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ヘッジファンド出身のスイス中銀総裁が宣戦布告! 日本の再介入はあるか?
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/193.html
投稿者 尚林寺 日時 2011 年 9 月 09 日 09:20:27: JaTjL5JPya4go
 

http://zai.diamond.jp/articles/-/117457?page=2

■ユーロ/スイスの急落を背景に下落し続けたユーロ/米ドル
今週もユーロの下落が続いており、1.4200ドル、1.4100ドル、1.4050ドル、そして1.4000ドルに並ぶバリアの手前で一度は確実に跳ね返されるものの、戻りは極めて鈍く、9月6日(火)の海外市場では、巨大なバリアの1.4000ドルをも突破して、一時は1.3992ドルまで下落しました。 
ユーロ/米ドルの下落は、ユーロ/スイスフランの急落が要因の1つでもあったのですが、そのユーロ/スイスフランに歴史的なイベントが、9月6日(火)に起きたのです。

■介入により1000ポイント強もユーロ/スイスを押し上げた
9月に入っても、為替市場の主役はスイスフランでした。 
避難通貨と言われていたスイスフランですが、このところの乱高下により、避難通貨どころか投機色をかなり強め、大きな値幅を伴って上下動しています。
止まらないスイスフラン高に対して、スイス国立銀行(SNB)から自国通貨高抑制策が立て続けに出されており、ユーロ/スイスフランは8月下旬には1.2000フラン近辺まで押し上げられました。 
ところが、 ユーロ/スイスフランはユーロ圏の混乱を背景に9月に入って下げ足を速め、9月6日(火)のロンドン市場序盤には1.10フラン台前半までスイスフラン高が進んだのです。
そのような中で、SNBから突然、次のような発表が行われました。 
「Swiss National Bank sets minimum exchange rate at CHF 1.20 per  euro(ユーロ/スイスフランのミニマムターゲットは1.20ーSNB)」
つまり、ユーロ/スイスフランの1.20フラン以下は容赦しないという意味です。 
そして、「Ready to buy foreign currencies in unlimited  quantities(そのために無制限介入をする用意がある)」
マーケットは一瞬、静寂。 
その後、SNBは巨大な金額とともに為替市場に介入。あっという間に、ユーロ/スイスフランはミニマムターゲットである1.2000フランを突破し、一時、1.2201フランまで急騰しました。 
SNBは有無を言わさず、わずか2時間あまりで、1000ポイント強もユーロ/スイスフランを押し上げたのです。これは、米ドル/円であれば10円以上押し上げたことになります

■ヘッジファンド出身の中央銀行総裁の宣戦布告
SNBのヒルデブランド総裁はヘッジファンドの出身で、そのため、マーケットというものをかなり熟知しているようです。
まず、先月からスイスフラン高抑制策を立て続けに発表し、一時的ではあったものの、相場をスイスフラン安に誘導しました。 
そして、マーケットが再びスイスフラン高に傾いた今回、ミニマムレベルを宣言したのです。 
その後は実弾介入で、ユーロ/スイスフランを宣言どおりの1.20フラン台まで、強引に押し上げるという離れ業を演じました。 
ただ、 マーケットには「一国の中央銀行が相場を操作するのは不可能」というコンセンサスがあり、いくら介入しても、介入を停止した時点で、再びスイスフラン高になる可能性があります。
それでヒルデブランド総裁は念を入れて、 「Ready To Take Further Measures If Needed(必要であれば、さらなる手を打つ用意がある)」とまでコメントしたのです。

ヒルデブランド総裁のマーケットへの宣戦布告により、ユーロ/スイスフランはそれ以降、1.20フランを割り込むことはなく、現執筆時点も1.2080フラン近辺で推移しています。
中期ではわかりませんが、短期的には、ユーロ/スイスフランは1.2000フランを下回ると再び大規模介入が入る可能性が高いため、 今のところ、1.2000フランがceilingとなっています。
その結果、ユーロ/スイスフランのボラティリティ(変動幅)は急落しており、 ユーロ/スイスフランは当面1.20〜1.23フランの狭いレンジで推移することが見込まれます。
現時点では、ヒルデブラント総裁の目論見どおり、ユーロ/スイスフランは1.2000フランを保っていますが、今後も、その動向に注目が集まっています。

■スイスフランが避難通貨から離脱し、「円」の行方は?
SNBが自国通貨高の阻止に向けて大胆な政策をとったため、一部の海外勢から、「日本の当局も、スイス同様の大胆な円高対策をとるのでは?」といった憶測も飛び出しました。 
この件に関しては、五十嵐財務副大臣の「スイスは経済規模が小さく、おのずと金融政策も違う」というコメントが伝えられました。 
しかし、この発言は 「単独介入の可能性」を否定するものではなく、仮に日経平均株価が急落するようなことがあれば、単独介入が行われる可能性は高いのではないでしょうか?(中略)

 

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