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【1】今週の〜大前研一ニュースの視点〜
『円高と元高〜二つの通貨高に見るホームレスマネーの行方と今後』
【2】問題解決力トレーニングプログラムより
修了生体験談のご紹介
「これを30代前半で受けていれば良かったと何度も思いました。」
≪受講料10%オフキャンペーン:いよいよ来週25日締め切り≫
【3】大前経営塾より
あなただけの"経営戦略思考トレーニングセミナー"のお知らせ
【4】アタッカーズビジネススクールより
ストーリーで学ぶ!
「新しい価値を創造するビジネスモデルの創り方」セミナー開催!
【5】クリックアンケートのお願い
【6】あとがきに代えて
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┏━■〜大前研一ニュースの視点〜
┃1┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┗━┛『円高と元高〜二つの通貨高に見るホームレスマネーの行方と今後』
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国際通貨
円が対主要通貨で独歩高
中国インフレ問題
7月の消費者物価指数 前年同月比6.5%上昇
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▼世界のホームレスマネーが行き場を探している
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外国為替市場で、円が主要通貨に対して独歩高になっています。
総合的な実力を示す円の名目実効為替レートは9日に過去最高を更新し、
政府・日銀による円売り・ドル買い介入への警戒感にもかかわらず、
円相場はなお最高値圏にあります。
一方、11日のニューヨーク外国為替市場ではスイス・フランが一時対ユーロで
5%あまり下落しました。スイス国立銀行が通貨の引き下げに向けて新たな方策
を検討中との観測が広がったことを受けたものです。
日本円の独歩高という動きは、明らかな「錯覚」です。
日本には莫大な借金があっても日本国債を買っているのは日本国民、
日本国民が逃げ出さないのだから「きっと」大丈夫なのだろう、
という思い込みによる結果だと私は判断しています。
日本の状況を正確に判断すれば、「大丈夫ではない」のは明らかです。
それでも「円高」に進むのは問題視されている通貨は下げざるを得ない
からでしょう。米ドルは言うまでもなく、ギリシャなどの問題を考えると
ユーロが下がるのも必然な状況です。すると、残るのは日本円という
選択肢になります。
ところが面白いことに、そんな日本円よりもさらに大きく「高く」なっている
通貨があります。1つはスイス・北欧で、ユーロに属していないのが
注目されている理由です。
年初からの対ドル市場通貨上昇率は、日本円:5.7%に対して、
スイス・フラン:18.5%、ノルウェー・クローネ:8.1%、
デンマーク・クローネ:7.7%、スウェーデン・クローナ:5.9%となっています。
さらにスイスや北欧諸国だけでなく、フロンティア市場と呼ばれる国々にも
資金が流れています。同じく対ドル市場通貨上昇率で見ると、
パラグアイ・グアラニ:17.6%、モザンビーク・メティカル:16.0%、
パプアニューギニア・キナ:13.0%という高水準です。
誰もこれまでに注目したことはないけれど最低限の信頼感がある、
そんな国々の通貨が買われています。
パラグアイは南米世界最貧国の1つですし、モザンビークもパプア
ニューギニアにしても、今まで全く見向きもされなかった通貨です。
これまでの歴史ではドルに対して弱くなる一方でした。
ところが、状況がガラリと変わりました。
この動きを見ると、投機家が何を考えているのか?世界のホームレスマネーが
何を求めているのか?がよく理解できます。
要するに、バケツが小さいうちに沸騰させておいて、後から人々が集まって
きたらすぐに逃げ出してやろうという思惑でしょう。
行き場をなくした世界のホームレスマネーが、さまよいながら落ち着き先を
見つけようと必死になっている様子が見て取れます。
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▼中国元高により、香港が困る理由
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中国の7月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて6.5%上昇し、
3年ぶりの高水準となりました。中国人民銀行は追加利上げの時期を
探っていますが、一段の引き締めは景気を下押しするとの懸念もあり、
慎重な対応が求められています。
そうした中、香港ドルが米ドルと連動する事実上のペッグ制について
アジア経済が急拡大する中、見直しが必要との議論が持ち上がっています。
昨年末、私は2011年の見通しを述べる中で、世界経済には「4つの地雷」が
埋まっているという話をしました。日本、中国、欧州、米国です。
2011年も8ヶ月を経過して、毎週これらの地雷が少しずつ爆破の気配を
見せ始めています。
中国の地雷、それは不動産バブルの崩壊です。バブル崩壊の兆しである
インフレの状況が明確になってきています。中国の消費者物価指数の推移を
見ると、消費者商品にインフレの影響が見え始めています。
食品で1割程度、肉類は3割〜4割も価格が上昇し、国民の不満も高まって
いるようです。
中国人民元は米ドルに対して、「1ドル8.2元」あたりでペッグされてきて、
直近では「1ドル6.3元」くらいまで変動しています。これは、かつて日本円が
体験した「1ドル360円」から「1ドル235円」「1ドル76円」まで移行した
プロセスであり、中国はまさに日本と同じ道を歩んでいると思います。
このように中国人民元が高くなることで、香港が困った状況になっています。
香港ドルは元々英ポンドペッグ制でしたが、その後一時変動制に移行した後、
1983年から米ドルペッグ制を採用しています。1997年香港が中国に返還され
ましたが、この制度は未だに維持されています。
中国政府が勝手に香港の準備金を取り崩すことを防ぐという狙いもあり、
香港ドルの米ドルペッグ制は簡単には解消することができないまま
今に至っていますが、中国人民元が対米ドル「6.3元」のラインまで高く
なってきて、段々とおかしな状況になりつつあります。
香港経済の状況として必要性がなくても、米ドルにペッグされているため
米ドルが弱くなると香港ドルも弱くなってしまうからです。
これは中国としても必要性を感じていないでしょうし、望んでいないこと
だと思います。
米ドルペッグ制を解消することも検討されているようですが、ここには
英国・中国間の二国間協定も絡んでくるので、英国の了承なしで進めること
はできません。香港にとっては非常に悩ましい状況が続いています。
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この大前研一のメッセージは8月14日にBBT757chで放映された
大前研一ライブの内容を抜粋・編集し、本メールマガジン向けに
再構成しております。
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▼ 今週の大前の視点を読み、皆さんはどうお考えになりましたか。
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日本経済が好調なわけではないのに「円」が高くなる理由について、
「ドルやユーロとの相対的な比較に因るのでは・・・」
という見方は多くの方もされていたかと思いますが、その先の、
では日本円以外にどんな通貨が高くなっているのか、また為替がこのような
動きをするのはなぜなのか?どんな種類のお金が今の為替を動かしているのか?
までを考えた方はあまり多くないようです。
単純な疑問で終わらせず、より深くその原因や影響範囲を考えるか考えない
かは、思考のクセとも言えるものですが、これができるか否かによって、
理解度や問題への対応力は大きく変わってきます。
問題解決力トレーニングプログラム内でお勧めしている、深く考えるための
トレーニング方法の一つは「なぜを3回繰り返す。」というもの。
なぜ日本円は高いのか?までを考えたのであれば、その先もう2回
「なぜそうなるのか?」を繰り返してみてください。
きっとこれまで思いつかなかった発見や考えの切り口、また新しい疑問に
気付くはずです。
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┏━■ 問題解決力トレーニングプログラムより
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修了生体験談のご紹介
「これを30代前半で受けていれば良かったと何度も思いました。」
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〜事務局から〜
本日ご紹介する体験談は30代後半で本プログラムを受講されたIさん。
成果を実感するとともに「もっと早く始めていれば。。」と少々悔しく
思われたそうです。
過去には受講を決意するまでに4年もかかったという方もいらっしゃいますが、
そういった皆さんは異口同音に「もっと早く始めていれば。。。」と仰います。
様々な場面で威力を発揮する問題解決力。
なので早く始めればそれだけ成果を出せる機会が増えます。
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◆受講生プロフィール
Iさん 受講当時39歳
建設業界で開発職をされています。
◆どんな考えから問題解決力を受講しようと思われましたか?
社内の人材開発部門より希望者の公募が有りました。
HPで内容を確認し、大前学長が企画された講座で有る事を知り、
内容も充実しているようだったので、受講を希望し、社内の審査に合格し
受講することができました。
◆受講中を振り返り、苦労された点などありますか?
担当業務が繁忙となり、4講座のうち1つ目でストップしてしまいました。
結局残り3か月で全てを仕上げる事となりましたが、講座の受講だけでなく、
課題をこなす事に苦労しました。
◆受講後の成果について具体的にお教えください。
物事を客観的に捉え、大きなところから分析し、焦点を絞って問題を摘出する方法を
知ることができました。また、相手に結果を伝えて説得する方法、プレゼンテーション
の重要性を認識し、テクニックを習得できたのは大きな成果です。
職場でも説明する際の手順を工夫する事で相手を納得させ、
自分の意見を受け入れる状況が増えています。
◆問題解決力を学ぼうと思われている皆さんへのメッセージをお願いします。
「問題解決力」は簡単に習得できる方法ではないが、苦労をして学ぶと
確実に力が付きます。
仕事だけでなく、一般の問題点も気付き易くなりますし、問題を解決する醍醐味を知ると
生活にも変化が生じます。
私は38歳で受講しましたが、これを30代前半で受けていれば良かったと
何度も思いました。
――――――――――――――――――――――――――――――――
いかがでしたか。
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〜二つの通貨高に見るホームレスマネーの行方と今後』
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▽前回のクリックアンケート結果発表▽
前号の記事『原発再稼働と日本の将来
〜歪んだ対立構造を作らず本質を見よ』
アンケート結果は、下記の通りでした。
大変参考になった ……………… 46.40%
参考になった …………………… 31.47%
やや参考になった ……………… 10.72%
あまり参考にならなかった …… 11.41%
ご協力ありがとうございました。
この結果は、今後のメルマガ作成の参考にしてまいります。
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┃6┃ あとがき:寝言
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私はエアコンをつけて寝ると体調が悪くなることがあるので、
この暑さの中でもなるべくエアコンをつけず、扇風機で凌いでいます。
うちの子もエアコンよりは扇風機の方が良いらしく、でも扇風機は
1台しかないので最近は同じ部屋で寝るようにしています。
そこで初めて気付いたのですが、子どもの寝言がスゴイことになっています。
急に「じゃあとりあえず俺家に帰る。」といって立ちあがってみたり、
「面白いこと思いついたから聞いてくれる?」と言ったりします。
それもかなりはっきり話すので、ちょっと気味が悪いくらいです。
そしてその後には、飼っている犬までもが「アゥアゥ?」みたいな
ことを言い始め、うるさいし、さらに気味が悪いし大変です。
しかし、私が子どもの頃、父親から「昨日の晩へいちがうちわを2つ持って
踊っていた。気持ちが悪いのでそのままにしておいた。」と言われたことを
思いだし、こんな遺伝もあるのかと子どもを責めるのは止めました。
でも犬は…関係ないですよね。。。
(編集部へいち)
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次号:2011年8月26日配信予定
通常号は毎週金曜日発行(+増刊号)
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