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日銀の円売り介入ですが、株式市場を見る限り失敗となっています。
勿論、日経平均は上昇して(+22円)引けていますが、TOPIXはマイナス(−0.39)で引けているからです。
この上昇して引けました日経平均ですが、介入前の10時には9640円で、10時28分には128円高の9768円まで上昇していましたが、その後だらだらと下げ、終わってみれば9659円と介入後の高値から109円も「値下がり」して引けていたからです。
また値下がり銘柄数が733銘柄と値上がり銘柄数729銘柄とほぼ拮抗していますが、値下がり銘柄数の方が多い状態になっていたのです。
即ち、TPOIXはマイナス、値下がり銘柄数の方が多い、今日の高値から109円も値下がりしている、ということから見て、日銀の介入は株式市場的に見れば<失敗>と見ていることになるのです。
銘柄ベースで見れば、ソニー、パナソニックを見れば良く分かります。
【ソニー】は10時28分には25円高の1948円をつけていましたが、終わってみれば2円高の1925円となっており、【パナソニック】に至っては10時25分には9円高の894円まで上昇していましたが、終わってみれば6円安の879円で終わっていたのです。
株式市場は正直なもので、この介入が腰の入ったものではないと判断し、介入で上がったところは「売り」と判断したものです。
では為替市場はこんごどうなるでしょうか?
ロンドン、ニューヨーク市場で介入、特に協調介入が行われれば一段のドル・ユーロの上昇はあるでしょうが、日銀単独介入では精々規模も10兆円程でしょうから、数日もすれば「食べられ」、今度は物凄い円高が襲ってきます。
介入が成功すれば、政界では野田財務大臣が後継者になるとみられていますが、失敗すれば後継の【資格】がなくなります。
後継者を考えていない、ずっと総理の座に居座る菅総理からすれば、介入?俺には関係ないとなるはずであり、政治のこの「すき」を為替ディーラーたちはどう動くでしょうか?
アメリカ、ヨーロッパは「通貨安」を政策にしていますので、ここからも円が継続して下落する要因はありません。
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