http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/854.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
ニューヨーク商品取引所で、12月物は前日比104ドル(5.6%)安の1オンス<1757.3>ドルと急落していますが、その後の取引で更に売られており、一オンス1745ドルまで下落しており、売りが売りを呼ぶ状態になりつつあります。
一オンス1900ドルを突破し2000ドルまですぐと言われ、先物市場では個人が買いまくっていましたが、今回の急落であっという間に証拠金を失った投機筋も多く、この相場の破壊はかなりダメージを与えたことは確かです。
そしてこの急落を見て、<金ETF投信>からどれだけ資金が流出するかによって今後の相場が決まります。
もし1,000億円規模の大量流出を招くようであれば、金相場は一つの大きな山を形成したことになります。
今、相次いで商品市況がピークをつけ下落傾向になっており、【綿花】に至っては高値から半値になってきているものも出てきており、【原油】、【銅】も下落傾向を強めてきており、あらゆる商品先物が高値から半値になるとすれば、【金】も例外ではありません。
ただ、ここで金相場を終わらせて儲けられないとして、再度、金ETF投信キャンペーンを張り、金相場を買い上げる
事になれば反発していき、再度2,000ドルチャレンジとなるのかも知れませんが、国際金融市場から資金が消滅している今、果たして思惑どおりになるかどうか、分かりません。
ヨーロッパの一部で不動産の暴落が起こり、そして国債の暴落が起こり、世界中で株式市場の暴落が起こり、そして商品先物市場でも暴落が徐々に起こり始めています。
市場で暴落が起こるたびに投資家が損をして<お金>が消滅していっているのです。
これはすぐには経済に悪影響は及びませんが、ボディーブローのようにじわりじわりと効いてきます。
資産家達はもう既に、【現物市場】に大方の資産移譲は終わっており、金融市場で何が起こりましても、特段問題が起こるような資産内容にはなっていませんが、大方の個人は逃げ遅れたままであり、資産の殆んどを金融資産で保有したままになっています。
【金】相場で最後のバブルが弾けるのかどうか。
世界中が固唾をのんで見守っていますが、いち早く【現物資産】に資産の大半を疎開させていた資産家達は高みの見物というところかも知れません。
===============
■ベネズエラ大統領:金準備引き揚げ、近く開始−金産業国有化法に署名
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920011&sid=aTRYxdRzw3tQ
8月23日(ブルームバーグ):ベネズエラのチャベス大統領は23日、同国の中央銀行が国外の銀行に預託している金準備約211トンの引き揚げを近く開始することを明らかにした。
同大統領が国営テレビで述べたところでは、ベネズエラの金準備約366トンのうち国内での保有分は約155トン。同国は金の値上がりを背景に、外貨準備に占める金の比率を引き上げている。
米ドルの「独裁体制」を排除する意向を表明しているチャベス大統領は、ベネズエラ中銀に281億ドル(約2兆1600億円)に上る外貨準備を米欧の金融機関から分散させるよう指示した。
チャベス大統領はまた、国内の金産業を国有化する法令に23日署名した。同法は民間企業が少数株主として参加する合弁事業の設立を認めるほか、13%のロイヤルティー税を導入する。
*************** comment
金ETFの値動きに煽られて金現物を売り急ぐ日本人。その姿は異様である。
世界で現物を売り急いでいるのは日本だけです。中国は買いだめしている。ユダヤ嫌いチャべス氏も現物保全令を発している。
日本人が資産形成保全よりも、目先の利益確定に走るその姿に違和感を感じる・・。
現物投資家とペーパゴールド=金ETF投資家との違いを知らない層が・・ETF主導の値動きに煽られているからなのでしょう。
煽られている理由は簡単です。世の中には絶対評価と相対評価があります。日本人は絶対評価に基づいて相場観を立てている気がしてなりません。
例えば、ユーロとドルと円の為替価値関係が何故シーソーか、それはどちらも悪いがその日その日の材料で悪いほうを売り、良いほうを買う、という相対評価による相場観が市場の主流を占めているのです。 マラソンで日本人は2時間10分を切らないとダメ・・他国はその日のレースを制するのが大事だと考えます。
世界には金は現在、オリンピックプール3杯半分しか存在しない。ニクソンショックまでは金の総量とペーパー資産はパラレルであったが、市場経済主義、至上によりペーパー資産のバブル=ペーパー資産の紙くず化がはっきりしてきている。
証券市場から急速に資金が逃げ出している・・しかし、その資金の行き場がない。相当部分が国債にいくがその危うさも時間の問題である。
金が買われる前提条件のシナリオが目先変わる見込みはない・・・金を売り急ぐ理由はまったくないと考えるのだが。
そしてもう一つ。金兌換をしていたときのドルとの交換レートから換算すると今の金は1トロイオンス当たり5000ドルをつけてもおかしくはないと計算されたこともあるようです。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。