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円高には外貨預金促進で対処を！ 1ドル77円という超円高水準をにらみ、日銀による円売りドル買い介入が必至と見られている様子だ。しかし、日銀による為替介入など数兆円から十兆円規模で行われても世界の投機資金の規模は其れとは比較にならないほど大きい。数百兆円は軽くあり、千兆円ともそれ以上ともみられている。そもそも貿易額よりも為替取引額のほうが百倍以上も多い。 だから、貿易に円高が悪影響を与えるからという理由で為替介入すると言うのは１円の利益のために１００円使うというようなもので、あまり効果がないし、実際は米国債買いに終わるだけだ。 それよりも、民間資金で外貨預金をやることを呼び掛けるほうが良い。預金保険を一世帯当たり外貨３００万円分まで対象にするというような制度改正をやれば、いっきに外貨預金が伸びるはずだ。現在、多くの方が外貨預金をしないのは万が一銀行がつぶれた場合、外貨預金は預金保険の対象外だからだ。このことは以前も書いた。そろそろこういったことをやっていかないと、近い将来、財政破綻した時に、民間資金が本当に底をついてしまう。外貨預金をさせると国債買い支えのための国内資金がへると言う危機感がある様子だが、どちらにしても、このままの状況が続けば早晩財政破綻になるのは目に見えている。そうなら、早く財政破綻したほうがまだ傷が浅くて済む。 ＊6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは？」から一連番号を付しています。＜＜814＞＞
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