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http://jp.wsj.com/World/Europe/node_296444
【カルグーリー(オーストラリア)】オーストラリア内陸部にある人里離れた町カルグーリーの裏庭が現代版ゴールドラッシュの様相を示している
スチュアート・フーパーさん(60)は金物屋で入手した材料と寄せ集めの部品を使って金の加工装置を作った。それを使って150マイル(約240キロメートル)離れた地に彼が独自に持つ鉱山から、1週間で約10トロイオンスの金を産出している。
以前農業に従事し、牛を育てていた彼は、「恐らく年間25万〜30万豪ドル(約2000万〜2400万円)稼ぐだろう」と述べ、「金の加工装置を作るのは難しくない。ボイラー製造と電気技師のちょっとした技術が必要なだけだ」と語った。
国際金相場は今月、1トロイオンス=1900ドルを超えて取引時間中の最高値を更新した。これに魅せられた人々は、この人里離れた地域のゴールドラッシュの再来を後押ししている。この地域は1892年の発見が直近のゴールドラッシュのきっかけとなった「ゴールドフィールズ」として知られている。
西オーストラリア州の業界団体APLAによると、西オーストラリア州でパートタイムないしフルタイムで活動している金の試掘者は6000人おり、フーパーさんはそのうちの1人だ。
西オーストラリア州鉱山石油省は今年上半期、小規模の試掘者に対して1721件の採掘権を与えた。この数は金相場が1トロイオンス=約600ドルだった2006年当時の1594件を上回っている。
産金市場はカナダのバリック・ゴールドや、米国のニューモント・マイニングによって独占されている。2010年のバリックとニューモントの金産出量は443.2トンで、世界産出量の15%を占めているが、カルグーリーはフーパーさんのような小規模な採掘者が依然足掛かりを保っている世界でも珍しい場所だ。
およそ100年前、ゴールドラッシュにかげりが見えた頃、世界の金の大半は小規模な採掘者によって産出されていた。カナダに本拠を置く非政府組織「Artisanal Gold Council」によると、近年では、70カ国の試掘者によって330トン(世界産出量の11%)が産出されていると推測されている。
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