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★人民元高誘導へ政策変更か・・政府系メディア報道
http://jp.reuters.com/article/jpchina/idJPJAPAN-22687620110812?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0
[北京12日ロイター]中国政府が国内のインフレ抑止と米国、欧州債券の保有削減を進める中、人民銀行が政策の変更に動くとの憶測が広がり、人民元の対ドル上昇が向こう数カ月間に加速する可能性が高まっている。
中国の政府系メディアは12日、中国人民銀行(中央銀行)による政策変更の可能性を一斉に報道した。これについて国内メディアが一斉報道するのは異例で、この日の市場では、政策変更が近いとの思惑から、人民元の対ドル相場が前日に続いて2008年以降で最大の上昇をみせた。
人民銀行はまだ政策スタンスの変更を発表していないが、新華社傘下の中国証券報は、同銀が最近、政策プランについて文言を若干変更することで政策スタンスのシフトを示唆した、と指摘。さらに、人民銀行が輸入インフレを管理する上で、人民元を主要ツールとして活用する用意があることを示していると報じた。
同紙は1面に掲載した社説で「ドルは引き続き軟調が続くとみられ、長期的にコモディティ価格を押し上げ、中国の輸入物価圧力をさらに強めるだろう」と予想。「人民元の価値の上昇はこうしたリスクの管理を助ける」とし、中国は将来的に、政策ツールとしての人民元の活用を拡大する可能性が高い、との見方を示した。
中国共産党機関紙の人民日報はこの日、元の上昇加速は短期的に物価圧力の緩和を可能にし、長期的には中国の輸出セクターの成長を助けるとの見方を伝えた。「元レートの記録的な高水準をどう見るか」という見出しの記事は、「元高は中国経済に影響を与えるが、中国の輸出セクターに大きな打撃となることはない」としている。また、上海証券報も1面記事で、元の為替レートが中国の金融政策運営で主導的な役割を果たす可能性があると指摘した。
中国商務省が発行する国際商報も、国内エコノミストの話をもとに元上昇を求める圧力が強まっていると報道。同紙によると、北京にある対外経済貿易大学のDing Zhijie教授は、元が対ドルだけでなく通貨バスケットに対して上昇する可能性があるとの考えを語った。
中国にとって、人民元の対ドル上昇には次のような恩恵が考えられる。
1)7月の消費者物価指数は前年同月比6.5%上昇し、予想外に加速した。一方、7月の貿易統計は、欧米経済の低迷にも関わらず、輸出が予想を上回った。元高に誘導すれば輸入インフレ圧力は緩和する。また、輸出は好調で、国内輸出産業は元高に耐えることができる。
2)米国の格下げや欧州債務危機を受け、ドルやユーロ建て資産などで運用される中国の外貨準備に対する不安が高まっている。人民元が上昇すれば、外貨準備の拡大ペースを抑えることが可能。また、ドルやユーロ建て資産を買い入れる必要性は低下する。
3)米連邦準備理事会(FRB)は向こう2年超低金利政策を継続するとの方針を表明。さらに、追加の債券買い入れプログラムを行う可能性がある。前回の債券買い入れプログラム実施時に商品価格は上昇、投機マネーの流入で新興市場国の物価は大幅に上昇した。今後米国の追加量的緩和で一段の物価上昇が見込まれるなか、当局はインフレ対策として元高に誘導することが可能。
BNPパリバのエコノミストは、中国経済が世界的な景気減速に耐えることができると確信すれば、人民元の上昇ペース加速は「理にかなっているようだ」との見方を示した。
BNPパリバは顧客向けリポートで「元高ペースを加速させることで、外貨準備の伸びは減速し、今のようなペースで米国債を買い入れる必要性は低下する。結果、先週ソブリン債が格下げされた米国に非常に良いタイミングでシグナルを送れる」としている。
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★スイスフランはユーロにペッグするとの憶測
http://f.blogos.livedoor.com/news/article/5779550/
スイスフランがユーロにペッグ(連動)するとの憶測から、対スイスフランでユーロ買い、スイスフラン安が強まった。
ドル・スイスは、0.7405フランから0.7688フランまで上昇。スイスフランがユーロに
ペッグ(連動)するとの憶測から、スイスフラン売りが全般的に強まった。
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