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Twitterなどへの投資で知られるユニオン・スクウェア・ベンチャーズのフレッド・ウィルソンはいま飛ぶ鳥を落とす勢いのベンチャー・キャピタリストですが、彼がCarlota Perezの『Technological Revolutions and Financial Capital』という本を強く推奨したことから、この本はソーシャル・メディアに投資するベンチャー・キャピタリストの間では「絶対読んでおくべき本」という評判になっています。
・・産業革命やインターネットなどの新しい技術が登場するとそれが社会全般に伝播する過程で大きな社会的軋轢を伴う局面が到来するということをPerezが主張しているという点について考えてみたいと思います。
1855年頃、マンチェスターは世界で最大の工業地帯でした。製造業の生産高は英国が圧倒的だったことがわかります。
インダストリアル・ハブとしてのマンチェスターの人口がどれほど急速に膨張したかがわかります
当時の英国では産業革命による技術革新と工業都市の出現は北部を中心に起こりました。一方、南部では昔通りの既得権益に根ざした階級社会が維持されていました。この人生観や世界観の違いは当時活躍した女流作家、エリザベス・ギャスケルの『North & South』に生き生きと描かれています。BBCが制作したテレビドラマで・・主人公のマーガレット・ヘールが丘に登る場面があるのですが当時のマンチェスターを一望するランドスケープが圧倒的です
ドイツ人のフリードリヒ・エンゲルスは父の所有する英国の綿工場でインターンシップをするためにマンチェスターを訪れますが、そこで工場労働者の状態に衝撃を受け、『イギリスにおける労働者階級の状態(The Condition of the Working Class in England in 1844)』という本を執筆します。
エンゲルスは後にカール・マルクスと組んで有名な『共産党宣言(The Communist Manifesto)』を出すわけです
当時のマンチェスターでは新しいテクノロジーが開発され、機械が導入されるたびに人手が要らなくなり、失業者が出ました。
工場労働者はテクノロジーを憎み、それがラッダイト運動という打ち壊しに発展します。
或る意味、インターネットがもたらす社会の変化について行けない人々がこんにち「負け組」になるのと似ています。
******** comment
ソヴィエト崩壊が共産主義終焉であったように、欧米の市場主義経済崩壊がグローバリズム終焉であるなら、次に、世界はどのようなイデーを準備しているのだろうか。
グローバリズムは、金融ユダヤがマルクス・エンゲルスに倣い、本卦盗り煽動した擬制共産主義であった。
金融ユダヤは、現在、袋小路の市場で擬制共産主義の意匠替えを準備しているはずである。永遠のユートピア=コミュニズムの呪縛がある限り、マンチェスターの鐘は文明の丘で鳴り止むまい。
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