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http://blog.goo.ne.jp/msi021112/e/103a3a54a4c634a8455ecaf125d26cfe
格下げの影響については、各メディアが専門家の意見ということで報じているものも目にしたが、格下げについては織り込み済みで日本国債が格下げされても混乱は起きていないのだから問題はなかろう・・・というようなものもあった。それは、違う。米国債と日本国債は背景が異なる。外から資金が入ってこないと回らない国が米国であって、その信用は揺るぎないものである必要があろう。仮に当座は大した影響はなくとも、そのヒビが入った信用の弊害は必ず表れるものと思う。
「米国の信用は良好だ。たとえ債務を返済しなくても、それは返済できないということではない。われわれには自国通貨を印刷する権利がある。米国は極めて特別な存在だ」
この発言の主を誰だと思う?
こともあろうに、ウォーレンバフェット翁である。債務上限引き上げ問題が難航する折にこの7月8日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューに応じた時のもの。報道が事実であれば(事実だろうが)オマハの賢人にして、この認識・・・と当方は思う。基軸通貨を印刷できるんだから、債務不履行など起きないということだろうが、感覚麻痺以外の何物でもなかろう。そしてやや趣は異なるが、この発言内容に即した政策を米国金融当局は取っているわけだ、2度も。ここに2ヵ月ほど前だったか、米国は万策尽きたというように書いたが、尽きたゆえの「比較考量」の末に3度目というのが、楽観論渦巻く頃からの当方の主張。
世界連鎖株安、米国債格下げのニュースにばかり気を向ける人が多かろうが、8月5日のニュースには、「ファニーメイが51億ドル支援要請(4−6月の赤字拡大)」というものがあった。
米国債の格下げは、エージェンシー債(機関債)の格下げに波及するものでもある。まぁ、ファニー、フレディはほぼ毎期債務超過解消のため財務省に支援要請しているので、慣れっこで問題無しということか。問題ナシと見過ごされていることにスポットを当てる、たとえば、そうしたことにつながる可能性があるのが、今回の格下げと思う。蟻の一穴が、偉大なる大堤防の決壊につながるわけで、細心の注意をしないと浸食は時間の経過とともに進む。〆亀井幸一郎。(抜粋)
★ついに米国債格下げ来る (リスクOFF相場で逃げ惑うマネー・・) /yamahafx http://blog.goo.ne.jp/yamahafx/m/201108
S&Pが、ついに、米長期国債の格付けを最上位のAAAから1段階引き下げてAA+に格下げした。まさに前代未聞の出来事になってきた。世界で最高の流動性と信頼性を誇る米国長期国債が格下げされるということは、メートル原器が壊れた世界で、物の長さを計測するに等しいことであり、来週からどのようなことが起きるかはおそらく経済関係者の誰にも予測がつかないはずだ。米国企業の社債などの格付けにも影響がある可能性が高い。
まずは、最大限に売れていた(利回り低下していた)米長期国債それ自体の売れ行きがどうなるかである。米株の暴落は間違いないが、そこから「逃げ出した」マネーが、従来通りに米国債とドルキャッシュに行くかどうか、それが最大の問題だろう。当面、他にそれだけの流動性を持つものがない以上、従来とあまり変わらないのではないかという意見もあるようだが、まったく同じというわけにも行くまい。やはり、それ以外の安全資産であるところの、金(ゴールド)、スイスフラン、円といったところに行く部分も多いはずであり、市場の大きさからは、やはり円が一番であり、まずは大きな円高が第一に予測されるところだ。
次は、ドル自身についても同じ問題がある。リスクオフ相場では、ユーロや豪ドルから逃げ出したマネーがドルに向かうのであるが、これがもしそうならないと、とんでもないドル安となってしまう。ユーロドルや豪ドルドルの動き、そのあたりも要注意である。(抜粋)
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