大企業は収益を改善させているのに、雇用を増やさないのか?
実は増やさないのではないのです。増やしているのです。でも、増やしているのは海外の労働者に対する雇用であって、国内の労働者に対する雇用ではないのです。だから、米国の失業者が減らないのです。
つまり、米国の企業は海外の労働者の賃金が安いから、海外の労働者を使おうとするのです。
オバマ大統領はこんなことを言っています。
We shouldn't be in a race to the bottom, where we try to offer the cheapest labor and the worst pollution standards. America should be in a race to the top. And I believe that's a race we can win.
確かに環境基準とか安全基準を引き下げることによって、企業のコストダウンを図ろうとするのは邪道なのでしょうが、しかし、賃金を柔軟にすることを邪道だと言うことはできません。それを受け入れることが労働者にとって大変つらいことだとしてもです。それが嫌ならスキルアップを図るしかないのです。二つに一つです。
オバマ大統領は、最後にはいつもと同じようなことを言っています。
Let's get to work, and show the world once again why the United States of America remains the greatest nation on Earth.
確かにアメリカには世界をリードする部門も多いのでしょうが、しかし全体としてみた場合、果たして、世界一と世界が今も認めているかは疑問であるのです。高校生の退学率を他の国並みに落としてから言うべきではないのでしょうか。
以上
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