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食料自給率の低下はなぜ問題なのか?
http://www.asyura2.com/11/hasan73/msg/118.html
投稿者 sci 日時 2011 年 9 月 01 日 20:25:12: 6WQSToHgoAVCQ
 

http://www.canon-igs.org/column/macroeconomics/20110901_1005.html
011.09.01 [マクロ経済] 

食料自給率の低下はなぜ問題なのか?

WEBRONZA に掲載(2011年8月17日付)

山下 一仁
研究主幹 
農業政策

 農林水産省は、ここ数年間40%で推移してきたカロリー・ベースでの食料自給率が2010年度に39%に低下したと発表した。食料自給率は、農林水産省が作ったプロパガンダの中で、最も成功をおさめたものである。60%も食料を海外に依存していると聞くと国民は不安になるからだ。1999年に制定された「食料・農業・農村基本法」は食料自給率向上目標を設定することを規定した。これに基づき閣議決定された「食料・農業・農村基本計画」では、1960年に79%だった食料自給率を自民党時代には45%に、民主党政権になってからは50%に引き上げることを目標とした。

 しかし、食料自給率とは、現在国内で生産されている食料を輸入品も含め消費している食料で割ったものである。したがって、大量の食べ残しを出し、飽食の限りを尽くしている現在の食生活(食料消費)を前提とすると、分母が大きいので食料自給率は下がる。逆に、餓死者が出た終戦直後の食料自給率は、海外から食料が入ってこないので100%である。分母の消費の違いによって食料自給率は上がったり下がったりするのだ。

 本来、食料安全保障とは、海外から食料を輸入できなくなったときに、最低限どれだけイモや米などカロリーを最大化できる農産物を生産して国民の生存を維持できるかという問題である。そのために必要なのは農地資源だ。海外から食料を輸入できなくなったときに、牛肉も豚肉もチーズもたらふく食べている現在の食生活を維持できないのは当然である。その食生活を前提とした現在の食料自給率はまったく意味を持たない。畑に花を植えることは、食料自給率の向上には全く貢献しない。しかし、農地資源を確保できるので食料安全保障に貢献する。

 しかし、花農家に対して農業保護はほとんどといってよいほど行われていない。他方、米、麦などのカロリーを供給する「土地利用型農業」に対しては、高い関税や補助金等さまざまな農業保護政策が講じられている。カロリー・ベースでの食料自給率向上の主張の背後にあるのは、米を中心とする土地利用型農業に対する農業保護の維持ないし拡大である。JA農協の機関紙である日本農業新聞は、食料自給率低下の発表を受けて早速十分な農業予算の確保が必要であると主張している(8月12日付け)。農業予算を増加すれば国内生産が拡大し、カロリー・ベースの食料自給率は一時的には上昇するだろう。しかし、それがなくなれば、たちまち国内生産は縮小してしまう。このような食料自給率向上は、農業保護には役立つものであるが、食料危機時の食料安全保障とは関係ない。

 しかし、これこそ食料自給率向上を叫ぶ、農林水産省やJA農協の真意なのである。食料自給率向上目標はもう15年近く掲げられているが、一向に上がる気配さえ見えない。普通の行政だったら、数値目標を掲げながらかくも長期にわたり達成できなければ、責任問題が生じるはずである。それどころか、目標値に近づく気配すらないばかりか、逆に遠ざかっているのである。しかし、農林水産省は目標未達成の責任を取ろうとしないばかりか、これを恥じる様子さえない。なぜだろうか?農林水産省にとって、食料自給率が上がれば、農業保護の根拠が弱くなって困るのである。農林水産省の本音は食料自給率が低いままの方がよいのだ。

 それどころか、農林水産省やJA農協は、食料自給率向上を唱えながら、自給率を下げてもよいという政策を採っている。例えば、WTOドーハ・ラウンド交渉では、778%の米の関税に代表されるような農産物の高関税の大幅な(70%)削減が要求されている。米の関税は233%になる。それでも十分に高いと思うのだが、600%程度の関税がどうしても必要だと農業界は主張する。その意向を反映した政府は、このような削減を回避する代償として、低い関税率で輸入される関税割当て数量(ミニマム・アクセス)をさらに拡大してもかまわないという対処方針を採っている。これは食料自給率を確実に低下させる。WTO交渉での対処方針は、食料自給率向上の閣議決定に反しているのだ。農林水産省やJA農協が食料自給率を犠牲にしてまでも守りたいのは、高い関税に守られた国内の高い農産物価格である。米価が高ければ、農協の販売手数料も高く維持できるからだ。これが農業界の偽らざる本心である。

 食料自給率向上ではなく、農地や若い担い手を中心とした農業資源の確保を目標とすべきなのである。 「食料自給力」といってよいかもしれない。しかし、悲しいことに、減反政策のように、高米価を維持するために、食料安全保障に不可欠な農地資源や農業者の意欲を減少させるような政策が採り続けられている。

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コメント
 
01. 2011年9月02日 02:23:44: Pj82T22SRI
農林水産省やJA農協が、本当に、国民の食糧安全保障を考えているわけではなく
新規参入者を排除し、単に、自分たちの既得権を維持・拡大したいだけなのは昔から明らかだから
別に批難する必要もないが、沈黙するマスコミや、騙され続ける国民が情けないね

02. taked4700 2011年9月02日 07:22:26: 9XFNe/BiX575U : H2XHmBhZFs
論点は確かにその通りだが、依然として自給率が低いと言う問題は残る。

今後、世界の食料がひっ迫していく中、日本が今までのような輸入頼みの政策を続けることが出来るかと言ったら、かなり悲観的にならざるを得ない。

「農地や若い担い手を中心とした農業資源の確保」も、結局は自給率向上をその目的としなければいけないのだ。


03. 2011年9月02日 16:48:13: uBx0ZtljjI
>農林水産省やJA農協が食料自給率を犠牲にしてまでも守りたいのは、高い関税に守られた国内の高い農産物価格である。米価が高ければ、農協の販売手数料も高く維持できるからだ。これが農業界の偽らざる本心である。

要するに、「個人の利権(貨幣)」の為でしかない。こんな社会を作ったのは、誰か?

WTOは、ブレトン・ウッズ協定=アメリカ資本=戦争屋。そんなチンピラから脅されても、自分とその家族という、「個人の利権(貨幣・資産・権利)」が保障されるなら、国、社会などどうなってもよい、という理念、制度=資本主義が、今の社会のあらゆる問題の、根源である。

又ここでも、「市場原理=商人主義=私有資本主義」の、非合理、無駄(飽食=病気=医療費高、過剰生産と廃棄=無意味な労働)、バカバカしさが露呈している。

どうしてこうも、現代人はバカなんだろう?答え:資本主義という嘘に洗脳支配され、それにまだ気が付いていないから。※左翼も同じ、資本主義維持の為の弁証法に騙され「囚われの身」となっていることに気が付いていない。

そもそも、食料に限らず、住居、土地利用、エネルギー、生産、思想・教育、政治、治安、国防、インフラ、等は、「自給」して当たり前で、まず「自給自活」が出来て、初めて一人前であり、「自然人としての生活、営み」が成り立つ。※法人ではなく、自然人の生活がだ。ちなみに、それらを自給出来ている者は、今現在、極少数の、欧米白人資本家達だけである。

今の日本の、憲法、教育、政治、が、”輸入品”であることは、周知の事実。
つまり、「自分の頭で考える社会」が、存在していナイのである。
だから、日本の政治、教育は、モヌケノ殻であり、その実態は、欧米人の為の家畜ロボットと成らざるを得ない様に、仕組まれている。

欧米人が、得意げに言う「自由主義」とは、実は、白人資本家にとって都合のよいものでしかない「貨幣支配=権利紙切れ銀行・金融支配」であり、それを実行する為に、「○○主義・○○経済学」という思想で洗脳し、「軍事・戦争」で恫喝、同意させている、ハッキリ言えば矛盾に満ちた「ペテンと言える代物」なのである。※その証拠に、アメリカなど、軍事、食料、不動産、などの重要項は、売買が出来ナイように”成っている”。これが彼らの言う「自由」という訳だ。

結論を言う。今の社会の仕組み制度は、一定の役割を終え、もはや形骸化している=無意味である。

そもそも、人間に必要なものは「生活」であり、その一部が、農業を含む「生産」だが、その生産(農業)という営み=生活そのものの「権利を奪う」のが、TPPなど自由主義経済の「真の目的」なのだ。それが、欧米人の考える、「秩序=支配」に他ならないからだ。実は、これこそが、欧米資本主義の正体であり、これが解らない者は、永遠に欧米人に騙され続ける「奴隷」である。

今や、若者でも農業をやりたい者は、少なくない。過疎になるのは、経済の仕組みが間違っているからだ。その、農業という「生産行為=生活」を、奪う権利は、商人にはナイ。有ってはならない。

小学生でも分かる事だが、これら投稿含む一部の問題も含め、「土地活用」「生産(労働)と分配(収入)」「制度、仕組み」を始め、社会のあり方を、根源から構築し直すことで、”一気に解決する”。我々には、その力がある。そしてそれは、既に始まっている。


04. 2011年9月02日 19:41:34: FrI0Fhneh2
ばかだなあ。豊かさとは、輸出ではなく輸入。

われわれが消費できるものの数と種類と量が増えることが豊かさの象徴。

消費できるもの

GDP国内総生産+輸入IM
           =C(家計消費)+I(企業投資)+G(政府)+EX(輸出)

左辺が大きくなればばるほど、「豊か」。

だから、アメリカは世界最大の輸入国で、世界一豊か。

 われわれ日本人が、キウイやマンゴー、スターフルーツ、輸入高級ワイン、輸入スコッチウイスキー、フォアグラ、ふかひれ、ツバメの巣、トリュフ、キャビア、チェダーチーズ、エビ、マグロ・・・・

 これらを消費できるのが、「豊かさ」の証拠。

 さて、カロリー自給率。40%だが、「日本の耕作放棄地に、すべて小麦・大豆・トウモロコシにして(高カロリーだから)最大限植えたとして(実際には高温多湿地域には無理だが)、日本のできうる最高自給率が、50%。理論上、気候を無視して50%。

 休耕地全てで「コメ」にしても、コメの消費量自体が減り続けているので、コメは売れない。(ラーメン、パン、ハンバーガー、うどん、ピザ、冷麦、そうめん、パスタ・・・これらを全て禁止にすれば、コメしか主食として食べられなくなるが。われわれは、「豊かな食生活」を失う。)

 休耕地に野菜や果物を植えても、カロリー低く、自給率は上がらない。そもそも、これらの自給率はすでに70%を超えている。いまさら増やす必要はない。

 いまの40%が最大限(これも前述の通り無理だが)、50%になって、どうだっていうんだ?今のスイス以下の自給率程度で、なにが安心なんだ?

 金額での国産自給率は67%だぞ。

 「40%」は、わざわざ不安感をあおるために、農水省が意図的に「40%」に作っている数字。

 国産牛、豚、トリも、わざわざ「輸入飼料を使用している」から、自給率10%以下に意図的にしているんだぞ。ケンタッキー(全て国産トリ)なんて、食べれば食べるほど、カロリー自給率下げるんだぞ。

 しかも、「家庭菜園」これは流行れば流行るほど、「自給率高め」そうだが、農水省の計算からは「自給農家(市場出荷しない)」ははずされているから、家庭菜園増えれば増えるほど、「自給率」下がるんだぞ。

 ばからしくて、話にならない。


05. 2011年9月03日 00:14:07: S9UguqL2mM
この山下なるオッサンは資本の論理だけで農業をみなさいと言っているだけ。

TPPに加盟して農産物コストを下がれば全てうまく行くという神話を宣伝しているだけ。

もちろん農協にも農水省にも問題はある。しかし農業を資本と効率だけで判断すれば逆に飢餓が起こる。地方の経済に加えて地方の社会が衰退する。

アフリカで外国企業の自由な活動を保証するよう要求する多国籍アグリビジネス、彼らは大規模地主と結びつき換金作物の生産で利益を得ようとする。伝統的な主食は不足し飢餓が発生した。当たり前だ、金を持っているものに売るために事業をやっているのだ。貧乏人の主食など知ったことか。

地方が伝統も地域社会の絆も失い、250円の牛丼が200円になったらそれで幸せかね。薬物で肉だけ急激に肥大させた肉を食っていればいいというものではない。


06. 2011年9月03日 10:27:22: 7rY3lOijTw
食料自給率の低下は問題。
製品自給率の低下も問題。
燃料自給率の低下も問題。

07. 2011年9月03日 13:40:25: a55zwVyvdk
>04「豊かさとは、輸出ではなく輸入。」
雇用が減って失業者が増えるな。

「われわれが消費できるものの数と種類と量が増えることが豊かさの象徴。」
食の安全性はどうなる。農薬、遺伝子組み換え食品、衛生観念の欠如についての危険性は無視かな。狂牛病の肉、毒餃子も輸入されるのも「豊かさの象徴」?
自給自足、地産地消、スローフード、フードマイレージについて少しは考えてみたらどうだい。ダイエット、メタボをうんぬんするなら和食に回帰してみるの手だと思うけど。

「だから、アメリカは世界最大の輸入国で、世界一豊か。」
社会保障が貧弱でケガ、病気になったら低所得者は人生が終了。
失業率も高いし労働環境も悪い。

この人は新自由主義が大好きなんだろうね。


08. 2011年9月03日 20:44:58: Pj82T22SRI
>>05
ここのポイントは
「農地や若い担い手を中心とした農業資源の確保を目標とすべき」
という点にあるのでは?

TPPは、国民全体の利益になれば進めれば良いだけであって、本筋ではないね


09. 2011年9月03日 22:24:28: FrI0Fhneh2
07.

>「豊かさとは、輸出ではなく輸入。」
雇用が減って失業者が増えるな。

バカだなあ。輸入増=輸出増という比例を知らないんだなあ。輸入するためには輸出しなければならないんだがなあ。

>食の安全性はどうなる。農薬、遺伝子組み換え食品、衛生観念の欠如についての危険性は無視かな。狂牛病の肉、毒餃子も輸入されるのも「豊かさの象徴」?

 へ?自給率40→50%で、どう改善するの?全然関係ない話。


「だから、アメリカは世界最大の輸入国で、世界一豊か。」
社会保障が貧弱でケガ、病気になったら低所得者は人生が終了。
失業率も高いし労働環境も悪い。

 はあ?数字の話でしょうが。幸福論述べてどうしようと?ブータンにでも行けば?


10. 2011年9月04日 10:30:36: kwYJ5eVCq6
>08 「TPPは、国民全体の利益になれば進めれば良いだけ」
どう考えても日本の社会保障の破壊、資産の略奪でしょう。参加する必要は無い。

>09「輸入増=輸出増という比例を知らない」
  「輸入するためには輸出しなければならない」
アメリカと中国の関係 アメリカは中国の工業製品を輸入し中国は米国債を購入している。見方を変えると中国はアメリカに失業を輸出し、クズ債券を得ている。 
「雇用が減って失業者が増える」いうのは正しい。実例を挙げて反論してくれ。

「自給率40→50%で、どう改善するの?」
かなり、難しい。アメリカが邪魔するから。TPPで日本の農業を潰した後にあらゆるものを小麦のように値段を吊り上げる腹積りだろう。非関税障壁でも無理だろうな。

「数字の話でしょうが。幸福論述べてどうしようと?」
あれ、あれ、そんなこと言ったら「われわれが消費できるものの数と種類と量が増えることが豊かさの象徴」というのもあなたの「幸福論」だよね。食の安全性には関心なさそうだし、アメリカにでも行けば?


11. 2011年9月04日 17:06:13: FrI0Fhneh2
>「自給率40→50%で、どう改善するの?」
かなり、難しい。アメリカが邪魔するから。TPPで日本の農業を潰した後にあらゆるものを小麦のように値段を吊り上げる腹積りだろう。非関税障壁でも無理だろうな。

ばかだなあ。どうして日本の農業が壊滅するのだ?野菜は80%も時給。小麦・大豆(油用)、トウモロコシ(飼料用)で、壊滅させる? 妄言者だなあ。

 コメ?日本で食べる短粒種なんて、世界で流通してないぞ。そんなもの、わざわざ日本のためだけに作るかアホ!長粒主作ったほうが、確実にもうかる。

「数字の話でしょうが。幸福論述べてどうしようと?」
あれ、あれ、そんなこと言ったら「われわれが消費できるものの数と種類と量が増えることが豊かさの象徴」というのもあなたの「幸福論」だよね。食の安全性には関心なさそうだし、アメリカにでも行けば?

 はあ?幸福論(価値観)ではなく、「量」の話しをしているのだが。

 食の安全性と、自給率向上(といっても、最大限に理論を無視してあげて、50%だが)はまた区別の話。その区別もできんのか・・・。

「雇用が減って失業者が増える」いうのは正しい。だからばかなの。

輸出増=輸入増、アメリカや日本が輸入を増やしても、必ず輸出は増えてるの。
輸出を伸ばして、輸入を抑えるのは、原理上できんのだばか!



12. 2011年9月04日 17:14:11: FrI0Fhneh2
10

あのねえ、日本の自給率なるものが一番高かった時代は昭和35年だぞ。それで、67%程度。

 コメしか食べられなかった時代だぞ。お前、その時代を「幸せ」と?

 そんなに輸入食品食べるのが嫌なら、お前だけ国産食べてろよ。

 ただし、国産牛も国産豚も、国産トリも、家庭菜園ものも食べるなよ。自給率減らすだけだから。外食なんてまずだめだな。しょうゆもみそも使うなよ。輸入大豆だからな。豆腐ももちろんダメだぞ。

 バナナもマグロも、エビも、食用油も使うなよ!


13. 2011年9月04日 22:20:51: kwYJ5eVCq6
FrI0Fhneh2   話をすり替えすぎ。相手を罵倒するのも結構だが「ばか」「アホ」「妄言者」の連発ではお里が知れるな。2ちゃんねるの壺売りさんかな。メッコールとか好きでしょう。


「ばかだなあ。どうして日本の農業が壊滅するのだ?野菜は80%も時給。小麦・大豆(油用)、トウモロコシ(飼料用)で、壊滅させる? 妄言者だなあ。

 コメ?日本で食べる短粒種なんて、世界で流通してないぞ。そんなもの、わざわざ日本のためだけに作るかアホ!長粒主作ったほうが、確実にもうかる。」

森永卓郎 厳しい時代に「生き残る」には より引用

農水省の試算によると、関税が撤廃されれば、農産物の生産額は4.1兆円減少し、食料自給率が現在の40%から14%へと低下、雇用が340万人減少するとしている。

 農水省の推計は、19品目の主要農産物について、関税が即時撤廃されたときの影響を試算したもの。

 試算では、関税を撤廃すると、日本のコメだけでなく、小麦、砂糖、バター、チーズなど、多くの農産品が壊滅的な状態になることが明らかにされている。
もちろん、ほとんどの外国産米には、新潟産コシヒカリのような美味しさはないのが現実だろう。しかし、決してまずい米ばかりというわけではない。(中略 )

 米不足のときに輸入されたタイ米がパサパサだったのは、品種が長粒種だった理由が大きい。日本人は長粒種の調理法に慣れておらず、炊き方が下手だったこともあって、「外国米は日本人の口に合わない」といった短絡的な評価につながってしまったのだ。しかし、日本のコメの関税がゼロになって継続的に日本への輸出が見込めるようになれば、海外のコメ生産者の対応も違ってくる。

当然、日本向けに短粒種のコメが海外で栽培されるようになるだろう。

 そうなったら、普通の消費者は、価格が3分の1の外国産米に流れていくはず。

 もちろん日本のブランド米や有機米は生き残るに違いない。しかし、そうした「ぜいたく米」を買える消費者は、全体の1割といったところだろう。

 農水省の推計では、国産米の生産は10分の1に激減すると見込まれている。農家を守りたい農水省の推計がどこまで正しいかという議論はあるだろう。

それでも、コメは「まだまし」かもしれない。

 農水省の推計では、小麦は国産100%小麦粉(生産量の約1%)を除いて、すべて外国産小麦粉に置き換わる。砂糖も同様に、国産糖すべてが外国産精製糖に置き換わる。バターやチーズも、ほぼ全量が外国産に置き換わる。

 ――そのように予想されている。

「はあ?幸福論(価値観)ではなく、「量」の話しをしているのだが。」
ここまでのやりとりがわからなくなったのかな。最初に取り上げたのは下の文章だ。
「だから、アメリカは世界最大の輸入国で、世界一豊か。」
「アメリカは世界最大の輸入国」というのは否定してない。アメリカが「世界一豊か」というのに文句を言っているわけ。「世界最大の輸入国」と「世界一豊か」がイコールで結ばれないの。あんたが考える豊かさは「まやかし」ではないのかと言っているわけ。「量」と「豊かさ」=幸福論(価値観)を結び付けておいて、今度は切り離して論じろ、とは虫が良すぎる。

「われわれ日本人が、キウイやマンゴー、スターフルーツ、輸入高級ワイン、輸入スコッチウイスキー、フォアグラ、ふかひれ、ツバメの巣、トリュフ、キャビア、チェダーチーズ、エビ、マグロ・・・・

 これらを消費できるのが、「豊かさ」の証拠。」
と言うのも気に食わない。何で舶来品ばかりありがたがる。「われわれ日本人」なんて言っているが、俗物じみた富裕層がありがたがりそうな物が多いな。輸入高級ワイン、輸入スコッチウイスキー、フォアグラ、トリュフ、キャビア、チェダーチーズなんて特にそうだ。それと、日本で生産できるのも混じってるし、キウイなんて家庭菜園でもできるだろう。エビ、マグロは輸入品が増えて低価格になって一般人も口にしやすくなったが、これ以上輸入を増やすと日本の漁業がやばくなるし、乱獲すると生態系もやばい。

「食の安全性と、自給率向上(といっても、最大限に理論を無視してあげて、50%だが)はまた区別の話。その区別もできんのか・・・。」
食の安全性というのは言わば非関税障壁。外国からの輸入を制限できる。日本の農産物の長所は「安全性」だろう。外国からの輸入を制限できれば自給率は最低限維持できる。食の安全性と自給率は密接な関係にあり完全に切り離して論じるのは不可能だ。

「輸出増=輸入増、アメリカや日本が輸入を増やしても、必ず輸出は増えてるの。
輸出を伸ばして、輸入を抑えるのは、原理上できんのだばか!」
もう一度言う。実例を挙げて反論してくれ。原理とは資本家に都合よいルールに過ぎない。「輸出は増える」とは「輸入が増える」のに対してどの程度の割合だ。金額で吊り合うのか。輸出品の数量で吊り合うのか。日米貿易摩擦のとき、アメリカの労働者がハンマーで日本車を壊していた。不均衡だから、このようなことが起こるのではないのか。
中国は大量の工業品を輸出し、アメリカからそれに見合うだけのものを輸入しているのか。

自由貿易のリカードと保護貿易のマルサスとの対立は未だに続いているのだ。



14. 2011年9月04日 22:55:55: FrI0Fhneh2
森永卓郎 厳しい時代に「生き残る」には より引用

>農水省の試算によると、関税が撤廃されれば、農産物の生産額は4.1兆円減少し、食料自給率が現在の40%から14%へと低下、雇用が340万人減少するとしている。

 ほほう、わざと、コメの価格が日本4:1世界流通米のデータを使った時代の試算だな!農水省の我田引水 コメ価格はすでに1.3:1になっているが。

>>>「われわれ日本人が、キウイやマンゴー、スターフルーツ、輸入高級ワイン、輸入スコッチウイスキー、フォアグラ、ふかひれ、ツバメの巣、トリュフ、キャビア、チェダーチーズ、エビ、マグロ・・・・

>> これらを消費できるのが、「豊かさ」の証拠。」
と言うのも気に食わない。何で舶来品ばかりありがたがる。「われわれ日本人」なんて言っているが、俗物じみた富裕層がありがたがりそうな物が多いな。輸入高級ワイン、輸入スコッチウイスキー、フォアグラ、トリュフ、キャビア、チェダーチーズなんて特にそうだ。

 別に、あんたが食べなくても、飲まなくてもかまわない。食べたい人が、食べたいものを食べられるのが「豊かさの証拠」

「買いたい人が、買いたいものを、買えるのが豊かさの証拠」

すでに、200年以上も前に、アダムスミスが論破している。「生産の目的は消費」「輸出の目的は輸入」

GDP国内総生産+輸入IM = C(家計消費)+I(企業投資)+G(政府)+EX(輸出)

 左辺が大きくなれば「量的に豊か」

 お前、コメだけの昭和30年代に戻りたいのか?1人で戻れ。バナナも食べるなよ。オレンジジュースも飲むなよ。ビールもホップがあるから飲むなよ。

>>アメリカが「世界一豊か」というのに文句を言っているわけ。「世界最大の輸入国」と「世界一豊か」がイコールで結ばれないの。あんたが考える豊かさは「まやかし」ではないのかと言っているわけ。「量」と「豊かさ」=幸福論(価値観)を結び付けておいて、今度は切り離して論じろ、とは虫が良すぎる。

 はあ?アメリカのGDP=GDI=GDEが世界一。豊かだから。それと、所得の分配は別の話。だれも「幸せ」だとか、「豊か」を、「質」で語ってないの。そんなもん、千差万別で答えられないの。「量」「数字」の話なの。

>食の安全性というのは言わば非関税障壁。外国からの輸入を制限できる。日本の農産物の長所は「安全性」だろう。外国からの輸入を制限できれば自給率は最低限維持できる。食の安全性と自給率は密接な関係にあり完全に切り離して論じるのは不可能だ。

 だからさあ、今カロリー自給率が40%なんだろ?これを上げても1〜2%程度だぞ。それに何の意味があるの?それで安全性が上がるの?

 それとも、今から、さらに障壁を造ろって?

 繰り返すが、あんたが、国産だけ食べればいい話。なんでほかの人が「食べたい」ものをわざわざ規制するんだ?ほっとけ!

>「輸出増=輸入増、アメリカや日本が輸入を増やしても、必ず輸出は増えてるの。
輸出を伸ばして、輸入を抑えるのは、原理上できんのだばか!」
もう一度言う。実例を挙げて反論してくれ。原理とは資本家に都合よいルールに過ぎない。「輸出は増える」とは「輸入が増える」のに対してどの程度の割合だ。金額で吊り合うのか。輸出品の数量で吊り合うのか。日米貿易摩擦のとき、アメリカの労働者がハンマーで日本車を壊していた。不均衡だから、このようなことが起こるのではないのか。
中国は大量の工業品を輸出し、アメリカからそれに見合うだけのものを輸入しているのか。

 じゃあさあ、JETROのページをのぞいてご覧。証拠だらけだから。輸出額、輸入額もデータ10年分あるから。それを、エクセルでグラフ化してご覧なさい。

 あと「世界経済ネタ帳」を検索しても、勝手にグラフ化されるかも。

>自由貿易のリカードと保護貿易のマルサスとの対立は未だに続いているのだ。

 マルサスは人口論・・・それはおいといて、自由貿易は全ての国を豊かにするのは、リカードが証明済み。今の貿易論も、リカード理論に基本的に基づいている。

 あのなあ、リカードの理論は、経済学上最大の発見なんだぞ。誰一人、その論理を崩せないんだぞ。

 そうそう、貿易トレードは、交換トレードのこと。お前が、働いて何かを買うのも、リカード理論(交換の利益)のことだからな。日常生活すべてが貿易(交換)のこと。

 だから、所得が伸びたら、「消費」がより多くできるから、普通は喜ぶの。お前は、「規制で減らせ」というんだから、お前の所得へっても構わないが、他人の所得を減らせって言う権利は、お前にはないの。


15. 2011年9月05日 01:15:30: kwYJ5eVCq6
「あのねえ、日本の自給率なるものが一番高かった時代は昭和35年だぞ。それで、67%程度。」
データは正確に
食料自給率(供給熱量ベース)は、昭和 35(1960)年度 79%

「コメしか食べられなかった時代だぞ。お前、その時代を「幸せ」と?」
明治生まれのうちの90歳近くで死んだ婆さんが子供の頃は米に粟を混ぜて主食としていた。さつまいもだけの時もあったという。白米が食べられるようになって「幸せ」だと言っていた。戦後、食の西洋化が進んだが和食を好んでいた。体に気を使ったのか、単なる好み問題か、どちらに比重があったかわからないけど。
高度成長期で若年(中卒)労働者が金の卵と呼ばれ、ある程度、大切に扱われたのに対し、現在はゆとり世代と呼ばれ大卒でも就職難に悩み、邪魔者扱いされていることを考えたらどちらが幸せかわからなくなる。

結構、迷信ぽい信仰が入っているが参考になるサイト
自然食と健康 - OCN
www17.ocn.ne.jp/~n-food/index.html
3.現代の食生活の背景

戦後、日本人は西洋化された食生活が健康によいという洗脳がなされ、日本人の病気には今まで見られなかった気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー、ガン、脳血管障害、心臓病、糖尿病、等の生活習慣病が現れ、西洋人がなる病気と同じ病気になってしまいました。
 ではこの様な西洋化された食生活はいつから始まったのか。だれが作ったのかを考えてみましょう。

 日本の現在の食生活は戦後昭和20年から昭和27年にわたってアメリカから占領されアメリカの思想、文化、物(食料)を受入れ、戦後復興の基礎を固めました。その当時日本の食料事情は、極端に悪く、日本人にパンと牛乳を飲ませる事から始め、日本の食料事情は序々に安定してきました。

その当時、アメリカには小麦、大豆、コーン等の穀類や牛乳、肉などがふんだんにあり倉庫に莫大なストックをかかえていました。アメリカは、第二次世界大戦、朝鮮戦争時に大量の食料を供給し、それが終わると食料過剰となっていきました。
 昭和29年、アメリカの大豊作により、政府が支払う倉庫代が1日2億円となり、その消費国をさがして日本がそのターゲットになりました。

昭和29年アイゼンハワー大統領は、余剰農産物処理法案を国会に提出。
 10億ドル相当の余剰農産物を友好国に使って貰う為に市場調査が行われた。
 そこで日本は、米価が高く、小麦が売れやすのではないかと目をつけられ、その二年後にキッチンカーが小麦消費拡大のために日本中を走り回るようになった。
その時の、バスのガソリン代やバスの運転手の給料、試食の材料費等はすべてアメリカから市場開拓経費として提供されたものでした。経費を提供する条件としては、キッチンカーで作る料理は、小麦か大豆製品を使用すること。と言った条件がつけられていました。その結果キッチンカーは、4年間で二万会場、参加者200万人を超えました。
 そしてキッチンカーで、小麦食を中心とした料理講習会を開いたり、学校給食の拡充、パン産業の育成といった戦略によってパン食が日本人の食生活に深く根づくことになります。
 特に昭和33年発行された『頭脳』という本では、パン食国民が米食国民を抑圧しているとコメントがついた。「粉食は栄養を運ぶ。米は死を運ぶ。」とか「めしの食べ過ぎは短命のもと。白米を食べ過ぎると頭の働きが悪くなるどころか、早死にする」とたたかれました。
その結果、現在小麦使用量、一人年間32kg,それは米の使用量の42%に当たり、その95%が輸入に頼るのが現状です。
そして東京オリンピックのために東海道新幹線、名神高速道路の開通によって町や村までトラックで今まで腐るという理由で運べなかった肉やハム卵が防腐剤を入れて運べるようになり、日本人の食生活が大きく変化して行き、日本の食生活は西洋化されていったのです。

そしてその結果体格は良くなったが体質は悪化した病気になりやすい子供が出来てしまい小学生で糖尿病、アトピー性皮膚炎、喘息、小児成人病、小児癌が出来上がってしまったのです。

「そんなに輸入食品食べるのが嫌なら、お前だけ国産食べてろよ。」
絶対に言うと思った。食料自給率を上げるべきだと考えているのに自分ひとりだけで実践するのでは意味が無い。
「国産牛も国産豚も、国産トリも、家庭菜園ものも食べるなよ。自給率減らすだけだから。外食なんてまずだめだな。しょうゆもみそも使うなよ。輸入大豆だからな。豆腐ももちろんダメだぞ。

 バナナもマグロも、エビも、食用油も使うなよ!」
可能な限り国産品を食べるよう心掛けるが、物事には順序がある。そもそも一般商店で国産品が手に入りにくいのが問題だ。日本の関税が低すぎる。高いのは米、コンニャクイモなどの一部だけだ。それと円が高すぎる。国内で作ったら採算が合わなくなる。異常なまでに通貨が高ければ輸入品が多くなるのは当たり前。食料自給率を改善するにはアメリカの妨害をかわし少しずつ手を打っていくしかない。
あまりにも子供じみているが、ムカついたので言わせて貰う。
そんなことを言うなら FrI0Fhneh2 は国産品は絶対に何も食うな。家で自炊するな。輸入食品を何でも有り難がるなら、アメリカの狂牛病の牛肉、遺伝子組み換え食品、危険度の高い農薬を使用された農産物、中国のカドミウム米、 メラミン入り鶏肉、人毛醤油、下水油、毒餃子だけで生活しろ。


16. 2011年9月05日 09:00:35: FrI0Fhneh2
>そんなことを言うなら FrI0Fhneh2 は国産品は絶対に何も食うな。家で自炊するな。輸入食品を何でも有り難がるなら、アメリカの狂牛病の牛肉、遺伝子組み換え食品、危険度の高い農薬を使用された農産物、中国のカドミウム米、 メラミン入り鶏肉、人毛醤油、下水油、毒餃子だけで生活しろ。

 はい、それでも結構ですが。お前なあ、牛丼も、ラーメンも、うどんも、ケンタッキーも、絶対に食うなよ。

 こっちは、オーストラリア産の牛肉、フィリピン産の鳥くし、マレーシア産のエビ、オーストラリア産の小麦、アメリカ産の大豆油、味噌、しょうゆ、豆腐、パン、カップ麺、ノルウエー産の鮭etcetcを食べさせてもらうわ。
 コンビニ弁当も、スーパーの惣菜も食べさせてもらう。

>国産品は絶対に何も食うな。家で自炊するな。

 おいおい、こっちは現状否定していないぞ。コメは食べるし、自炊はするからな。


>食料自給率を上げるべきだと考えているのに自分ひとりだけで実践するのでは意味が無い。

 お前一人のために、カップ麺食べられなくなったら最低。「べき論」はお前だけの考え。千差万別。普遍性無いからな。1〜2%上げて(これが現実の最大値・・何度も説明したよな、カロリーベースだから、小麦・トウモロコシ・大豆の高カロリー食品自給を上げないと無理)何をどうするって言うんだ?

 お前、絶対にパンも、パスタも、ラーメンも、うどんも、カップ麺も、肉まんもハンバーガーも、食べるなよ。

 こっちは讃岐うどんも食べるからな。

 まず塊より始めよ。お前が始めろよ。だが、お前のように、規制で達成されるのは、大迷惑。

>可能な限り国産品を食べるよう心掛けるが、物事には順序がある。そもそも一般商店で国産品が手に入りにくいのが問題だ。

 だから、農地借りて、自分で食べる分は全部自分で作れ。


17. 2011年9月06日 02:04:38: LqYtmgg49A
『食べたい人が、食べたいものを食べられるのが「豊かさの証拠」』
『「買いたい人が、買いたいものを、買えるのが豊かさの証拠」』
お前には無理だと思うけど、本当に食べたいもの、買いたいものなのか、よく調べて、もっと考えたら。
食べたい人が、食べたいものを食べられるとは限らないだろう。フードスタンプの受給者はジャンクフードばかりだ。

『アメリカのGDP=GDI=GDEが世界一。豊かだから。それと、所得の分配は別の話。だれも「幸せ」だとか、「豊か」を、「質」で語ってないの。そんなもん、千差万別で答えられないの。「量」「数字」の話なの。』
モノの量にはこだわるが質にはこだわらない。モノがあふれていれば満足か。富裕層が好む舶来品には物品税を適用すべきだ。

『ほかの人が「食べたい」ものをわざわざ規制するんだ?ほっとけ!』
食べたいと言っているモノが毒餃子だったら止めるだろう。お前に対しては放っておく。好きなだけ食え。
食の安全性、農薬、遺伝子組み換え、衛生観念の欠如については無関心だな。規制されたら困るのか。
国内の農業、漁業を犠牲にしてまで貿易の自由化をする必要は無いと言っているだけで日本で生産できない、あるいは難しいモノの輸入まで禁止しろと言っていない。

「マルサスは人口論・・・それはおいといて」
人口論のマルサスは穀物法をめぐってリカードと論争した。詳しくは下記の通り。
独学ノート より引用  http://note.masm.jp/
穀物法論争
Corn Law controversy
ナポレオン戦争末期から終結直後にかけて,1815年に成立した新たな穀物法の是非をめぐってイギリスで争われた論争。D.リカードとT.マルサスが双方の代表的論客で,前者は産業資本家の立場に立ち,穀物の高価格は劣等地の耕作,地代の騰貴,利潤率の低下,資本蓄積の停滞をもたらすとして反対し,後者はどちらかといえば地主階級の立場から,地代もまた経済発展に不可欠な有効需要の構成要素だという観点から新穀物法を支持した。この論争は当時の時論としてだけではなく,のちに体系化された両者のそれぞれの経済理論はかなりこの論争時の自己の政策的主張の理論的裏づけという性格をもつ。

『所得が伸びたら、「消費」がより多くできるから、普通は喜ぶの。お前は、「規制で減らせ」というんだから、お前の所得へっても構わないが、他人の所得を減らせって言う権利は、お前にはないの。』
自分の賃金が下がるから反対している。自由貿易により安い海外商品が入ることでデフレが加速し労働者の賃金が下がり経営者の利潤が増加する。「他人」というのは経団連の連中。

「お前一人のために、カップ麺食べられなくなったら最低。」
俺はアメリカのジャパンハンドラーズのように政策を押し付けるだけの実力はない。だいたい、穀物が旱魃や豪雨で不作になり輸出禁止される場合は想定しないのか。ロシアの小麦は旱魃でそうなったぞ。アメリカによる対ソ連穀物制裁もあったな。日本に対しスーパー301条を発動させるぐらいだから何でもやるだろう。円高でカネを持っていても買えない場合がある。

「おいおい、こっちは現状否定していないぞ。」
TPP推進派で現状否定しているだろう。


18. 2011年9月06日 10:02:10: FrI0Fhneh2
>『所得が伸びたら、「消費」がより多くできるから、普通は喜ぶの。お前は、「規制で減らせ」というんだから、お前の所得へっても構わないが、他人の所得を減らせって言う権利は、お前にはないの。』
自分の賃金が下がるから反対している。


 お前なあ、勝手に人の意見捏造するなよ。所得の話しなんかしてねえぞ。何で、「勝手に解釈」できるのかなあ?
 話にならんな。


>「おいおい、こっちは現状否定していないぞ。」
TPP推進派で現状否定しているだろう。

 またまた、いつTPP推進を書いた?お前、字も読めんのか?

>モノがあふれていれば満足か。富裕層が好む舶来品には物品税を適用すべきだ。

 だからなあ、「満足」だとか、それはお前の価値観なの。「べきだ」とか、それもお前の単なる意見なの。普遍性は無いの。つまり、議論にならないの。

>お前には無理だと思うけど、本当に食べたいもの、買いたいものなのか、よく調べて、もっと考えたら。
食べたい人が、食べたいものを食べられるとは限らないだろう。フードスタンプの受給者はジャンクフードばかりだ。

 お前何言ってんだ?「買うか買わないか」の問題ではなくて、「商品のバリエーションがあるかないか」の話だろう。

「われわれが消費できるものの数と種類と量が増えることが豊かさの象徴。」と最初に書いてあるが。ごめん、読めないんだったな。

>穀物が旱魃や豪雨で不作になり輸出禁止される場合は想定しないのか。ロシアの小麦は旱魃でそうなったぞ。アメリカによる対ソ連穀物制裁もあったな。

 ほう、日本に輸入される小麦量は、世界の何%だ?パニックにもならんが。
そもそも、日本の気候では小麦は作れないって、何度も言ってるだろうがドアホ!

 事実論でないと、議論にならないだろうがバカ!

1 輸出増=輸入増。輸出を伸ばして輸入を抑えるのは不可能。
2 カロリー自給率は、上げても1〜2%。なぜなら、上げるには、高カロリーのものを自給するしかないから。小麦・トウモロコシ・大豆。これらは、遊休地をすべて使ったとしても、日本の必要量をまかなえないし、そもそも気候の関係で、遊休地を全て使ってこれらを栽培するのは無理。

3 野菜や果物は、関税も既に無く、前者の自給はすでに80%。

4 世界が穀物輸出を禁止するようなパニックは起こらない。なぜなら、パニック時は農家にとって最大のもうけのチャンスだから。(2008年のパキスタンもそう)
 日本は、いざとなれば、どんなに高くても、買う力を持つ。
 南半球と、北半球があり、同時不作は、時間的にも、地理的にもありえない。

 現状、廃棄されている、曲がった野菜、規格外の芋、ETCが市場にでてくれば十分に「危機??」なるものに対応可能。

5 安全食品と、自給率は別の話。

6 日本の廃棄物総量(コンビニ・スーパー・家庭ゴミ・ファミレス・油)は、総消費量の35%に上る(これらは廃棄物を含めた総消費カロリー)。これらをのぞいて、摂取カロリーに基準を変更すると、41%でなく、53%。

7 200万戸の農家・兼業農家・家庭菜園の、自家消費分(市場に出さないもの)は含まない
 農作物のうち、2〜3割を占める、規格外や、価格下落を防ぐための廃棄物は含まない

 この隠れた分を統計に含めると、、実際の自給量/摂取量 は60%を超える。

8 生産額ではすでに66%を超える。

お前が踊らされている自給率なんて、しょせんこんなもの。農水省が、自分たちの仕事がなくなるから、わざと40%にするように作った架空の数字。意味は無い。


19. 2011年10月01日 20:58:15: EkjTnUoJUk

 アメリカは新たな国家戦略としてアフリカ大陸をアメリカ製の遺伝子組換え作物の実験場にしようとしている。その背後にはビル・ゲイツやヘッジファンドの帝王たちの新たな野望が見え隠れする。今、世界の自然環境と食糧ビジネスは新たなマネーの流入で大きく変貌しようとしている。

 2009年5月5日、ニューヨークはマンハッタンにあるロックフェラー大学の学長でノーベル化学賞の受賞者ポール・ナース博士の邸宅に世界の大富豪とヘッジファンドの帝王たちが集まった。この会に名前はついていないが、参加者たちは「グッドクラブ」(善意の集まり)と呼んでいる。

 主な顔触れはデービッド・ロックフェラーJr、ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、マイケル・ブルムバーグ、テッド・ターナー、オプラ・ウィンフレーと言った超豪華メンバー。この集まりを呼び掛けた人物はパソコンソフトの標準化を通じて寡占状態を築き上げ、個人資産5兆円を超すビル・ゲイツである。

 これほどの大富豪たちが一堂に会し、密かに議論したテーマは何であったのか。実は世界の人口増大をいかに食い止めるか、そのために彼らが所有する巨万の富をいかに有効に活用すべきか、ということであった。

 議長役としてこの会を取り仕切ったビル・ゲイツによれば、「人類の未来に立ちふさがる課題は多いが、最も急を要する問題は人口爆発である。現在67億人が住む地球であるが、今世紀半ばには100億人の可能性もありうる」

「このままの状況を放置すれば、環境・社会・産業への負荷が過大となり地球環境を圧迫することは目に見えている。なんとしても人口爆発の流れを食い止め、83 億人までにとどめる必要がある。各国政府の対応はあまりにスローで当てにはできない。潤沢な資金を持ち寄り、我々が責任をもって地球の未来を救うために独自の対策を協力して推し進める必要がある」とのことであった。

 ゲイツはその思いをすでに具体化するために、あるビッグプロジェクトに資金を注いでいる。それが現代版「ノアの方舟建設計画」に他ならない。

 この計画は2007年から本格的に始まった。人類がこれまで手に入れてきたあらゆる農業遺産を保護することを目的としている。

 あらゆる国の農業で不可欠の役割を果たしてきた種子を未来のために保存するということである。見方を変えれば、生き残れる人類とそうでない人類を区別することもできる。

 この計画を推進してきたのは、ノルウェー政府であるが、資金面で協力してきたのがビル・アンド・メリンダ・ゲイツ基金。この慈善事業団体を通じて、毎年 15億ドルを使わなくてはならないゲイツ氏はこれまでエイズの撲滅やがんの治療ワクチンの開発等に潤沢な資金を提供してきた。

 その彼が、2007年、ノルウェーのスピッツベルゲン島に建設された「あらゆる危機に耐えうるように設計された終末の日に備える北極種子貯蔵庫」に巨額の資金を提供していることはほとんど知られていない。ゲイツのお陰で、この貯蔵庫は2008年2月26日に正式オープンを迎えた。

 核戦争が勃発したり、地球温暖化の影響で種子が絶滅したような場合でも、未来の人類がこれらの種子を再生できるように保存するのが目的だという。しかし、この種子の提供を受けなければ将来は食糧を手に入れることはできなくなってしまう可能性は高い。

 しかも、ゲイツ基金の他にロックフェラー財団、モンサント、シンジェンタ財団、CGIAR(国際農業調査コンサルグループ)なども、未来の作物の多様性を確保するため300万種類の植物の種子を世界から集めて保管し始めたのである。ちなみに、シンジェンタはスイスに本拠を構える遺伝子組換え作物用の種子メーカー。CGIARはロックフェラー財団とフォード財団が資金提供を行っている組織。

 この計画に共同提案者として協力しているグローバル・クロック・ダイバーシティー・トラスト(GCDT:世界生物多様性信託基金)のカーリー・パウラー博士によれば、「我々は毎日のように作物生物の多様性を失いつつある。将来の農業のため、そして気候変動や伝染病などの危機から人類を守るため、あらゆる環境に適用する種子を保存する必要がある。いわば、あらゆる危機に生き残る種子を集めたフエール・セーフの金庫が必要だ」。

 このGCDTは国連食糧機構(FAO)とCGIARによって設立された。この会長はフランスの水企業スエズの経営諮問委員会に籍を置くマーガレット・カールソンである。

 ビル・ゲイツをはじめ農薬や種子をビジネスとするモンサントやシンジェンタは、いったいどのような人類の未来を想定しているのであろうか。

 また、ロックフェラー財団はかつて食糧危機を克服するという目的で「緑の革命」を推進した中心組織である。当時の目論見では在来種より収穫量の多い高収量品種を化学肥料や除草剤を投入することで拡大し、東南アジアやインドで巻き起こっていた食糧不足や飢餓の問題を解決できるはずであった。

 ロックフェラー財団の農業専門家ノーマン・ボーローグ博士はこの運動の指導者としての功績が認められ、1970年にノーベル平和賞を受賞している。しかし、緑の革命は石油製品である化学肥料や農薬を大量に使用することが前提であった。

 メキシコの小麦やトウモロコシ栽培で見られたように、導入当初は収穫量が2倍、3倍と急増した。しかしその結果、農作地は疲弊し、新しく導入された種子も年を経るにしたがい収穫量が減少し始めた。そのためさらに化学肥料を大量に投入するという悪循環に陥ってしまった。

 最終的には農薬による自然破壊や健康被害も引き起こされ、鳴り物入りの緑の革命も実は伝統的な農業を破壊し、食物連鎖のコントロールを農民の手から多国籍企業の手に移そうとするプロジェクトにすぎなかったことが明らかになった。

 とはいえ、このおかげで石油産業をベースにするロックフェラー一族やセブンシスターズ、そして世界最大の種子メーカーであるモンサントをはじめ、大手アグリビジネスは空前の利益を上げたことは言うまでもない。

 ノルウェー政府が推進している「ノアの方舟計画」に参加しているモンサントやシンジェンタにとって、どのようなメリットが種子銀行にはあるのだろうか。

 これら遺伝子組換え作物の特許を所有する多国籍企業にとっては「ターミネーター」と呼ばれる技術特許が富を生む源泉となっている。要は、この技術を組み込まれた種子を捲いて育てても、できた種子は発芽しないように遺伝子を操作されているのである。

 言い換えれば、どのような状況においても一度この種子を導入した農家は必ず翌年も新たな種子を買わなければならないのである。いわば種子を押さえることで食糧生産をコントロールできるようになるわけだ。

 緑の革命を推進してきたロックフェラー財団やターミネーターを開発し、世界に普及させようとしている巨大なアグリビジネス、そしてマイクロソフトを通じて独占ビジネスに経験と知識を持つゲイツが世界の終わりの日に向けて手を結び、世界中から植物や作物の種子を収集している狙いは明らかだ。

 この種子貯蔵庫が建設されたスピッツベルゲン島のスエルバードという場所は北極点から1100キロメートル離れた場所に位置している。周りに人は一人も住んでおらず、まさに氷に閉ざされた場所であり、種子の保存には最適の自然環境かもしれない。とはいえ、この地下130メートルの収蔵庫は鋼鉄で補強された厚み1メートルのコンクリート製の壁で覆われ、核攻撃にも耐えうるといわれるほどの堅固なつくりとなっている。

 スピッツベルゲン島自体が永久凍土の一部を形成しており、マイナス18度が最適と言われている種子の保存にとっては理想的な環境といえるだろう。しかも、この一帯は地震の恐れがまったくないという。

 この地下貯蔵庫に集められた多くの種子は数千年の保存期間が保障されている。大麦の場合は2000年、小麦で1700年、モロコシでは2万年もの長期保存が可能といわれる。現在は300万種類の種子が保存されているが、今後さらに保存対象の種子を増やす計画のようだ。

 実はこのような植物や動物の種を保存するための種子貯蔵庫は世界各地に作られている。その数1400。にもかかわらず、既存の種子貯蔵庫を遙かに上回る規模でノルウェー政府がこのような巨大な地下貯蔵庫を建設した理由は何であろうか。

 意外に思われるかも知れないが、各地に作られた種子貯蔵庫は最近の経済金融危機の影響を受け、管理維持が難しくなりつつあるという。

 イギリスにあるミレニアム種子貯蔵プロジェクトでは30万種類の植物種子を保存することで、将来の生物多様性を維持し、食糧や医薬品の開発に貢献しようとしている。当初の目的では2010年までに世界中に存在する種子の10%を収集することになっていた。

 必要な費用はイギリスの宝くじ販売からの収益金と企業からの寄付金でまかなう構想であった。しかし、宝くじの収益は経済危機の影響で落ち込む一方となり、加えて2012年のロンドン・オリンピックのためにも宝くじの収益金が欠かせないという状況が生まれ、このイギリスの種子貯蔵計画は空中分解一歩手前となってしまった。


20. 2012年2月17日 10:27:16 : KKB8avHD4U
アイルランドのジャガイモ飢饉は、天災でなく、人災。
穀物の関税撤廃により、アイルランドの農業が壊滅させられ、餓死者が多数でた。
日本も、コメなどの関税撤廃で、国内農業が潰され、ヘッジファンドによる穀物価格の意図的操作により、輸入食品の価格が跳ね上がり、低所得者層から困窮する。
餓死者がでて、日本人の人口をさらに減らすことができたら、国際金融資本家の狙い通りである。

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