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海外の経済指標で再び円高も
8月5日 5時53分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110805/t10014709371000.html
政府・日銀は、4日、歴史的な円高に歯止めをかけるため、円売りドル買いの市場介入に踏み切るとともに、一段の金融緩和を打ち出しましたが、アメリカ経済などの先行きに対する投資家の懸念は強く、海外の経済指標の結果次第では、再び円高が進む展開も予想されます。
政府・日銀は4日、1ドル=80円を突破する歴史的な円高に歯止めをかけるために、東日本大震災直後の3月18日以来、ほぼ4か月半ぶりに円を売ってドルを買う市場介入に踏み切りました。
これに足並みをそろえる形で日銀も一段の金融緩和を決めました。政府・日銀一体となった対応で、4日の東京外国為替市場で円相場は、一時3円以上値下がりして、1ドル=80円台まで戻し、一定の効果を上げました。
しかし、外国為替市場ではアメリカの景気に力強さが見られないことや、ヨーロッパの財政問題など海外経済に対する先行きの懸念が強いのが実情です。
日本時間の5日夜には、市場関係者がとりわけ注目するアメリカの雇用統計が発表される予定で、結果次第ではドルが売られやすくなって、再び円高が進行する展開も予想されます。
円が買われやすい状況が続くなか、今回、政府・日銀が同時に打ち出した市場介入と金融緩和で、どこまで円高傾向に歯止めがかかるのか当面の円相場の動向が注目されます。
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