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フジテレビ系(FNN) 8月2日(火)19時2分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110802-00000604-fnn-soci
食卓に広がる原発事故による不安は、日本の主食・コメにも及んでいる。まもなく2011年の収穫期を迎えるが、東日本大震災以降、2010年に採れたコメの価格が高騰している。
見渡すかぎり稲の緑色のじゅうたんが広がる千葉・香取郡の水田では、もうじき収穫を迎え、徐々に稲穂が垂れ下がってきている。
ここでは、お盆明けから収穫可能な「早場米」を栽培している。
千葉県の稲作農家は「台風の影響で北風に少しやられて、黒いところもあるけど、まあまあのできじゃないかなと思う」と語った。
しかし、2011年は、もう1つ深刻な問題があった。
この早場米をめぐっては、早ければ今週中にも放射性物質の検査が行われるという。
コメの検査は、収穫前のサンプル検査で高い値が検出されると、さらに重点検査が実施される。
ここで、暫定規制値を超えると、市町村単位で出荷停止となる。
農水省は、3日にも検査方法の詳細を公表する。
全国19の都府県で検査が決定、または検討されているという。
想像もしていなかった突然の検査通知に、稲作農家の人は戸惑いの色を隠せなかった。
千葉県の稲作農家は「こっちの方には来ないだろうと、安心していたけど、きのう(1日)初めて聞いてびっくりしました。検査結果が出るまでは、出荷・販売・譲渡をしないでくださいと。どんどん刈りたいんだけれども、(収穫が遅れると)コメが割れちゃう。品質も下がるし」と語った。
そんなコメの検査を前に、卸業者の間では、これまであり得なかった現象が起きていた。
ある業者の米備蓄倉庫は、例年の8月には、新米の受け入れのために空になっているということだが、2011年は、およそ4,000俵のコメが積み上げられていた。
この業者が何とか確保したというのは、平成22年産の米。
2011年のコメの安全性に消費者から不安の声も上がる中、今、平成22年産のコメが争奪戦になっている。
新潟産コシヒカリを例にとると、震災前の1月と比較して、価格は5割近くも上昇している。
千葉県米穀株式会社の関谷浩通常務は「例年であれば、(平成)23年産が出れば、(平成22年産を)買っていただきたくても、安くしてもなかなか買っていただけなかった。でも、今回は事情が違いますので、逆に(平成)22年産の確保に、どこの卸業者も躍起になっていたのではないか」と語った。
そして、2011年のコメについて、関谷常務は「(放射能問題によって)万が一、悪いことを想定すれば、宮崎県とか、あまり放射能に影響のない場所(産地)は、かなり(コメ確保で)狙われますから」と語った。
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