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ユーロ圏を巡る複数の要因が複合的に市場を揺さぶっている。もっともストレスが掛っているのが株式市場で、とりわけ債務危機が金融危機に直結する金融株。昨日は、英RBS−12.3%、ドイツ銀行−8.9%、ソシエテ・ジェネラル –8.6%、ユニクレディット −7.3%、クレディ・スイス −8.1%など全域で売られていた。本日のユーロ圏は、いまのところ株価指数は軒並み反発。しかし、下げ率に比べ反発局面は小幅。毎日いろいろあるが、結局トレンドはどうかというと、結局、ユーロ圏もNYも株価は下げというところ。すでに「地域分散」の効用など死語になって10年以上経っているので、この2つの地域のみならず世界的に株は低迷期入り。言われるところの同時株安。
中東産油国以外、世界中ほとんどの地域がそうだが、もはや国民に甘い顔をできない状態に政府財政は追い込まれているので、比較的強いリーダーシップを発揮しているように見える国でも、国民の離反は進行している。それがまた、金融経済の波乱要因として登場するというのが、ここから起きる事だろう。以前のようには、政府が投下した資本(財政刺激策)に見合った果実(成長)が得られないというのが変貌した世界経済の姿だし、それでもなお動きを止めるわけにはいかないのだが、そうこうしているうちに「支えのシステム」自体を維持できなくなってきた。
株のトレンドが下向きならば、金はどうか。こっちは、まだ上向き。しかし、今日もロンドン入りの前段階から思惑先行で買いが入り、追随買いを巻き込んで一応は8月23日の史上最高値を更新した。いわゆるNY時間外での出来事。スポットも1921ドル台までみた。さぁ、このままNYに入り一段高・・・・・・という空気の中で、一転急落。1871ドルどころへ暴落。先々週の動きがトラウマになっているようだ。常にこうした動きになるわけではないが、こうした展開は増えるのは間違いない。目先を追っていると振り回されるのが、おち。結局、トレンドはどうかということ。
ユーロ圏も各種対応策は取られるのだが、統合的な見地からのものでなく、その持ち場持ち場の対応ゆえに、効果は一過性で、結局、悪化というふうに見える。別にそれを望んでいるわけではないが・・・・。(亀井幸一郎/中略)
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