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ユーロ崩壊は秒読み&不可解な大規模国債購入が始まった・・・各国中銀の金も買い漁るのは誰?
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/181.html
投稿者 尚林寺 日時 2011 年 9 月 08 日 10:15:02: JaTjL5JPya4go
 

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=256531

●ユーロ圏の株価急落
実態は銀行株など金融系企業からの資金逃避であり、ギリシャのデフォルトは不可避と見始める投機家が増えています。となると、ギリシャ債を持つ金融機関の大損は明らか→資金逃避という動きになるのも不思議ではありません。

●スイスが自国通貨高の抑制へ
ユーロ全域に渡って不安が増大する中、過度な自国通貨高を抑えるため、スイス中央銀行は「スイスフランの対ユーロ目標水準を設定し、達成のためには無制限の外貨購入もある」という方針を打ち出しました。

このスイスの動きはゴールドにも大きく影響します。宣言だけで「スイスは外貨購入の軍資金としてゴールドを売るのではないか」という憶測が広がり、これに続いて「追い込まれた各国政府(中銀)が国家維持のためにゴールドを売る」という動きを起こせば、ゴールド相場が急落する事態も想定できます。そして、もしその状況下でもゴールド相場が維持されるとすれば、「買っているのは誰?」→「そいつが何か企んでいる」という絞込みができると思います。今後も国家の動き(特に通貨対策)とゴールド相場に注目していくべきでしょう。

●なぜか世界中の国債が買われている
先月のアメリカ国債格下げ、そして直近のユーロ危機と、国家崩壊がますます現実味を帯びてきている状況で、なぜかそれらの国の国債金利が下降しています(=買われている)。8月に入って日米欧豪の金利下降が急激に起こっており、これほどの規模で一気に資金が集中するのは、大きな勢力による一括指令によるものではないかと推測されます。金貸し勢力による世界規模での国債暴落のためのタマ集めが始まったと見なせます。

★国家崩壊の危機が先延ばしされたアメリカに対して、ユーロ圏は今にも崩壊しそうな状況です。更に、国家維持のためにゴールドが売られ・・(それを買占め)・・世界中で国債が買われ始めたことからも「いよいよ・・」が《とうとう》のようです。(小西良明/中略) 


 

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コメント
 
01. 2011年9月08日 10:22:54: 3CNLte9sGM
超富裕層は、普通の金融資産課税だけでは逃げるから
金など商品取引への課税を高めると資源投機インフレ防止になる上に
財政赤字縮小・格差縮小と社会保障の原資になる

しかし闇取引が増えると、世界的な課税・警察機関が無ければ、結局ザルになってしまう
実際の超富裕層の大部分は(途上国では特に)政府関係者だから
そうした大衆向け政策が取られる可能性は当分はなさそうだな


02. 2011年9月08日 11:08:42: 9B4GMCc2Xg
ユーロ崩壊はない。

ドル崩壊が間近なので、米国債を買わされていたEUの金融機関がガタついているだけだ。

米国の盛大なバブル崩壊のあと、世界経済は平穏になります。


03. 2011年9月08日 12:51:50: Pj82T22SRI
>なぜか世界中の国債が買われている

単に世界景気が後退すると思われてるからじゃないか?
それに買われてるのは国力が安定している格付けの高い国ばかりだ


04. 2011年9月08日 18:20:25: wIcpB1Tc7I

>ただ眺めて一服、巨額に、桃色吐息、否、諸々吐息 朦朧吐息
「欧州通貨同盟の危機を9歳の子供の目から見れば、
欧州の地域政治の行き詰まり:周辺国救済のコストを誰が負担すべきか?」
http://livedoor.2.blogimg.jp/hiroset/imgs/c/2/c2763203.jpg
レゴ(Lego)で学習する欧州通貨危機
http://markethack.net/archives/51766117.html
http://blogs.reuters.com/felix-salmon/files/2011/09/09-06-11-EOTM-European-Minifigure-Union.pdf

ヨーロッパの借金の相関図(2009-12-31)NYタイムズ
Europe's Web of Debt - Graphic - NYTimes.com
http://www.nytimes.com/interactive/2010/05/02/weekinreview/02marsh.html
大画面(和訳つき)(矢印の方向が「返さなければならない額」です)
http://2.bp.blogspot.com/_APxtmf77Bzc/S_DCSq4l_8I/AAAAAAAAADY/CASiys2rUto/s1600/1273343838039.png
NYタイムズのヨーロッパの借金の相関図 大画面(矢印の方向が「返さなければならない額」です)
http://twitpic.com/1nzr49/full



05. 2011年9月08日 20:28:59: Pbr84QGn9Y
EUとか米国とかではなく、真っ先にアウトになりそうなのは日本だよ。
なんかね。日本の問題は、もちろん、国民ひとりひとりの問題でもあり、当然自分の責任にも関わってくる。どうもそういうことから目を背けて、他国の暴走から日本、いや自分自身の嫌な問題を世界全体の問題にすり替え、すべて水に流してしまえという幼い精神性が透けて見える論調が蔓延っているねえ。

06. 2011年9月08日 23:12:28: Pbr84QGn9Y
不可解な大規模国債購入の奇形国家の総本山が、郵貯を筆頭とする日本の金融業者だろが。恐怖で凍りついて国債にしがみつく病巣の日本に、米国やEUがあとを追ってきてもなにを不思議がる必要がある。

07. 2011年9月09日 06:46:36: Pijo5v1olc
経済学史から見れば、これまで人類は何をしてきたのかということになりそうだ。
経済のメカニズムもわからず、何の理論を展開してきたのか?
関係者は大いに恥じるべきだ。

08. 2011年9月09日 14:58:52: 5RmXxkzupI
社会が真に成熟していけば、「バーター制」になり、貨幣は消滅していくでしょう。

09. 2011年9月09日 17:19:09: sMG5t6K5J6
貨幣とは労働の価値(結果)を換算し、ストック可能にした物
今はありとあらゆる物が、この価値に換算されている。

金融とは、詐欺師がその価値を他人からかすめ取る仕組み


10. 2011年9月10日 11:06:48: CVCTBSmFO2
2chアク金だからこっちに書いてみた。

簡単な解決は、日銀の国債直接買い入れでドル150円目指すのと日銀の海外資産ほぼ直接購入。
ほか無理だべ。そのあとでTPPならいける。直接の為替介入はほとんど意味なし。
増税で頑張れば超絶円高。国内産業の韓国中国への移転促進完了後にTPPで食料品輸入困難で奴隷状態へ。
各国へ移植された日系たいは2-10年で完全に経営者は入れ替えされ移植完了。
KCIA民主党のお望み通りだね。

あと、肺がんのほんとの原因はたばこっていうより、大気内核実験していた時の体内被曝で、肺がん患者のベクレル計測できればはっきりするね。

いつも2chでアク金なのでお邪魔してみましたした。


11. 2011年9月10日 11:27:06: CVCTBSmFO2
2ch永遠アク禁なった様なのでこっちに書いてみます。

TPP・円高・産業空洞化・雇用の喪失・税収不足に一番
簡単な解決法は、日銀の国債直接買い入れでドル150円目指すのと日銀の海外資産ほぼ直接購入。 直接の為替介入はほとんど意味なし。。
そのあとでTPPならいける。直接の為替介入はほとんど意味なし。
増税で頑張れば超絶円高。国内産業の韓国中国への移転促進完了後にTPPで食料品輸入困難で奴隷状態へ。
各国へ移植された日系産業は2-10年で完全に経営者は入れ替えされ移植完了。
KCIA民主党のお望み通りだね。

ps:また肺がんの原因は、煙草より大気中核実験時代に体内被曝した事の方が影響大きく、それを誤魔化すための煙草キャンペーンかも。
肺がん患者の死後の肺のベクレル計測すればはっきりする。

2ch書けないのでお邪魔しちゃった。ああすっきり。キリッ!


12. 2011年9月10日 18:06:00: GEaXq6LVeY
>>11  このような柔軟な発想、軽妙な読み、がこれからのわが国にとって最も大切なことです。イルミナテーに対抗するには、国民1人1人がこの方のような創造的思考を持てば日本の再生はあると思う。

13. 2011年9月10日 22:40:05: NRvAM7Ti0k
いろんなシュミレーション、シナリオがあるからね、
日本人も動かされるだけじゃ駄目だろう、
まだまだ甘い、
歴史の勉強をしよう

14. 2011年9月11日 07:59:06: v88RRoQWlk

 ユーロ危機がささやかれ出したころ、それでも事態が悪化しなかったのは、中国を中心とするアジアから大量のマネーが流れ込んでいたからだ。ところが、中国が金融商品から現物本位に戻ったことで、流れが止まった。

 今はまだEU、IMF、ECBが責任を分割しながら負債の山を膨らませることでバランスを維持しているが、限界は間近にきている。

 EU最後の支えである北欧圏の人々が南を軽蔑していること。これが、国民の感情で見たユーロ危機の基本なのだ。

 ユーロはすでに非常に不安定になっており、この先、危機が連鎖、拡大したとして持ちこたえられるかどうか、誰にもわからない。

 しかし、今、崩壊に向かっているのはユーロのシステムだけではない。

 2008年の食糧危機は、信用不安の高まりによって投資ファンドなどが金融商品や金融派生商品で運用していた資金を現物市場へ投じたことが引き金になった。世界の商品先物市場の取引は1日に数十兆円規模で、株や債券に比べると100分の1以下。バブル化した金融市場で運用されていた世界中の投機資金が限られた市場へ大量に流れ込めば、どうなるかは明白だ。

 だが現在の状況はどうだろうか。金融危機後、各国は自国の金融機関の救済のために、巨額の資金を市場に注入し続けている。何千億ドルというマネーがだぶついているが、経済成長を止めてしまった欧米諸国にうま味のある投資先は見つからない。そこで、投機マネーは少しでもマシな投資先として新興国と現物市場に向かい、そこで小さなバブルを作り出している。

 これに拍車をかけたのがFRBによるQE2だった。開き直ったかのように米国債の大規模な直接購入を続けていくと宣言したことで、世界中に無制限にドルがバラまかれた。あふれた裏付けのないドルは、投機先と現物との結びつきを求めて、新興国と現物市場へ流れ込んでいる。

 イラク、コソボでは成功した闇の権力者たちの火事場泥棒も、今回のリビアをきっかけに大きくつまずく可能性が高い。なぜなら、彼らが作り上げてきた「基軸通貨ドル」と「覇権国家アメリカ」を使った支配のシステムに綻びが生じているからだ。
 
 世界情勢になにか異変が起こると、かつてであれば為替市場ではドルが買われた。それは、最も安全なところに殺到する人間の心情であり、ドルは信認の厚い通貨だった。かつて非常時のキーワードは「有事のドル買い」であり、それが「有事のドル売り」へと変化することなど考えられなかった。
 
 今回の中東・北アフリカの混乱を受け、為替市場ではドル売り、円もしくはスイスフランの買いが進んでいる。その背景には、中東・北アフリカの混乱が拡大して原油価格が高騰すると、ヨチヨチ歩きのアメリカ経済が再び減速するのではないかという読みがある。
 
 原油価格高騰によってガソリンの価格が上昇すると、それがアメリカに暮らす人々の家計部門を直撃して個人消費を低下させる。そうなった場合、アメリカは沈み込み、ドルは価値を持たない通貨となる可能性がある。
 
 こうした心理が「有事のドル売り」を呼んでいる。そして、そんな分析が大手メディアの誌面に堂々と掲載される。これこそドルの信認低下を象徴する現象だ。危機が生じた時には最も信頼性が高い通貨を持つことが重要であり、誰も受け取らないような通貨は使えなくなる。
 
 つまり、取引の対価として、いつでも誰でも受け取る通貨、それが信認の厚い通貨というわけだ。これまで世界中で最も信用されている通貨が、基軸通貨の役割を担ってきた。20世紀初頭にはポンドがその役割を担い、1930年代にその座を奪ったのがドルだった。
 
 ドルの信認が、金融危機を境に著しく低下している。この状況を理解するには「米ドル」の隠されたカラクリを説明する必要がある。

 ドルを発行している米連銀(FRB)の株主の多くはアメリカ人ではない。欧州や中国、インドネシア、日本などの複数の地域や国家に、ドルを刷る権利を持つ勢力(=株主)が存在しているのだ。

 その結果、現在世界には2種類のドルが存在している。

 「国際通貨として使うことのできるドル」と「アメリカ国内でしか役に立たないドル」だ。

 実は、2008年の金融危機以降、FRBが刷っているドルは国際通貨として各国から相手にされていない。

 この2種類のドルについて理解してもらうには、従来の金融界と今まで一般には知らされていなかった隠れた仕組みをを説明する必要がある。

 世界中のどこからも独立していて、ドルや他の紙幣を刷る権利を持っている地域・団体(国家を含めて)が、現在252存在する。米ドルは昔から純粋なアメリカの通貨とはいえず、それらアメリカ以外の国・団体・地域でも米ドルの印刷、もしくは銀行のコンピュータに数字として入れる作業が行われてきた。

 たとえば、日本に対米黒字があった場合、その分のドルは日本で印刷もしくは入力されてきたのだ。その際、通貨番号に対してある符牒が施され、その暗号によって国際通貨として認められるドルと、認められないドルに分けられてきた。

 ところが、アメリカが金融立国へと舵を切った後、FRBはこうしたルールを無視してドルを発行するようになり、金融資本家と闇の権力者たちとの間で激しい利権争いが繰り広げられてきた。

 特に問題となったのは、金融危機後の2008年9月以降にFRBが発行した13兆ドルだ。普通ならハイパーインフレを引き起こしてもおかしくない発行量であり、現在世界に出回っているドルの量をアメリカの実物経済の価値で割ってみると、今の1ドルは0.03セントの価値にしかならない。

 それでもドルが暴落しない理由は、FRBやアメリカと同盟関係にある国以外の株主が発行しているドルに、まだ国際通貨としての信用があるからだ。この状況は、リーマンショック以降から続いている。

 しかし、このFRBとその背後にいるドル石油体制を支持する闇の権力者たちの一派が刷るドルも、まだアメリカ国内や一部の国では使うことができる。そのため、彼らはダウ平均のかさ上げ工作や傭兵への給料の支給などが可能で、権力の座を維持している。

 また、ジャンク債中心の債券市場やタックスヘイブンなどで自分たちの刷ったドルをマネーロンダリングし、世界で使えるお金に換えている。

 2008年金融危機後にFRBが刷ったドルの受け取りを拒否したのが中国だ。しかし、これが表面化してしまうと一気にドルの下落が始まる。そこで、中国国内の一部勢力やイギリスが間に入り、不足分を金(ゴールド)などの現物で立て替えてきた。そのおかげで、FRB発行のものも含めて1年ほどは世界でドルが機能した。
 だが2009年9月以降、両勢力ともついにドルを支えることをやめた。これがイギリス王室と米連銀の所有者たちとの決裂の時だった。こうして2008年9月以降にFRBが刷ったドルが世界中から国際通貨として認められなくなり、札に印刷された符牒(=紙幣番号)によって世界で国際通貨として機能するドルと、しないドルの2種類が存在することになった。そして、符牒のあるドルは「1ドル=金1グラムの28分の1」の金本位制になっている。それがコモディティである金の高騰につながり、中国やインドなどが金準備を急速に増やしている要因にもなっているのだ。

 この一連の出来事こそが、この金融危機後の混乱の隠れた原因なのだ。

 世界のドル離れの傾向は顕著だ。中国の動きに同調したのは、産油国の王室だった。ペルシャ湾岸アラブ産油諸国(GCC)は同時期に新しい通貨を発表し、石油のドル建て取引をやめるという判断を公にした。

 ちなみに、GCCはサウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦、バーレーン、カタール、オマーンによる連合で、参加国全体のGDP規模は1.2兆ドル、世界の石油の約4割を握る一大勢力だ。

 このGCCが中国、ロシア、日本、フランスと協議し、石油のドル建て取引ををやめると発表。今後は、日本円、中国元、ユーロ、金地金、そしてGCCが予定している通貨統合で作られる新通貨を加重平均した通貨バスケットを使うという。このビッグニュースは日本のマスコミでは黙殺されたが、海外ではイギリスのインディペンデント紙などが報じ、「すでに各国の財務相と中央銀行総裁がこの件で秘密裏に会議した」とまで伝えた。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11810920091006

(転載開始)

アラブ諸国、原油取引での通貨バスケット建て移行を協議=英紙
2009年 10月 6日 11:55 JST

 [シドニー 6日 ロイター] 英インディペンデント紙(電子版)は6日、アラブ湾岸諸国が原油取引での米ドル利用を中止し、通貨バスケット建て取引移行に向け、ロシア・中国・日本・フランスなどと極秘に協議していると報じた。

 ロバート・フィスク中東特派員によるこの記事を受け、ドル相場は軟化した。

 同紙がアラブ諸国の関係筋および香港にいる中国の銀行関係者の情報として伝えたところによると、通貨バスケットは、円・人民元・ユーロ・金のほか、サウジアラビア、アブダビ、クウェート、カタールなど湾岸協力会議(GCC)関係国が計画している統一通貨などで構成される。

 記事は「ロシア、中国、日本、ブラジルの財務相と中央銀行総裁らがすでにスキームについて極秘の協議を行っており、原油取引は今後、ドル建てにならないことを意味する」と指摘。また、この協議にはフランスも関与しているとされる。

 同紙によると、米当局はこの協議が行われたことを認識しているが詳細を把握しておらず、「この国際的な陰謀には対処する」姿勢を示しているという。

 ドル建ての原油取引を止めるとの観測はここ数年、度々浮上しているが、専門家の間では直ちにそうなる可能性は低いとの見方が有力だ。

(転載終了)

 対米追従路線の日本、サウジアラビア政府はすぐにこの報道を否定したが、市場の受け取り方は違っていた。GCCの目指す石油取引の通貨バスケットに金地金が含まれると伝えられたことを受け、金相場が急上昇。ドルへの不信感を反映するように、その時点での史上最高値を更新し、1トロイオンス1050ドルを超えた(現在1856.4ドル)。

 こうした石油取引のドル離れの動きは、なにも最近になって浮上した話ではない。中東の産油国がEUやロシア、日本などを巻き込み、石油販売をドル建てから諸通貨のバスケット建てに移行するというプランは、2006年ごろから何度も報じられている。

 なかでもここ1、2年に起こった変化の注目点は、中東の親米国サウジアラビアがドル離れの陣営に加わっていることだ。

 WTI(テキサス州原油価格)の「国際石油価格」は1バレル80〜90ドルだが、毎日の石油売買のうち、どの程度がこの高値で取引されているのかは不明だ。産油国は昔から、イスラム諸国や開発途上国に対しては安値で石油を売る傾向があった。

 最近も、サウジアラビアがイランに1バレル20ドルという国際価格の4分の1以下で原油を売っていることが明らかになり、話題になった。スンニ派が支配する親米国家のサウジアラビアが、シーア派を国教とする反米国家のイランに安値で石油を売る。従来の常識では考えられないことが起こっているわけだ。

 実際、各王子が石油利権を分け与えられているサウジアラビア王室の中には反米的な王子もおり、彼らは石油を安値で各地の反米イスラム勢力に売っているという。中南米では、同じくベネズエラのチャベス大統領が周辺諸国に安値で石油を売り、反米勢力の拡大に力を注いでいる。

 2011年3月、WTI原油先物指数が2008年10月以来の1バレル100ドルを突破した。アメリカのQE2によって資源バブルが再来した形だ。前回の資源バブルは2008年7月にピークを打ち、その後雪崩を打つように崩壊した。

 しかも、この資源バブルに追い打ちをかけるように、中東・北アフリカでの混乱が生じている。特に産油国であるリビアが空爆を受けていることにそれなりの理由がある。リビアは、世界でも指折りの高品質で採掘しやすい油田と天然ガス資源がある一方、カダフィは金本位制の新しい通貨を作ろうと計画していたからだ。もしこの計画が実行されていたら、金(ゴールド)の現物不足に陥っているフランス、イギリス、イタリア、アメリカはリビアの資源の取引相手から排除されてしまう。その狙いを頓挫させるために、反政府勢力の蜂起という形を取らせたのだ。

 オバマは2011年4月27日、世界的な原油高騰への対応策として産油諸国に増産を要求した。しかし、原油価格に関して彼が懸念すべきは、実は別のところにある。

 国際原油価格の指標とされる世界3大原油のうち、テキサス州で産出される原油と、イギリスの北海で算出されるブレント原油の価格差が広がっているのだ。2011年5月5日の時点で、WTIの価格は1バレル99ドルで、イギリスの北海ブレント原油の価格1バレル109ドル。

 これまで、両者の価格は同等かもしくはWTIが若干上回るのが常だった。WTIが10ドル以上もブレント原油より安くなることは、まさしく異常事態なのだ。

 このことが意味するのは、WTIがもはや原油価格の国債指標として機能しなくなってしまったことだけではない。現在も、世界のほとんどの国の原油取引にはドル決済が用いられているが、そのドルの価値に米国内と国外で差が生じているということなのだ。

 国際通貨であるはずのドルの価値は、国外で大幅に低く見積もられている。

 現在、世界のドルの約9割を保有しているのは外国及び外国人であり、国外でドルが信用を失うということは、通貨としての死を意味する。

 ドルの死を予兆させるのは原油価格ばかりではない。FRBが2011年4月25日に発表したドルの実効レートは、1973年の変動相場制移行以来の最安値を更新。ムーディーズもフィッチもスタンダード&プアーズ(S&P)も、米国債の長期格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に格下げしている。さらに、中国で唯一ソブリン格付けを行う大公国際資信評価は、「アメリカはすでに債務を怠っている」として、中国を含めた債権者の財産の毀損を非難している。

 これに先立ち、オバマは2023年までに社会保障費の削減や増税で財政赤字を4兆ドル減らす再建計画を打ち出したばかりだったが、効果はなかった。

 ドルへの信頼が失墜する中、世界ではアメリカ離れが進んでいる。中国政府は3兆ドルものドル資産の3分の2を売却すする方針で検討に入った。ラテンアメリカでも、アメリカ支配からの脱却を目指す「中南米・カリブ海諸国機構」が発足する。

 中国からのアメリカとドルへのメッセージは強烈だ。

 中国は2009年のピーク時には2000億ドル保有していた短期米国債を翌2010年に見限り、現在では保有高を50億ドルほどにまで減らしている。しかも、アメリカ政府は2011年1月末(年に数回行う政府間の国際決済日)に支払い不能となった。すると、中国は長期米国債についても手放し始め、5カ月連続で売却し続けている。

 また現在、米国債の金利は史上最低に近い水準にある。通常なら債券の金利が低いことは、買い手が多いことを示す。つまり、米国債のリスクはとても低い状態、ということになる。

 ところが、米国債の将来のリスクを示すCDSの価格(債権の破綻に備える保険の料率)は、ガイトナーが国債の上限を超えてしまったことを発表した翌日の5月17日から急上昇し、6営業日の間に価格が3倍になった。現時点のCDSが示す「米国債が今後1年間に破綻する可能性」は、インドネシアやスロベニアの国債より高くなっている。

 また、対米従属を続ける日本も、ようやく公にドルの危機を言葉にするようになった。

 これは内閣府のリポートについて、ロイターが伝えた記事だ。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21412720110528

(転載開始)

世界経済は歴史的転換期、ドル基軸変質の可能性も=内閣府リポート
2011年 05月 29日 08:14 JST
 
[東京 28日 ロイター] 内閣府は28日、世界経済の現状と見通しを分析した「世界経済の潮流2011年」をまとめた。リポートでは、市場の一体化が世界的に進む「全球一体化」と、新興国の台頭で、現在の世界経済は大きな構造変化が進行する「歴史的な転換期にある」と指摘。
 日本は、一次産品価格の上昇を前提としたエネルギー戦略や貿易構造を構築することが必要だと主張した。新興国の存在感が高まることで「ドルを基軸通貨とする国際金融システムも、徐々に変質する可能性がある」との見通しも示した。
 内閣府は「財」、「資本」、「労働」市場などで一体化が世界同時に進行している状況を「全球一体化」と名付け、単なる国際化を含意する「グローバル化」と区別して定義。財市場では、新興国の実需増や金融商品化が一次産品の価格高騰を招き、資本市場でも世界経済の不均衡(グローバルインバランス)の再拡大と新興国バブルが進む一方、先進国金融機関の寡占化や巨大化が進行するなどリスクが増大しているなどと分析した。
 その上で、新興国の台頭で価値観が一段と多様となり今後の国際協調がさらに困難になること、新興国での所得格差が広がりが政治・社会の不安定性さを増大させかねないこと、優れた人材の流出が進みやすくなることなどもリスクとして列挙。日本は価格競争だけに頼らない産業・貿易構造を作り上げることや、経済・金融システムの健全性確保に向けた政策、財政の持続可能性確保に向けた取り組みなどが必要だと指摘した。

(転載終了)

「ドルを基軸通貨とする国際金融システムも、徐々に変質する可能性がある」という非常にソフトな表現ながら、内閣府がドルの衰退を指摘したことには希望が持てる。

 現実には中国に限らず他の多くの国々も米国債を売却する傾向にあり、金融危機以降にFRBが大量にドルを刷ったことも影響し、現在アメリカはひどいインフレに陥っている。

 こうした状況を受けて、アメリカ国内では各州政府が独自の動きを見せ始めている。ドルのヘッジとして、原油や金などのコモディティが買われているのだ。

 まず、ユタ州は連邦政府の経済運営に対する不信感から、事実上の代替え通貨として金の売買を容易にする措置を取った。具体的には、米国連邦政府発行の金貨・銀貨を法定通貨と見なす法律を州議会が可決。州知事が署名し、2011年5月7日に正式に発行した。

 もちろん、これで金貨・銀貨の時代が戻ってきたわけではない。法律上の金貨・銀貨の扱いが、資産から通貨の範疇に入っただけだ。仮に重量1トロイオンス(31.1034768グラム)の50ドル金貨があったとしよう。今の金相場で換算すると、金貨には1859.5ドルの価値があり、法律上、資産として扱われてきた。

 そして、従来はこの1トロイオンス金貨をコイン商で購入すると、買った人は売上税を払わなければならなかった。また、1枚1859.5ドルで買った人が2000ドルで売却した場合、売却益にキャピタルゲイン税が課されていた。しかし、法定通貨と見なす法律を発行したユタ州では、今後、通貨と通貨の交換、両替をしたという扱いになるので、どちらも非課税になる。

 もちろん、金貨で買い物もできるわけだが、その場合の価値は額面通りの50ドル。1859.5ドルの価値がある金貨を50ドルの買い物の支払いに使う人はいないだろう。

 それでも基軸通貨ドルのお膝元で、子供銀行券のような地域通貨ではなく、コモディティそのものがドルに代わる通貨として認められた意味は大きい。この出来事は、ドルへの不信感がはっきりとアメリカ国内に広がっていることを示している。

 しかし、末期症状なのはアメリカだけではない。長年、闇の権力者たちが作ったアメリカとドルのシステムに飲み込まれてきたこの世界は、どこを見ても赤字だらけだ。
 なぜなら、現在の金融システムは負債に基礎を置いている。彼らが何を考えているのか。その一端を伝えたバカげたニュースが、ブルームバーグで配信されている。
(転載開始)

借金が支える世界経済、成長持続には8500兆円−金融保護主義もリスク

更新日時: 2011/01/19 15:39 JST

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aj1jD59VcZbk

1月18日(ブルームバーグ):世界経済が今後10年間に予想される成長ペースの達成を確実なものとするには、与信を103兆ドル(約8470兆円)拡大し、現在の倍の水準に増やす必要がある。世界経済フォーラム(WEF、本部ジュネーブ)とコンサルタント会社マッキンゼーが共同でまとめた報告書で指摘した。

 世界79カ国の2020年までの借り入れ需要予測と過去のデータに基づくグローバル信用モデルを用いた分析によれば、「金融保護主義」が国境を越えた資金調達に打撃を与える中で、借り入れ需要を満たすためには困難が予想される。

 報告書によれば、アジア地域は金融システムと資本市場の整備が遅れているため、40兆ドルの借り入れ需要の増加を満たすのに苦しむことになりそうだ。一方、欧州連合(EU)の金融機関が十分な融資を実行するには、資本が2兆ドル(約164兆円)程度不足するとみられ、米国は最大で3兆8000億ドル相当の借り入れを海外の貯蓄に依存せざるを得なくなるもようだ。

 また、信用の拡大が持続可能な水準を超える「ホットスポット」は今後もその数が減ることはなく、新たな発生も見込まれる。WEFの金融サービス業界担当ディレクター、ジアンカルロ・ブルーノ氏は18日の発表資料で、「官民の指導者は今後10年間の経済成長を持続するため、100兆ドルの借り入れ需要を満たす必要があるが、同時に信用のホットスポットやコールドスポットの発生を招くことがないよう断固たる行動が求められる」と警告している。

(転載終了)

 注目すべき点は、3つある。

 まず、「金融保護主義」とは裏付けのないドルの受け取りを拒否している国を指している。そして、「米国は最大で3兆8000億ドル相当の借り入れを海外の貯蓄に依存せざるを得なくなるもようだ。」とは、つまり、日本を中心とした対米隷属国から金を巻き上げるということだ。

 「信用のホットスポットやコールドスポットの発生を招くことがないよう断固たる行動が求められる」というのは、現実から目を背けた都合のいい警告だ。すでにシステムの中枢であるアメリカで、彼らの言うホットスポットが発生し、官民の指導者はお手上げとなっている。このうえ、いったい誰が断固たる行動を取るというのだろうか。

 闇の支配者が作り上げた世界の金融システムは、巨大なネズミ講だ。すべての人が永遠の負債の奴隷となるようにデザインされている。積み上がっていく負債スパイラルがなんらかのきっかけで途絶えたとしたら、私たちは2008年に起きた金融危機が日だまりに思えるような経済的惨事を目撃することになるだろう。

 世界の経済状況を知れば知るほど、アメリカとドルは私たちの未来を破滅に向かわせていることがはっきりしてくる。経済的惨事はすぐそこに迫っているのである。


15. 2011年9月11日 10:00:42: ILiTPGkN7Y
以上を総括すれば、日本は「対米隷従」を脱却しなければならないことは明白だ。

16. 2011年9月11日 11:39:00: 2HZoH8OK5Q

@財政危機が深刻化している東欧ハンガリーが、スナック菓子や清涼飲
料水といった、比較的塩分や糖分が高い食品に 「ポテトチップス税」を
導入し、9月1日から施行された。

同国ではすでに財政赤字削減のため、銀行税が引き上げられており、
今回の税についても6月下旬に国会に提出されていた。
そして今月からの実施に至っているわけだ。
食べることに生きがいを感じている同国民にとって、今回の課税によっ
て本当に肥満の防止につながるのだろうか?
甚だ疑問だ。

しかし同国政府にとっては蔑ろにできない状況だったに違いない。
ハンガリー国民の肥満率は、EU域内では堂々の(!?)第2位。
医療費などの問題を考えても、国の財政と同様、以前から社会問題化
していた。

だがこれから大人になる子供達なら、一定の肥満防止につながる可能
性もあるが、成人の場合はなかなか難しいのではないだろうか。
皮肉にも、ハンガリーの伝統料理に対しては課税しないというのだ。
どういった料理があるのかまでは知らないが、とにかく政府の表と裏の
意図がうかがえる。

それでも今回の措置は、あくまでも財政再建が主な目的。
景気の良い時は、こんな課税なんてするハズがなかっただろう。
しかも増税によって、同国の景気が一層冷え込むという逆効果も十分
予想される。
同国の消費税はすでに25%。
北欧諸国などと共に最も高い水準である。
一方で失業率は今でも10%をウロウロしている状態。

住宅ローンの焦げ付きも深刻で、金融危機前はスイスフラン建てで借
りていた人も多かった。
その後は通貨フォリントが対スイスフランで30%も暴落し、一気に返済
額が増加してしまったのだ。
同国で発明されたルービックキューブのように、不況の出口についても
根本的な解決策は容易には見当らない。
食品の課税なんかより、外国からの投資を積極的に促進すべきだ。

Aユーロ諸国や米国経済だけでなく、永世中立国として君臨し続けて
いるスイス経済に本格的な陰りが見え始めた。

最もよく報道されるものとして、急激なスイスフラン高だ。
スイスフランは過去5年間で、ユーロとドルに対し、約25%も上昇し
ている。
しかしこれだけの話なら、日本円はそれ以上に高くなっている。
両国における決定的な違いは、GDPにおける輸出の割合である。

スイスの輸出割合はGDP比で約30%。
5年前と比べればやや割合は減ってきているが、それでも3割という
数字はとても侮れない。
ちなみに日本の輸出割合はGDP比で16%程度。
主要先進国では米国に次いで低く、G20でも米国、ブラジルに次ぐ
低さである。

最近のスイスフラン高で、同国の輸出産業は大打撃を被っている。
工作機械、腕時計、医薬品はスイスの輸出全体で5割を占めている。
こういった下請けを含めた企業が、今まさに悲鳴を上げている状況だ。
労働力の国外依存が増してきているといえる。
日本の比ではないといえよう。

こういった中、政府は先月中旬、フラン高対策として20億フランもの
緊急支援を発表した。
日本円で約1900億円であるが、国内向け企業などから相次いで
批判が起り、最終的に8億7000万フランの支援で決まった。
ユーロとドルが下落すると、最も買われやすいスイスフランと日本円
が上昇しやすい為、今後も両国通貨の上昇がやってくるだろう。

一方で日本円は、政府・日銀の円安介入が頻繁に行われていること
から、ある程度は一時的に抑えられている。
しかしスイスフランは介入という政策を基本的にとっていない。
最近では2009年3月に市場介入を実施してきたが、その後は為替
介入を中止してきているのだ。
そういった意味では、ナンダカンダと言って日本政府は円高対策を実
施してきたということであろう。
決して放置してきたわけではないのである。
(効果があるかないかについては別問題)

またUBSやクレディスイスといった銀行の損失も増している。
リストラも当然激しく、先日もUBSは3500人の人員削減を発表。
2013年までに実施するらしい。
同社は金融危機後、すでに1万4千人近くのリストラを断行していた。
後者のクレディスイスも同じく人員削減の嵐である。
同国の外貨準備高も2009年には1000億ドル近くもあったのだが、
翌年には220億ドル程度まで急減している。

スイスの市場介入は久しぶりに実施されそうだ。
日本ほど外貨は持っていないが、一定の介入には踏み切りざるお得
ないだろう。
問題は介入で手に入れたユーロやドルを何に使うかである。
主にユーロ諸国の国債や米国債に振り向けることしかないであろう。
このことはECB(欧州中央銀行)にとっても都合がいい。
自分たちに代わって、スイスがスペインやイタリア国債などを買ってく
れれば、自分たちはボロ屑債の購入を減らすことができるからだ。
果たしてそううまく問屋が卸せるだろうか...?

B9月2日のギリシャ10年債国債の利回りが、再び最高水準になった。
終値は18.282%。
7月18日と8月25日の利回りをアッサリ超えてしまった。
また2年債短期国債も47.2%。

そして週明けも更新し続け、10年債は50%超。
2年債はもちろん、5年中期国債も最高値にのし上がった。
再び大きな危機を迎えそうである。

以前にも投稿したが、ギリシャの国債償還は毎年6月の年度末決算
時、150億ユーロ規模の返済が、少なくとも2015年まで訪れること
になっている。
欧州の悪夢はまだまだ当分続くといえるだろう。

ギリシャの話題はもう沢山だ・・・、と思う人がいるかもしれない。
私もこれまで何度、同国の情勢を書いたことか。
ギリシャ危機が結果的に欧州諸国全体に連鎖反応をもたらすことも
あり、大国まで影響が飛散してしまうのが主な理由。
まさに良くも悪くもユーロ圏は一蓮托生である。

為替についても先週末からユーロが大きく売られている。
しかしドルはといえば、対円でそれほど動いていない。
やはりドルと反対に値が動くユーロが下落しているから、ドルが下げ
渋っているということだろう。

今はドル暴落の前兆、つまり嵐の前の静けさである。
とくに来週の為替相場はぜひ気をつけていただきたい。
大型金融機関の破綻か、もしくは国営化のニュースが飛び込んでき
そうだ。
為替から実体経済へ。。。 心配事は尽きない。

C深刻な財政難で、欧州全土でデモやストライキが増えてきている。

英国では去年から大学の授業料値上げによる反対で、大学生による
衝突が起きてしまったし、今年3月には公務員労使主催による25万
人規模のデモがロンドンを中心に実施された。
6月30日にも公務員中心に、約75万人規模ののデモが行われたこ
とは記憶に新しい。
最近では8月上旬、噂か事実か不明だが、地元警察が市民を射殺し
たということで暴動が勃発。

さらにここへきて他のユーロ圏諸国にも余波が飛び火している。
6日(火)はイタリア全土でゼネラル・ストライキが行われた。
大きなデモが予定されていたことで、車の交通渋滞が大都市中心で
起こったらしい。

ローマやミラノ、ナポリ、フィレンツェといった都市では、公共交通機関
が終日麻痺し、ローマのコロッセオでも当日は終日閉館されたという。
ミラノやフィレンツェでも国立美術館が終日閉館。
とくにミラノのスカラ座美術館を予定していた観光客などは、ガックリ
したに違いない。

また今回のイタリアのゼネストはスペインまで影響が及んでいる。
バルセロナやマドリードの空港では、各10便前後がキャンセルにな
ったというもの。
最近では米国でも起こってしまったが、空港で働く航空管制官という
仕事は公的な性格が強く、深い専門知識も要求されることから、比較
的ストライキに結びつきやすいのだ。

為替といった実体経済についても、日本円と比較的同じ方向で値が
動くスイスフランが標的になり、スイス経済全体に危機が拡大してい
る。
8月は対円で107円台まで上昇したフランだが、同国当局が無制限
介入を決めたことで急落。
しかも時期的にややフラン安に落ち付いていた頃である。
同国政府がここへきて思い切った措置を講じた理由は、今月中に起
こる金融恐慌を予想していたからに他ならない。

またスイスは76年間守ってきた銀行機密についても、崩壊の危機に
立たされている最中だ。
とくにUBSは政府からこれまで、660億フラン(5兆3千億円)もの
公的資金を注入してもらっている。

D同国の外貨が去年急減したのは、
こういった銀行に資金を使ったからだろう。
世界中の高額所得者が脱税のため、スイスの銀行を利用しているこ
とに、他にドイツやフランスなどからも非難が強まっている。

UBSは今年2月、世界中の指導者や大金持ちなど、約330人分の
顧客開示をすると発表した。
だが米国はその程度では少なすぎると突っぱね、5万2000人分を
開示せよと要求してきたのだ。
遺族をはじめとした相続人に対しても、開示を突き付けた恰好だ。
だが要求通り情報開示すれば、預金者から法的手段も予想される。

スイスは実体経済だけでなく、金融、さらにそのシステムにも危機を
迎えているといって良いだろう。
八方塞がりとはまさにこのことだ。

E現在のユーロ圏経済・財政危機は当然、債権者国側にも責任がある。
その代表国といえば、フランスだといえよう。

金融危機までのギリシャ国債最大保有者、そしてイタリア銀行債権
の筆頭国なのである。
今はこういった資金の回収をフランス企業などが、急ピッチで進めら
れている。

イタリアの30年超長期国債の利回りが、ユーロ加盟後の最高水準
に達している。
先月ECBがイタリア国債を購入した直後は、全般的に利回りが低下
していたのだが、ここへきて再び急上昇している。
フランスが一気に回収しているからに他ならない。

そしてギリシャ国債の最大保有国もフランス。
フランスによるギリシャ国債売却により、ギリシャはこれまでに何度
となく危機を迎えている状況。
またタッチの差で保有額の多いドイツも、資金回収を急いでいる。
皮肉であるが、結果的にこういったユーロ圏の大国は、決して返済
されることがない援助をしなければならないという運命だ。
表向きは「融資」であるが、実態は「無償資金援助」といっても過言
ではない。

フランスはユーロ安によって、ドイツほど輸出の恩恵は受けない。
GDPにおける輸出の割合は約3割に上っているが、ほとんどが同じ
ユーロ圏や米国向け。
だから通貨安競争をしている国や地域では、為替による利潤は生ま
れにくいといえる。
フランスは、圏内弱小国への具体的で責任ある対応を急ぐべきだ。

また同国は世界一位の外国人観光客の受け入れ大国でもあるが、
世界経済が萎縮してしまえば、訪れる人は一気に減るだろう。
そうなれば店頭に陳列しているブランド品購入額も減っていく。
また世界的な美術館を見学する人も落ちるだろう。
これが直接雇用にも響くのだ。
今年6月には東京で、日本人のフランス観光を促進するセミナーが
開催されていた。

フランスの失業率は1年前からはずっと9.7%で推移していたが、
ここ2カ月間は徐々に悪化してきている。
2011年第2四半期のGDP成長率は前期比0%。
これは前期の+0.9%から大きく減速した。
またフランス政府は先月末、110億ユーロ規模の財政赤字削減対
策の一環として、国内企業や高額所得者からの増税を発表した。
消費が伸び悩む中、経済の活性化はもはや期待できないだろう。

スペインも今月2日、財政赤字と政府債務残高に上限を設ける憲法
改正案を可決した。
無闇な赤字の垂れ流しに、断固とした措置を講じていきたいという
同国政府の危機感が如実に表れている。
しかしこれによって実態経済はますます悪化していく。

ここへきてギリシャのユーロ圏切り離し問題、イタリアのデフォルト説、
ドイツの旧マルク通貨復活説といった話が出てきた。
まさにユーロ圏全体にとって暗い話ばかりであるが、ここは思い切っ
て期限付き・条件付きの切り離しやデフォルトも視野に入れておくの
も手だろう。
格付け会社の一斉見直しも結構だが、実体経済の悪化はもう避けら
れない。
ユーロ安であるが、企業などの海外進出を加速させることも考えて
いく必要もある。


17. 2011年11月11日 11:30:05: ILiTPGkN7Y
フランスでは、「金が高すぎる」として、資金の流れは「石」即ち「建物」に向かっている。
その結果、パリの一等地に所在するアパートの価格は、極めて高額になっている。

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