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http://www.zaikei.co.jp/article/20110809/77855.html
■「霞ヶ関発・兜町着」直行便
世界的なドル安、株安が吹き荒れる中、8日、G7’の財務省・中央銀行総裁会議(電話)が開かれ声明が発表されたが、市場はそっぽを向き冷たい反応しか見せてはくれなかった。それだけ、世界経済の規模が大きくなり、国家間だけでなく国境を越えた企業団体・組織間の利害対立が深刻さを増しているということだろう。そんな中、9日、日銀の白川方明総裁は、参院金融委員会で「通貨及び金融調整に関する報告書」の概要説明を行い、併せて日本経済の動向と日銀の金融政策運営について、次のように語った。G7直後だけに白川総裁の発言内容が注目された。
(1)わが国経済は震災による供給面の制約が和らぐ中で、着実に持ち直してきている。先行きについても、生産活動が回復していくにつれ、輸出の増加や、資本ストックの復元に向けた需要の顕現化などから、緩やかな回復経路に復していくとみられる。
(2)しかしながら、日銀としては、こうした見通しを巡る不確実性が高いことも認識しており、このところ、景気の下振れリスクにより留意すべき情勢になっていると判断している。
(3)海外経済をみると、米国においては、債務上限問題が一応の決着をみた後も、市場では、財政健全化を巡る懸念は払拭されておらず、景気の先行きに関する見方も慎重化している。これに加えて、欧州では周縁国のソブリン・リスク問題が、また新興国については物価安定と成長の両立という課題があるなど、海外経済には、大きな不確実性がある。
(4)こうした海外情勢や、それらに端を発する為替・金融資本市場の変動は、わが国の企業マインドひいては経済活動にマイナスの影響を与える可能性がある。
(5)物価面では、消費者物価の前年比は、小幅のプラスで推移している。今月に予定されている物価指数の基準改定に伴い、下方改定される可能性が高いと認識している。したがって、物価安定の実現までにはなお時間を要するとみられる。
(6)最近の国際金融市場の緊張に対して、G7の財務大臣・中央銀行総裁は、緊密な連絡と適切な協力のもとで、金融市場の安定と流動性を確保するため行動をとる準備があることを明らかにした。
(7)金融政策運営については、包括的な金融緩和政策を通じた強力な金融緩和を推進している。このもとでは、資産買入等の基金を通じて、長めの市場金利の低下と、各種リスク・プレミアムの縮小を促している。先の金融政策決定会合では、景気の下振れリスクに対応するため、資産買入等の基金を10兆円程度増額し、50兆円程度とすることを決定した。
(8)日本経済の最大の課題である成長基盤の強化については、この目的に資する融資や投資を実施した金融機関に対し、国債等の担保を裏付けとして、きわめて低い金利で資金を供給している。6月には、この枠組みをさらに効果的なものとする観点から、金融機関による出資や動産・債権担保融資、いわゆるABLなどの取り組みに対して、新たに5000億円の貸付枠を設定することを決定した。
白川発言は、注目された割には、当たり障りのない、いつもの優等生的な判断、説明に終始し、この緊張する世界経済の現状と、日本の置かれている状態に対する有効な処方箋にはなっていない。なぜ円の独歩高が亢進するのか。米国も欧州各国も通貨供給量を増やしているのに対し、わが国は長年それを抑えてきた。今回、円売りと金融緩和の『合わせ技』を行ったと自慢げだが、遅すぎる。日銀はインフレを恐れるあまり、肝心の経済を殺してしまっているとの批判に、どう答えるのだろうか。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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コメント
d(B/Y) = (g―t) + (r−n) B/Y財務官よくお越しくださいました。
デジャブ理事、日銀の国際派と財務省の国際派ということでマスコミにインパクトを与えようと参上したのですが、効果がありますかな。
しかし、スイスはうまいことスイスフラン高をとめましたな。ただ、本当にユーロとペックするかどうかは不明ですけれども。
ところで、FRBや米財務省から何らかの情報をあがっているのでしょうか。内財務省にしてもほとんど情報があがってきません。日本無視という姿勢が続いています。
前回の介入にしても、米国財務省に相談したのですけれども余りいい顔をしなく、日銀としては、独自で動くことはもうできません。
それは、財務省にとっても同様であり、黒子に徹するのが官僚の役目、責任をとる政治家が今の現状では我々も動けません。
ただ、経済界が今回の円高でもはや我々官僚の言うことを聞かなくなってきているのです。
と優秀といえる官僚の組織の黒子重臣が対面したところでマスコミが報道することが市場に効果があるかどうかわかりませんが、金融政策を持たないのか、それとも持てないのかわかりませんが、政策がない黒子がどう語り合おうとも量的緩和を実際にどれだけ実行するかということに日本はつきるのかもしれません。
札をするならとことんするか、国債を発行するならば日銀に買い取らせるかというくらいインパクトがないと震災復興どころかこのまま破綻へと導かれても国内インフラが疲弊し回復すらおぼつかないということになるのかもしれません。
江田憲司のみんなの本気「増税、増税 財務省のプロパガンダに騙されるな!」
http://www.youtube.com/watch?v=xV5dniJPWjE
円高の県内への影響は・・・ 日本海新聞ニュース
http://www.youtube.com/watch?v=_2CmRUoyeng
『この時期に増税・大連立を目指す野田佳彦・・』小野盛司 AJER2011.8.15(1)
http://www.youtube.com/watch?v=yP92v4739aM
『この時期に増税・大連立を目指す野田佳彦・・』小野盛司 AJER2011.8.15(2)
http://www.youtube.com/watch?v=OlBn06OzSVk
所得税、消費税、法人税を増税して復興財源に!
http://www.youtube.com/watch?v=p9Aa5Qh8kfA
基本的にFRBがQE3をするかどうかということで、QE3がおきれば益々円高になるとの思惑から円買いのポジションがつみ増されているという状況なのかなとも感じます。その分、日銀が介入をすれば円安の効き目が一時的には大いにメリットがあるのですが、QE3の市場の期待が高ければ高いほどさらなる円のポジションを増やすということになるかもしれません。
ただし、基軸通貨というのは、価値が無ければ基軸通貨にはならず、持っていても価値が減少する通貨では、次の基軸通貨が決定するまで無能な日銀、財務官僚が管理する円に資金を移すということは当然のことかもしれません。円自体は安全ではないのですが、円というのはうまく利用しやすい通貨であり、日本という国がうまく利用しやすいお国柄ということかもしれません。
紙幣自体に価値がなくなるわけですから、そうなった場合には、紙幣に何らかの価値を付帯するしかないと思いますが、どう通貨が今後変化していくのでしょうか。
小幡績:円高と株乱高下の裏で起きていること
http://www.youtube.com/watch?v=lS_mfomcoRM
前回の日本の不動産バブルによる金融機関の負担がようやく15年たって処理のメドがたってきており、その上、今やリーマンショックの安値に近づいているグローバル企業にしても設備投資を海外で増やしており、それほど円高の影響を受けない体制にしつつあるのですが、円高ということでどうも売られています。
トヨタに関してはなんやらきなまくさい噂がでているようですが、総じて機械、精密機械などのメーカーの現状は、忙しいようです。
市場は米国に何を求め、そして日本に何を求めようとしているのでしょうか。
ただ、リーマンショックの時は、米国にしても中国にしても他の日本以外の先進国にしても対策はとれたのですけれども、今回はどの国も財政問題で対策がうてないようです。
金融の世界というのは、すでに実物世界、つまり物を売ったり買ったりする世界の数倍の大きさになっており、この金融の暴走を止めることは既得権益に対してかなりきついことをしないととめられないでしょう。
つまり大きく世界が変わることをしないことには、金融の暴走は止められないということかもしれません。
日本の場合は、政治の世界も解体、東電などは、解体し、経済産業省もこれで解体の道にはいり、現状の官僚を含む役人世界の破壊へと向かわないと日本が浮上することは難しいような気がします。
2011年上半期の貿易収支 初の赤字転落
http://www.youtube.com/watch?v=IJpeEbmIXtE
韓国大統領「北朝鮮の復興は日本に金を出させる」と爆弾発言
http://www.youtube.com/watch?v=7xBF6ScMNnQ&feature=related
海外の見方「日本政府による情報隠蔽は明らかな人権侵害」
http://www.youtube.com/watch?v=w2gOYmOA1pY&feature=related
菅総理が本当に辞任するかどうか、詐欺内閣といわれる民主党政権のため、8/末になるまでわからない状況ですが、ここにきて泣き虫経済産業大臣が、総理候補として立ち上がりましたが、本当に今の菅民主党の閣僚に任せていいのかという動きが現れないということが日本の衰退をこのまま静かに見守るしかないのでしょうか。
バカプラスバカは、バカという亀井党首の発言がありましたが、バカの中からバカを選んでも仕方が無く、また、バカを支えるのもバカでは、黒子といえども終身雇用で無駄な税金で雇用するのもバカバカしく、税金を払わないという姿勢が今後の日本国民に必要なこととして選択にいれるべきかもしれません。
その間に日本の資産を他国が安く買い叩くという状況へと向かうのでしょうか。
バカの中には、他国がスタッフとして養ってくれると楽観的な気持ちで税金の無駄使いをしているのでしょうか。
(竹中平蔵) 復興税は必要ない。増税詐欺にだまされるな
http://www.youtube.com/watch?v=20xYa2PM4yQ&feature=player_embedded
橋下知事「リストラ条例ダブル選の争点に」
http://www.youtube.com/watch?v=wIPd4DWVz74
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