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米国における「流動性の罠」 - 浜矩子の妄想と愚論(世に倦む日日)
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/718.html
投稿者 元引籠り 日時 2011 年 8 月 12 日 21:44:47: dkOnWN./sADdA
 

週刊エコノミストの最新号に、三井住友銀行の山崎知洋(在NY)が、「家計の過剰債務が低成長を長期化させる」と題した米国経済評を載せている(P.40-41)。NYの株価急落とFOMCの直前のものだが、背景を考察する上で説得的な内容で、コンパクトに纏められた知見として参考になる。山崎知洋の論点で興味深いのは、昨年末からのQE2についての分析と評価で、この資金供給がダウ平均を20%押し上げる要因となりながら、米国内の資金需要の喚起という点では全く効果を上げてない問題が指摘されている。そして、FRBによる実質ゼロ金利政策とQE2による流動性供給、さらに銀行による貸し出し基準の緩和をもってしても、民間の資金需要を喚起できず、逆に中小企業の借り入れは落ち込むばかりで、米国が日本のような「流動性の罠」に陥りつつあると診断を下している。まさに米国経済の日本化。山崎知洋によると、リーマン・ショック以降、米国における格差社会は一段と厳しさを増していて、要するに、QE2の供給資金は一部の高所得層や投資家を潤してNYSEやNYMEXへの投機を過熱させる一方、ガソリンを始めとするコモディティの物価上昇という悪影響を及ぼし、低所得者層の生活を窮迫させているのである。山崎知洋は、QE3に対してネガティブな姿勢を示していて、QE2の二の舞になるだろうと予測している。


この山崎知洋の分析を元に、今週のNYSEの乱高下とFOMCにおけるQE3の判断を読み解くと、どういう結論が得られるだろうか。一つの見方として、週初(8/8)の634ドルの暴落は、S&Pによる米国債格下げの時機を捉えて、ヘッジファンドやウォールストリートが一気にQE3実施を呼び込むべく、環境作りのために派手な売りに出たと考えることができる。あるいはまた、基調は景気減速で、実体経済の見通しは悪い材料ばかりだから、余剰マネーの注入で株価を吊り上げようとしても、先行き懸念で下がる反動になるという見方もできる。NYSEの株価の内実は、次第に米国の中産層市民の個人資産の意味を失い、投機資本の余剰マネーが主たる構成要素になりつつある。つまり、バブルだ。量的緩和で資金供給したものが、そのままNYSEやNYMEXに流れ込んでマネーゲームさせているのであり、そこで膨張し高騰する部分はバブルに他ならない。だが、それをしなければ、株価を持ち支えることもできず、景気はさらに冷え込むため、ヘッジファンドとウォールストリートの注文どおりに、FRBは資金を市場に流し続けざるを得ない。今度のデフォルト回避の政治で、財政出動による景気対策の手を封じられた意味は小さくない。例えば、今後のリセッションの過程で、再び3年前のGMの破綻のような事故が生じたとき、連邦政府はその救済のために公的資金を使うことができなくなったのである。

バブルはどこかで弾けるだろう。米国か、欧州か、どこかの投資銀行が債務超過に直面したとき、3年前と同じ大型の連鎖倒産劇が起きるはずだ。政府は財政で危機拡大を鎮火することができず、山火事の規模と被害は3年前より深刻で甚大になるに違いない。仮に、今年の年末から米国が本格的な景気後退に入り、そして株価低迷の直撃を受けて、GMのような従業員を多く抱え労組の強い企業の資金繰りが厳しくなり、経営危機が現実化した場合だが、当然、茶会は救済を拒否し、市場原理に任せろと言い、選挙を控えたオバマ政権は世論の圧力に従わざるを得ないだろう。だが、その選択に出れば、失業者はさらに増え、地方は疲弊し、不況はとめどない泥沼に嵌り込む。3年前の金融危機のとき、米国は日本の轍は踏まぬと嘯き、日本が10年も20年も停滞を続けたのは、日本の政策の誤りや遅れが原因だと決めつけ、エコノミクスに無知な日本人の自業自得だと侮辱していた。13年遅れの「流動性の罠」を米国はどう切り抜けるのか、無能な日本の失敗を嘲笑した優秀な米国のお手並みを拝見させていただこう。サブプライムに端を発した不良債権の処理は未だ終わっていない。ショックの第2弾は必ず到来する。山崎知洋は、米国の家計部門の債務削減(ディレバレッジ)が進んでいない点に注目し、米国の消費者が持ち家を担保に借り入れて浪費した残債が、一向に減る気配を見せていない状況を重視している。

下げ止まっていた住宅価格も再び下落に転じ、持ち家の担保価値は下がり続け、賃金の減少が債務返済を圧迫している。日本の15年前と同じだ。格差拡大の進行も。山崎知洋によれば、米国の上位20%の層は、2007年から2009年の家計所得の減少が0.5%だったのに対し、下位20%の層のそれは6.5%の大幅減となり、所得格差が開いている。これは、失業率の増大と賃金の切り下げが原因だ。今後、米国の弱者に厳しい季節が続くことは間違いない。さて、日本だが、8/9に報ステで放送された中小企業の経営者の発言と、8/8付の浜矩子の東洋経済でのインタビュー記事の二つについて論じたい。円高への対応をめぐって、二者の言説が真っ向から対立している。前者は大田区の小さな町工場の経営者だったが、円高になっても海外には出ないと言い、その理由として、国内の企業に技術を移転するのは納得できるが、海外に技術を移転するのは容認できないと心境を語っていた。それは日本経済の利益にならないからだと言い、あくまで自分は日本経済を守る仕事をしたいのだと思いを語っていた。感銘を受けた。この言葉は、経営者の発言としては抽象的で精神論のように響き、少し戸惑う気分もする。だが、こういう言葉をストレートに言う中小企業の経営者もいるのだ。彼は、単なる経営論を述べているのではなく、マスコミの取材の機会に、まさに持論である政策論を言っている。理念と信条を視聴者のわれわれに訴えていたのだ。

そして、中国へ出た者がどうなったか、技術の行方がどうなったかを現場で知っているから、この言葉を発したのだ。古舘伊知郎が、敢えて代弁として選んだメッセージの意味もあるかもしれない。こうしてテレビに登場する町工場の経営者は、どれも白髪で、つまりそれほど先が長くないことを自覚している。中国へ渡って技術を伝え残す道を選ぶか、日本でこのまま店仕舞して隠居するか、二つに一つの選択なのであり、彼は後者を選ぶと言っているのだ。その理由は、前者は中国のみを繁栄させ、日本を不幸にするものであり、無意味な技術流出だから。本当は、この経営者の判断と思想が正しいのであり、この理念に従って循環し拡大する日本経済が必要なのであり、そうした製造業の方向へ政策が舵を切ることが、日本が世界の中で生き残る道なのだ。どれほど円高になっても、リスクを吸収してバネにできる能力を日本の企業は持っていた。前回の記事で、円高に日本企業が対応できなくなった要因を述べたが、重要な一点を見落としていたことを反省する。それは、中小企業であり、系列の力である。日本の中小企業はどれも大企業の下請けで、トヨタやホンダやソニーや松下に部品を納品し、彼らの品質と価格競争力を維持し、ブランドを下から支えていたのである。日本は、バブル崩壊後の「改革」の過程で、米国からの要求どおりに系列の経営を壊し、大企業が下請けの中小企業を切り捨てていった。冷酷に切り捨てて、海外から部品調達するようになった結果、従来の製品競争力を失ったのだ。日本の強味とは、澤穂希が教えてくれたように、団結力しかないのに。

一方の浜矩子は、「貿易収支ではなく、投資により所得収支を稼」げと言い、国内でモノ作りをするのではなく、海外に資本投資をして、その収入で生きていく道を説いている。これは、昨年の「去る者は追わず」の話と同じで、国内をどんどん産業空洞化させろという主張の延長上の議論だ。この浜矩子の言説に対して、件の中小企業の経営者はどう思うことだろう。それでは、浜矩子に単純な質問を返したいが、その投資の原資は何なのか。原資となる富はどこにあるのか。国内に原資がなければ海外に投資などできない。浜矩子が言っているのは、20世紀前半の英国モデルであり、20世紀後半の米国モデルである。彼らは、「世界の工場」で貯め込んだ富を、製造業の競争力を失う前に、そうやって油田や鉱山や農園やらに海外投資し、保険や債券の金融商品のリターンで永続的に収入を得る構造を築いた。日本も同じ真似をしろと浜矩子は言い、円高で円の価値が上がれば、簡単に海外の企業や資産や資源や権利を買収できるから、その金融帝国の路線を進めと言っているのである。愚論であり、現実離れした妄想としか言いようがない。製造業の輸出競争力を失った日本に、海外投資する富(原資)をどうやって準備できるのだ。例えば、いま230兆円の日本企業の内部留保がある。浜矩子が言う富(原資)とはこれを指すのだろうか。このカネは、日本企業が輸出で稼いだものだが、ドル資産で計上されている。みずほや三菱や住友が管理していても、ドル債券に化けていて、ドル安でどんどん減価している。

米国債は勝手に売れない。GSやシティなど投資銀行が発行した債券もおそらく同じで、日本企業がすぐに円資産(日本国債・日銀券)に換えたいと焦っても、米国政府がみずほや三菱や住友に手を回して売却を阻止するだろう。また、そうさせないために、外資は日本企業に役員を送り込み、東京市場で株を取得して経営を押さえている。浜矩子も記事の中で言っているが、日本が持つ外貨準備やドル資産は、結局のところ大幅減価(債権放棄)の運命しかないのである。事実上、現時点で紙屑なのだ。金庫にある230兆円も半ば紙屑で、日本政府(70兆円)とメガバンク(7兆円)が持つ米国債も同じである。日銀や保険会社など日本の金融機関、さらに天下り法人など、全体でどれほどの米国債を保有していることか。日本企業が貿易収支で稼いだ富は、円資産で国内に蓄えられておらず、円で国内に回ってないのである。だから、いつまで経っても国内の需要や消費を喚起できない。ドル紙幣・米国債に換えて米国経済に貢いでいるのだ。ついでに言えば、浜矩子が言うような海外投資なら、すでに企業も個人も熱を上げてやっている。FX取引がそうだ。浜矩子は、円高はメリットがあるから、どんどんFXをやれと言うのだろうか。確かに、手持ちの円資金は少なくて投資ができるだろう。だが、投資して稼ぐ最終目的が国内で使う円であったなら、結局は同じで、円高になればなるほど円収入は小さくなる。個人の投資規模では特に大きなメリットは出ない。円が「隠れ機軸通貨」だなどと、ナンセンスな幻想もいいところだ。その可能性があったのは1980年代のみである。

競争力のある製品を売り、加工貿易で海外から冨を稼ぐ以外に、資源のない日本が海外投資する資金を得る手段はない。製造業を潰しながら、日本が冨を稼ぐなどあり得ない。

http://critic5.exblog.jp/16098837/  

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コメント
 
01. 島唄 2011年8月12日 22:26:31: ZW97PFZHjT5Lg : 3SstCBCT4w
くだらねえ。

02. 2011年8月12日 23:38:12: 1EskMQaRmO
競争力のある製品とは、その製品の性能は基より価格が伴います。
残念ながら、日本政府、財務省、日銀は小出しの金融緩和で傷口を止めてる様ですが
円高容認を事実状許している状況です。技術が海外に流出する前に、日本政府が
政務不履行になるのも方法の一つです。
困るのは、日本国であり富を保持している資産家です。もともと資産が無い日本国民(労働者)は無縁。



03. 島唄 2011年8月13日 07:25:17: ZW97PFZHjT5Lg : 3SstCBCT4w
なっ?

くだらねえだろ?


04. 2011年8月13日 15:43:16: tkfiuK65LE
素晴らしい!

売国奴は小泉竹中狂人アホ缶だけではなく、
ブスでババアの浜矩子のような
御用学者も大勢いるってわけだ。

こんな連中にだまされちゃあ
いけないぜ。


05. 2011年8月13日 20:17:09: 4IwFUdEXas
大賛成。日本経済を支えるのは、高度な技術と匠の精神をもつ中小企業とかねがね思ってました。その証拠に、中国に生産拠点を移した途端に日本ブランド失墜。大企業は偉そうにしてたが、所詮、高品質の部品を中小企業から安く調達して国際競争力を得ていただけ。研究開発だって、大企業はすっかり保守化して革新性を失っている。要素技術革新は、中小企業の方が遥かに迅速。こうした珠玉のような日本の中小企業を裏切って、品質無視、コスト削減のみに汲々として中国の奴隷労働力を当てに利ざや稼ぎに終始するようになって日本の企業は堕落した。そうした亡国産業政策に企業をミスガイドしたのは売国JETRO。日本の技術と頭脳を安く叩き売ってアジア市場シェアを伸ばすという阿呆な政策を久しく続けている。日本は技術を外に出さず、純日本製の高品質商品を高額で上客のみに売ればよかったのだ。それがトップ・ブランドというものだ。中国人に薄利多売する必要などなかった。今、売国奴JETROは日本企業を中国内陸にミスガイドしようと新たな売国奴宣伝を行ってるが、日本企業は騙されてはいけない。これは中国の謀略の一環。第一中国内陸はかつてのメガトン級地表核実験で、福島原発災禍どころでない放射能汚染。

06. 2011年8月13日 22:55:36: NRvAM7Ti0k
売国浜矩子には退場してもらいたいね、
島唄って馬鹿か?

07. 2011年8月14日 03:35:31: J5NmUwgmE6
「前者は大田区の小さな町工場の経営者だったが、円高になっても海外には出ないと言い、その理由として、国内の企業に技術を移転するのは納得できるが、海外に技術を移転するのは容認できないと心境を語っていた。それは日本経済の利益にならないからだと言い、あくまで自分は日本経済を守る仕事をしたいのだと思いを語っていた。」

この社長は技術はわかっていても経済はわかっていない。この一言。投稿記事は、この言を感銘を受けたと言っているが、正直呆れた。あと、この社長はこうは言っているが、おそらく国内企業にも技術は移転しない。その時はなぜ移転を希望する国内企業に技術を移転しないか、投稿記事の筆者が感銘することを言うだろう。
そして、この社長は記事に依ると「日本でこのまま店仕舞して隠居する」のを選ぶのだそうだ、そしてそれに感銘しているのだ。


08. 2011年8月14日 03:48:40: J5NmUwgmE6
日本の技術も海外からの移転を受けたのを契機に先人の努力で稼げるものになった。
先人の努力を自分の代で食い尽くし、引退後の自分の老後は準備した社長が小料理屋で、筆者が「感銘」する言葉とか「ブスでババア」とか吐く姿が浮かぶ。

海外に出ずに「競争力のある製品を売り、加工貿易で海外から冨を稼ぐ以外に、資源のない日本が海外投資する資金を得る手段はない。」のなら、この社長以外の日本人は海外の加工貿易で富を稼ぐ競争力のある製品を作る工場の出稼ぎになって、日本に仕送りするしかないね。筆者はそうしたらいい。日本人のフィリピン人化だ。昔、大学生がアメリカの州にしてくれとデモをしたフィリピン。


09. 2011年8月14日 09:34:53: NRvAM7Ti0k
07,08
グローバル化を信じてる時点で奴隷根性丸出し、
国益を守るためには鎖国も視野に入れるべきだろう

エコとか自然エネルギーとか言ってる状況はその真逆、
ビジョン無き政治家、愚民は政治から去れ!


10. 2011年8月14日 09:54:50: OE9PGKGyXU
J5NmUwgmE6は浜矩子と同意見なのか、違うのか、わかりにくい。「先人の努力を自分の代で食い尽くし」というが、この社長も採算が取れれば、日本で生産したいんだって。この円高で中小の町工場もきつい。品質よりも値段が優先されてしまう。米国債を買わずに円を刷るべきだ。

「日本の技術も海外からの移転を受けたのを契機に先人の努力で稼げるものになった。」ただで貰えた技術なんかない。お雇い外国人にいじわるされながら高い金払って教えてもらったんだ。それを元に苦労を重ね独自の技術を編み出した。日本のODAつきでただ同然で中国や東南アジアに技術移転している現在とは違う。


11. 2011年8月14日 16:50:59: J5NmUwgmE6
>>10
言うまでもないことだが、心情と事実は別だ。
心情は私も貴方が10で言ったことと同じ。
事実は、実務経験がありそうに見えない9が言ってるグローバル化なんていうしゃらくさいもんと違うし、現場を知る者は多かれ少なかれ肌で泥臭く感じていると思う。
誰かを何かを罵る前に、己はどうするかだと思う。上記社長の選択もあるだろうし、海外に出る選択もあるだろう。
下記を挙げると、また非難されるだろうけど、肌で感じている事実がよく描けてる。

***

いまのように円高が続くと、
お金の流れが大きく変わってしまいます。
それに対応して物の動きも変わるし、
物をつくる企業も生き残りを図って動きます。
動き方を間違えなかった企業だけが生き残り、
その対応のできなかった企業は淘汰されます。

見ていると、時代の変化に敏感な企業は
素早く対応するので、何とか一命をとりとめるし、
場合によっては更に一段と飛躍しますが
反対に「これじゃとてもやって行けないぞ」と
首をかしげたくなる企業ほど危機感が乏しく、
対応が遅れて結局、姿を消すことになります。

これは何も円高だけが原因ではありません。
古来、栄枯盛衰は歴史の大きな流れであって、
封建時代にも帝制時代にも、
また資本主義が主流をなす時代になっても、
川の流れるように世の中は移り変わり、
不要になった物も人も姿を消して、
新しい人が新しい時代を築いて行くのです。

そうした目で見ると、
これはとても日本で生き残れないぞ、
中国か、ベトナムか、
でなければバングラディシュやインドにでも行かなくっちゃ、と
こちらが思わず焦ってしまう企業や人ほど悠然と構えていて、
逆にあれなら当分、大丈夫じゃないかとこちらが思う企業や人ほど
血眼になって次の対策に駈けまわっています。

なるほどこれが
世の中の入れ替わりなんだなということになりますが、
私が東京に帰ると毎日、通りかかる青山通りのお店だって
そんなにお客の姿をみかけませんから、
今に家賃が払えない店がふえることは避けられません。
そうなると、成長期の日本と違って、
一軒また一軒と店じまいがはじまって、
地方都市で起ったことが東京でも起るんじゃないかと
気をもむのは私だけでしょうか。

はたしてこれで日本の企業の救済ができるのでしょうか。
いや、実はこれが世の中の入れ変わる姿なんだという風景を
まざまざと見せつけられている毎日なんです。
あなたが月給を払う立場の人ならどうしますか。

http://www.9393.co.jp/moshiq/index.html


12. 2011年8月14日 22:04:24: BKMWfkowUI
「動き方を間違えなかった企業だけが生き残り、
その対応のできなかった企業は淘汰されます。」
「川の流れるように世の中は移り変わり、
不要になった物も人も姿を消して、
新しい人が新しい時代を築いて行く」
本当にそうかな? 対応を間違えた企業でもウォール街の金融機関のようにアメリカ政府に保護され救済され生き延びているところもある。競馬の予想屋以下の格付け会社も大手を振るっている。逆に、する必要のない規制緩和や自由化によって叩き潰された会社もある。マスコミや司法機関や国税を使って潰しに掛かる場合もある。国際金融資本のさじ加減ひとつで潰されたり、生き残ったりするだけじゃないの。出鱈目なんだよ。

13. 2011年8月15日 02:12:09: J5NmUwgmE6
>国際金融資本のさじ加減ひとつで潰されたり、生き残ったりするだけじゃないの。出鱈目なんだよ。

そう言ってしまえば、国際金融資本のさじ加減で起こされた戦争で戦後日本経済は成長した。周り回って上記社長の技術も国際金融資本のさじ加減で磨かれたとも言えてしまう(笑)

天候の変化を読んで事業を経営するのも社長の仕事と思う。
天候の変化を出鱈目、不条理と言っても、いい訳にならない仕事と思うが。自分のビジネスに都合のよい変化の時は出鱈目と言わなかったはず。


14. 2011年8月15日 04:36:12: Fu7MJLnAwE
>13「国際金融資本のさじ加減で起こされた戦争で戦後日本経済は成長した。周り回って上記社長の技術も国際金融資本のさじ加減で磨かれたとも言えてしまう」
その通りだと思う。毛沢東と蒋介石が中国を北と南で2つに分割していたら日本の高度成長はなかったと思う。戦後日本に投資されず、南の中華民国に回された気がする。
「天候の変化を読んで事業を経営するのも社長の仕事と思う」
限度があるでしょう。前触れなしの竜巻には対応できない。対策しても間に合わない大型災害もある。連中は、いざとなったらルールを変えてしまうからな。あれだけ時価会計が正しいと言っていたのに都合が悪くなるとひっこめた。スーパー301条もすごかったな。

15. 2011年8月15日 07:50:33: J5NmUwgmE6
円高は予測できた変化と思う。

16. 2011年8月15日 11:51:31: SAGUIlQqcE
貿易赤字・黒字の意味が分かってない経済音痴の駄文
最後まで読んで時間無駄にした
尤も、同じ作者のコラムを今後は読まなくていい判断材料になった事で
後の時間は買えたかも(笑

17. 2011年8月15日 13:26:44: lqOPOFnyLE
16に同感。
たとえば、
>日本企業が貿易収支で稼いだ富は、円資産で国内に蓄えられておらず、円で国内に回ってないのである。
は、全く事実と逆のことをいっている。

18. 2011年8月15日 17:01:10: J5NmUwgmE6
日本人が自国にたいして抱いてる神話的通念がある。
曰く、四季があるのは日本だけとか(笑)日本人の脳の働きは多民族とは違うとか(笑)。
これは明治の近代化推進論者や戦前の軍国主義者が、土民を統御するのに意図的につくりあげた国家主義思想の副産物だ。

筆者の「日本は輸出に依存している」は、こうして土民のマインドに染み込んだ荒唐無稽の神話的通念上のものでしかない。

実際には日本の輸出額の対GNP比は、(私が知っている限り)少なくとも約30年前から、主要国のなかでは低い。日本を下回るのはアメリカだけ。

上記社長が懐かしんでいるんだか、心情として守ろうとしているんだかわからない日本の地位と力は、資本の大量輸出と純債権国にのしあがった事実にもとづいている。


19. 2011年8月15日 17:33:25: J5NmUwgmE6
↓のインタビューを読むと、浜矩子は至極真っ当なことを言ってるとしか思えないが。


(インタビュアー)――日本や中国は巨額のドルを外貨準備として保有しています。

(浜矩子)債権国である日本や中国がこれをどう乗り切っていくのか、難関だ。中国は外貨準備に占めるドルの比率をそれなりに下げてきたが、日本は、このたびも円売りドル買い介入で増やしてしまっている。中国や日本にとって最大の「大きすぎて潰せない」不良債権だ。担保も取っていない。ホワイトハウスを差し押さえるわけにも行かないので、実態的には債権放棄、つまりドルの大幅減価とならざるをえないだろう。

 企業経営は、腹をくくって、なるべくドルを取引に使わないという措置をとるしかない。もっと早い時点から動くべきだったが、企業によっては、9割方を円建て取引に変えているという経営者もいる。まだ全体としては、円建ては3割程度だと思うが、民間は自然体で合理的な選択をするだろう。

「ドル基軸通貨体制は終焉、通貨無極時代に〜米国債格下げが意味するもの 浜矩子(東洋経済)」http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/680.html



20. 2011年8月15日 19:00:17: J5NmUwgmE6
アップルの競合が追いつけない業績は為替と関係あんのか(笑)
業績と強く関係あんのは、記事の筆者風に言うと「(上記社長とは違う)ものづくりの姿勢」だろ。

競合が追いつけない 高成長アップルの驚異(週刊東洋経済2011年8月6日号)

アップルが驚異的な成長モードに入った。2011年4〜6月期の売上高は前年同期比82%増の285億ドル、純益は2・2倍の73億ドルを記録。かつてIT業界で圧倒的な収益力を誇ったマイクロソフトとの差を大きく広げた。

 7月19日の決算発表後、アップルの株価は急伸。18日終値373ドルが26日には403ドルとなり、株式時価総額は3739億ドルに。市場からの評価でも、マイクロソフト(2367億ドル)を突き放した。

 別にほかのIT企業が不振なわけではない。たとえばIBMの4〜6月期は売り上げが前年同期比12%増、純益も8%増と好調だった。マイクロソフトも売り上げが8%増、純益が30%増だ。しかし、この程度ではアップルとの差は開く一方なのだ。

好走続くアイフォーン

 成長を牽引しているのが、高機能携帯端末「アイフォーン」。10年6月に発売したアイフォーン4は現在、世界105カ国で228のキャリアと組んで販売。この四半期での販売台数は前年同期比2・4倍の2033万8000台へ拡大した。この分野の雄だった加RIMは「ブラックベリー」の3〜5月期販売台数が同18%増の1322万台にとどまり、7月25日に2000人の人員削減を発表したのとは対照的だ。

 さらにタブレット端末「アイパッド2」も好調で、主柱事業であるマックの売り上げを初めて逆転した。マックも前年同期比16%増の51億ドルと2ケタ成長を遂げたが、アイパッドは同2・8倍の60億ドルへ急拡大した。

アップルの凄みは、現在の業績でも、“実力”を発揮していないという点。まず製品の供給不足が続いている。4月発売のアイパッド2は米国で人気爆発。決算会見でティム・クックCOOは「米国での販売があまりにも多くほかの地域への出荷を抑えざるをえなかった」と説明した。アイフォーン4も、いまだに品不足の地域が多い。

 伸び盛りの中国での販売体制も未整備だ。この四半期の中国での売り上げは38億ドルに達し、日本(直営店除く)の15億ドルを上回る。しかし、「中国ではまだ完全な動きをできていない」(クックCOO)。これから直営店の整備を加速させる方針だ。

 新製品も待ち受けている。20日にマック用新OS「ライオン」を発売したのを皮切りに、秋にはモバイル向けの「iOS5」やクラウドサービスの「アイクラウド」を投入。新型アイフォーンの生産に向けた準備もしている。

 新製品効果で次の四半期もライバルとの差は広がるはずだ。アップルは今、敵なしの黄金期を迎えている。

http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/df8d7292499cd14e939437aa0ce32655/page/1/


21. 2011年8月15日 20:46:54: J5NmUwgmE6
筆者と投稿者は↓これ読みなさい。

http://www.asyura2.com/11/hihyo12/msg/222.html#c2

02. 2011年8月14日 12:42:19: 8sabVgpDK6
テレビジョン受像機を生産する電機メーカーは、既に国内市場のテレビの売れ行きは将来、減少の一途を辿るとして国内生産からの撤退を進めています。ビクター、パイオニア、三洋電機が既に撤退(三洋の場合は、パナソニックとの経営統合の側面もある)し、この7月末には日立も国内生産からの撤退を発表しました。今後は台湾メーカーからのOEM供給による販売を継続しますが、自社生産をやめれば「やる気」は格段に落ちますので、事実上の撤退に近い状況になるでしょう。
各電機メーカーは綿密な市場調査を行なっており、テレビの将来性に見切りをつけたと言うのが真相です。現在、プラズマ及び液晶パネルを自社生産している国内メーカーは、パナソニックとシャープの2社しかありません。日立・ソニー・東芝・三菱電機は、パナソニックとシャープから購入しています。これがブラウン管時代だと、松下、ソニー、日立、東芝、三菱電機、日本電気と、6社が生産していました。

ここで問題が浮上しています。日立がプラズマテレビの国内生産から撤退することで、パナソニックのプラズマパネル生産能力が余剰になる危険が高いことです。このため尼崎工場では、太陽光パネルの生産を検討している模様です。ちなみにこれはインサイダー情報ではなく、既に広まっている情報です。

現在、パナソニック、ソニー、日立、東芝の4社がテレビ生産事業で赤字を計上しています。家電業界の常識として、テレビは家電事業の看板であり、ここがないと消費者から相手にされないということで、他の分野の黒字を注ぎ込んでもテレビ生産事業を継続していますが、いつまでも続くことではないと当方は見ています。既にアメリカの電機メーカーは日本、韓国からのOEM供給に早くから切り替えています。欧州では多くの電機メーカーは白物家電に集中し、液晶テレビを自社生産するのはフランスのコンチネンタル・エジソン社だけです。確か、モーゼル川のそばに生産工場がありましたよ。

欧州はテレビは家庭に一台だけと言うケースが多く、ラジオが多いかな。昔から短波ラジオが売れてます。日本では1970年代のBCLブームの時に爆発的に売れましたが、今ではソニーがつくるだけ。しかも最新のICF-7600GRですら2001年登場で、多くの技術者の解雇で新規機種の開発も行なわなくなりました。この市場では今や中国メーカーの独壇場です。ドイツのグルンディッヒも中国製品のOEMを輸入、販売しています。

パナソニックは東南アジアや中東では短波ラジオの需要が今でも大きいことから、インドネシア現地小会社で、日本国内で1960年代に作っていたモデルを継続生産しています。日本国内で販売される製品は、もう日本国内でつくっていません。大阪、門真の京阪電気鉄道西三荘駅の前にあったラジオ事業部もないし、巨大なラジオ設計部隊も解散してしまいました。みんな、東南アジアに行って現地指導を行なっています。もう60歳くらいの人たちだが。これは日本からラジオの設計、開発能力が流出していることを意味します。しかも、若者にも技術が継承されなかった。

テレビは電機メーカーが将来性を見限った商品です。この分野で著名なパナソニックとソニーが、いつまで赤字に耐えて自社生産を継続するのか、当方は注目しています。


22. 2011年8月15日 22:50:19: pU1IiHV5u6
「日本人が自国にたいして抱いてる神話的通念がある。」
「これは明治の近代化推進論者や戦前の軍国主義者が、土民を統御するのに意図的につくりあげた国家主義思想の副産物だ。」
土民を見下す文明人か。神話崩しを楽しんでいるだけかな。国家、民族、伝統、家族などは、みんなフィクション、虚構に過ぎないことなどわかりきっている。自由、平等、人権、法律、正義、すべて虚構の概念だ。しかし、これらの概念がなければ人間の生活が成り立たない。神話と呼ばれようが、それを必要とする者が存在するなら一定の価値を認めなければならない。神話が打ち破られて、それを信じたものを嘲笑うだけでは意味がない。
  

「上記社長が懐かしんでいるんだか、心情として守ろうとしているんだかわからない日本の地位と力」
職人としての意地、古き良き思い出、土着的ともいえる日本人としての誇り、と言い換えることができる。カネのことしか考えぬ近代人が下らないと言って切り捨てるものばかりだ。


「アップルの競合が追いつけない業績は為替と関係あんのか(笑)
業績と強く関係あんのは、記事の筆者風に言うと「(上記社長とは違う)ものづくりの姿勢」だろ。」
グローバル企業は最適と思われる場所に生産地の移転する。生産国を移転する以上、為替は関係ない。移転したことによって創業した国の雇用がなくなってもなんとも思わない。株主配当と役員報酬が最優先される。
「アップルは今、敵なしの黄金期を迎えている」という「神話」はいつまで続くだろうか。ノキアの「神話」は崩れたようだが。

以下 Wikipediaより

製造

iPhoneやiPodの製造は、台湾の鴻海精密工業が中国・深圳の工場で行っている[42]。この工場については、従業員の自殺や違法な若年労働者の使役などが問題として指摘されている。(中略)

故障

iPhone 3Gに付属していた「Apple 超コンパクト USB 電源アダプタ」について、特定の状況下においてプラグ部分(金属製の差し込み部分)が外れて電源コンセント内に残り、それが感電の原因となる可能性があることが確認されたため、Appleは「Apple 超コンパクト USB 電源アダプタ交換プログラム」を実施している[44]。

また少数だが、爆発事故も報告されている。


不具合と訴訟

iPhone 4発売以降、一部モデルの液晶ディスプレイが変色するという問題が発覚している[45]。

またアンテナの設計によって左手で持つとアンテナがふさがれて電波の受信感度が悪化し、最悪通話・通信が切断してしまうという問題が取りざたされており、米国では欠陥を知りながら注意喚起をせず[46]、不具合品の販売を続けるアップルに対し複数の集団訴訟がおきている。訴訟内容は設計、製造と組み立てにおける欠陥、保証違反、欺瞞的取引行為、意図的および過失による不実表示、隠ぺい詐欺など多岐に渡る[47]。

アップルは上記の不具合はiPhone 4だけの問題ではないと反論、アンテナ感度について計算式の間違いにより低く表示していたとしソフトウェアの改善をすると発表したが[48]、後日アンテナに指が触れることにより感度が落ちる問題を認め、アンテナ部に指が触れないためのケース(Apple純正のBumperや他社製品)を無償で配布することや、購入後1ヶ月以内の傷が付いていないものに限りユーザからの返品を認めると発表した[49](問題は思ったより小さかったとして、ケース無償配布は2010年9月30日に終了[50])。その際、他キャリアのスマートフォンも同じ持ち方をすれば受信感度は弱くなると具体的な機種と詳細をプレス向けのカンファレンスやウェブサイトで公表したため[51]、比較対象となった各スマートフォンメーカーから反論や非難を浴びた[52][53][54][55]


23. 2011年8月16日 00:45:17: J5NmUwgmE6
>>22
そういう恥知らずの公開自慰は政治板あたりでやんな。

24. 2012年4月29日 06:50:19 : PwKHqpYOyE
今、浜矩子見たけどすんごいね・・・
根本的に”あなた達はわからないんだからね。黙ってなさい”オーラでまくり

言ってることも「なるほどね」みたいなことは一切無し、頭がよかったらもっと
噛み砕いてわかりやすく説明しろよ・・・て感じ

よく聞いてみたら「っなことあ わかってんだよ!!」て感じです

近年まれにみる粗悪品です。


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