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(回答先: ロシアとブラジル、自国通貨での貿易決済を検討=露中銀(ロイター) 投稿者 会員番号4153番 日時 2011 年 8 月 23 日 06:52:50)
現在のモデルは確実に終わりに近づいています・・・
VORから
http://japanese.ruvr.ru/2011/08/09/54403173.html
引き続く経済不安を始め、欧州連合(EU)での債務危機、アメリカのデフォルト危機、世界のGDP成長率のテンポダウンなどを背景として、専門家らは新たな世界的危機についての議論を行っている。
ドルや金に代わる準備資産が存在しないことや主要各国が抱える債務、地域間での格差などの問題の解決のためには、新しい発展モデルが必要とされている。ロシアの専門家らはVORとのインタビューのなかでさまざまな予測を述べてくれた。
現在「いかに貯蓄をすべきか」という問いに対する答えは、「金を買う」か、まったくお手上げ状態かのどちらかだ。
金融グループ「カリタ・フィナンス」のアレクセイ・ヴャゾフスキー専門家は、新しい影響力の中心として中国が台頭する可能性を指摘し、次のように述べている。
―中国は世界のリーダーとなる力を持っていますが、そのためには人民元のレートを見直す必要があります。現在人民元はドルに固定されているので、国際準備通貨となることはできません。そのためには人民元が自由変動為替制に移行する必要があります。また国内での国債市場をさらに拡大させることも必要でしょう。そうならば投資家らは中国国債を購入するでしょうし、さらにその際の決済には人民元が使われるようになります。そうなれば、現在の影響力のバランスが変化し、中国が世界のリーダーとなるでしょう。
EUでの統一通貨が導入された例に従って、ほかの地域でも統一通貨導入の動きが見られる。
「フィナム・マネージメント」のアレクサンドル・オシン主任は次のように指摘している。
―新しい統一通貨としては、IMF(国際通貨基金)のバスケットに基づく方法があり、これはいままでも幾度か考えられてきたものです。それには中国の人民元やブラジルのレアル、ユーロ、もしくは北米通貨連合のアメロなどが考えられます。また地域連合もすでにいくつか存在しており、中東やCIS、欧州連合などに存在しています。アメリカ大陸においてもそのようなプロセスが見られます。
VORとのインタビューで各専門家は、1国単位での通貨から多国間の国際通貨に移行するのは必然の動きだという意見で一致している。コンサルティング会社「ネオコン」のミハイル・ハジン代表は次のように話している。
―現在のモデルは確実に終わりに近づいています。理論的にはいくつかの選択肢が存在していますが、まだだれも具体的にどのようなものとなるのか分かりません。私自身は、さまざまな地域でさまざまなモデルが生まれることはあり得ることだと思います。どこかでは社会主義が復活するかもしれませんし、ほかでは国家主導型の資本主義が台頭する可能性もありますし、リベラル資本主義が台頭する可能性もあるわけです。
現在のようにアメリカやヨーロッパの家庭事情に世界経済が左右されるようなモデルは望ましくない、ということはすべての専門家たちが理解しているだろう。すべての人々が受け入れられるような新しいモデルを期待したい。
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