http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/841.html
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1995年時の円高と状況は大きく異なり、日本自身が「ドル売り円買い」している限り円高になるのは当然でこれ以外に円高の要因は考えられない。
特に米国はガリバー的技術超大国でデフォルトなどはあり得ない。
※失われた20年を反省しよう、同じことやっては駄目だ、経済音痴の日本経済界
▼日本自身の「ドル売り円買い」
日本の所得収支は15兆円にも膨れ上がった、海外からのキャピタルゲインですね、
したがって貿易収支がゼロでも経常収支は黒字15兆円で、この15兆円が「ドル売り円買い」になっている。
日本は輸出競争力に見合う賃金を払っていないから輸出超過大国になる(輸入超過国はこの逆)
※1人当り年13万円の賃金支払い不足の結果で輸出超過になっている、この不足を長年続けた結果で円単独高にしている。
消費も伸びず景気低迷の最大の原因となっている。
(輸出超過額年平均約8.5兆円、労働者数6200万人で1人当り13万円になる)
▼ドルは極めて健全、ドル安ではなく円単独高
通貨の価値は購買力で決まるが米国の物価は安く特に食料、電気、住居など必需品の価格は日本の1/2以下と安い。
物価が安いにはドルが健全な証拠だ、ドルが健全なら米国債も健全なの当然のこと
これに反し、円は実力以上にすなわち円が単独で高騰していると言って良い。
日本の財政赤字は世界ダントツ、物価も高いのに円高、日本自身の「ドル売り円買い」以外に考えられない、
▼米国政府の負債は全て「ドル建て」だから米政府はドル札増し刷りできるのでデフォルトはあり得ない、
ドル建てだから債権者は自国民であろうがなかろうが国籍には全く関係ない、すなわち米国債を日本が中国がどんなに売ろうが米国は困らない、
米国債が米国中央銀行にドル札が日銀や中国中央銀行に入れ替わるだけで市場に変化なし、多少は風評で動くだろうが(橋龍は無知でした)
※そもそも増し刷りできる自国通貨が不足してデフォルトした例は古今東西にはありませんよ、インフレになる例はあるが、
▼米国は技術超大国でガリバー的存在、全世界がかかっても太刀打ちできない、こんな技術超大国がデフォルトすることはあり得なない、
特許など技術使用料の貿易黒字額は世界ダントツ
▼政府日銀の円安誘導は全て限度まで実施済み、だから円高の原因は金融には関係ない、すなわち為替介入も買いオペも全くの無駄
この点で1995年時と状況は大きく異なり、日本自身の「ドル売り円買い」が続く限り円高はさらに続く、
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/630.html
▼特許等使用料収支(08年)
米国+64,985(100万ドル)
日本+7,389(日本は2003年から+それ以前は−)
フランス+5,353
英国+3,289
スウェーデン+2,933
---------
中国 −9,749
ドイツ −3,166
韓国−3,140
出所(財)国際貿易投資研究所
▼対外純資産残高(日本銀行による)09年末、単位兆円
日本 +266、
中国 +168、
ドイツ+119、
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米国 −315(08年末)
フランス−67(08年末)
英国 −27
円高進行は永久に続く、円安誘導策は全て限度にまで実施済み、だから為替介入も買いオペも無駄
▼米国の電気料金、ドルの購買力は円の2倍以上だ
U.S.Energy Infomation Administration
Report Released: March 11, 2011
U.S. Total(Cents per kilowatthour)
2011年、 2010
Residential 11.09 10.74
Commercial 9.99、 9.77
Industrial 6.72、 6.54
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