http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/646.html
Tweet |
株を買うなら今しかない 株を買うなら今だ。もっとも、買ってもいつ売るかという問題が残るが、売る時期を考えることは別にして、上げ相場がそう遠くない時期に来ると予測されるのは今だ。ただし、僕自身は株をやらない。だから、自分で株を買うこともしない。ただ、世の中の動きを読むことが好きなので、自分の予測としてそれを書いてみると言うことだ。以下、今が株の買い時だと判断する理由を述べる。 1.日本は財政破綻に向かっている。日本の財政破綻とアメリカの財政破綻はその質がことなる。日本の財政破綻は本質的な性格が強く、アメリカのそれは人工的なものだ。高齢化の進展度合いの違いや国内に蓄積された富の量の問題などから考えても、日本が本格的な財政破綻からまのがれる可能性はかなり低いが、アメリカが本格的に財政破綻する可能性はそれ以上に低い。もし、アメリカが財政破綻して対外債務の繰り延べなどやったら、アメリカ国内の富裕層へ増税しろと言う国際的な大合唱が起こり、やぶへびだ。 2.今回のアメリカのデフォルト危機は主にティーパーティ一派が動いた結果で、背景にあるのは国際的な投機を狙う意志だ。政府の借金額上限を低く設定し、その結果、新たな国債発行をさせずにデフォルト一歩手前まで行かせたのは、ドル安ばかりではなく、アメリカ経済そのものがぜい弱だと言う印象を作り出すためだ。しかし、個々の企業そのものはかなりの競争力を持ち、GMなどは、わざわざ電気自動車の開発を途中で中止し、倒産危機に持ち込んであの強固な自動車関連産業の組合つぶしをやってのけた。今後、アメリカが狙うのは、世界の工場として先端科学技術の粋を集めた企業をアメリカ国内で養成することだ。 3.今回の世界同時株安で最も下落率の高かった国の一つは日本だ。円高下で海外勢が日本株を売れば、多少の株安でも利益が出る。同様に、多少円安に振れても株が値上がりする局面で日本株を売ればやはり海外勢は儲かる。 4.日本は長年デフレであり、多くの人がインフレを望んでいる。しかし、食料品などが一気に値上がりすると年金生活者などが生活に困る事態になり、そういった形でのインフレには抵抗が強い。だから、まずは投機資金を株や投機性のある商品に回す可能性が強い。そうやって日本社会全体へ金を供給していくシナリオを作っているはずだ。 5.東北地方の復興資金が今後一気に供給されるはずで、これらの資金の最終的な行き場所が株になるはず。この時に、外資が売り逃げし、比較的円が高い状態のまま海外へ資金を移すはずだ。 基本的にティーパーティはアメリカの資本家階級の操り人形であり、彼らの意思を体現している。今後、どのぐらいの期間、このティーパーティをかいらいとして使っていくのかが見ものだが、あまりにもたまが悪いので、比較的早い時期に取りやめになるかも知れない。逆の言い方をすれば、もう少しましな政治家が出てくれば、ティーパーティが今後も存続する可能性がある。 ともかく、日本は今後、福島第一原発事故の影響とその他の地震関連の損害でどんどん費用が掛かるばかりになる。もともと高齢化率が世界一なわけで、今後5年程度で様変わりするはずだ。それまでに日本株を売るのがアメリカの資本家階級にとって大きな課題になっているはずで、今回のティーパーティの動きはそうとらえると比較的合理性があるように思える。 なお、浜岡原発事故が起こってしまえば、かなりの変化が急激に起こるので、上の予測はかなりの程度異なってしまう。アメリカの資本家は浜岡原発事故が起こる前に自らが持っている日本の資産を売り逃げしたいはずだ。 最後に、念のために付け加えるが、株を買った後、ある程度でも値上がりしたらすぐに売ることだ。欲をかいて更なる値上がりを待っていたら、浜岡原発事故が起こったり、日本政府の財政破綻のため、一気に値下がりする可能性が強い。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<618>>
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。