★阿修羅♪ > 経世済民72 > 545.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
朝倉 慶: 逆ニクソンショック(金本位制への回帰)−日本の国家破綻を見越したアメリカの目論見(もくろみ)とは?−
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/545.html
投稿者 DOMOTO 日時 2011 年 7 月 27 日 21:20:28: VRQtq/0DZtRLQ
 


◆すべて工程表どおり。
以下の朝倉慶さんの記事は、2009年のはじめの同氏のレポートと基本線で同じ。
推測されるのは米国のダイナミックで優れた構想力。アメリカは共和・民主による軍事的構想力よりも、経済支配層による経済的構想力の方が優れている。アメリカはこの他にも、ドル体制を破壊させた後の「一人勝ち戦略」を敷いており、新たな支配体制へ変換を始めるところだ。

-------------------------------------------------------------------------------

逆ニクソンショック(金本位制への回帰)

http://www.funaiyukio.com/money2/index_1107.asp

                  朝倉 慶 7月26日  
   

    ■ これから金本位制導入が始まる!?

  米国内、ないしはメキシコからきな臭い動きが出てきました。どうも金本位制の導入に備えた準備が始まってきた模様です。現在、世界は経済的な行き詰りを見せ始めていますが、近年中に世界をあっとさせるようなドラスティックな発表が米国からあるかもしれません。現在、そのような大変化を起こすための下準備が水面下で誰にも気づかれないように行われてきている模様です。

 金本位制とはどんなものか? なぜ今、金本位制なのか? そしてどのような変化が起こってきているのか? 見てみましょう。

 金本位制とは通貨を金とリンクさせるということです。1971年のニクソンショックが起こるまでは、ドルは金本位制で1トロイオンスは35ドルで取引されることが決まっていました。1ドルは360円、世界各国の為替レートはドルとの固定相場で決まっていましたから実質、世界はドルを中心とした金本位制の下にあったわけです。そして金本位制の下では、常にドルは金と交換することができるわけです。金はその量に限度がありますから、当然ドルの発行量に制限がかかるわけです。今のような止めどのないドルを発行すれば、それに応じた金が存在していませんから、必然的にドルは暴落を起こしてしまいます。米国が放漫財政をすればするほど、世界各国の投資家や国家は手に入れたドルを金に変えようとしますので、米国からは金が流出して結果としてドルを担保するはずの金がなくなり、通貨暴落を引き起こすわけです。このように、金本位制の下では放漫財政や通貨の垂れ流しはご法度です。金の準備がないのに通貨であるドルを発行するというのは不可能なわけです。となると金本位制は常に金の量に通貨発行が縛られるわけですから成長を目指す経済には大きな制約となります。反面、現在のような通貨の無限な発行はできませんので、健全な経済といいますか、マネー刷り過ぎによる問題は起きません。


     ■ かつて金本位制を放棄した理由は?

 では1971年、時の米国大統領、ニクソンはなぜ、いきなり金本位制を放棄して、ドルと金の交換停止という乱暴な政策を一方的に発表したのでしょうか?
 世界中の人達からみると余りに身勝手で横暴だと思いませんか? 今までは金とリンクしていたドルを一方的に制度を変えて、金との交換を停止して、ドルを勝手に印刷するというのですよ? どの国とも相談することなく、1971年8月15日に突如、発表されて、翌日からその体制になったのですから驚きでしょう! 世が世なら戦争か国交断絶ものでしょう。だって当時だって世界中の人達がドルを大量に保有していたわけですよ。
 「そんなこと知らない、自国の通貨ドルだから自分達で方針は決める、素直に従え!」ですよ! こんな不条理が許されますか! しかしそのようになったのです。以後、ドルは金とリンクすることなく、自由に発行できるようになり、世界はその米国の決定に従って、金本位制から変動相場制に移行しました。今でこそ、円ドルやユーロなど毎日のように為替取引がなされていますが、1971年までは固定相場制でその大きな変化点はこのニクソンショックにあったわけです。
 ではなぜ、ニクソンはこのような乱暴な政策を行ったのでしょうか? 
 言わずと知れた米国の国益のためです。世界の事なんか知ったことか! 米国のために行ったのです。当時の米国は今のギリシアではないですが、酷い状態に陥っていたのです。
 第二次世界大戦後は世界の中心となって政治的にも軍事的にも経済的にも覇権を握ってきた米国でしたが、終戦後、25年以上も経つと、敗戦国であった日本もドイツも驚くような発展をしてきました。それとは対照的に米国はベトナム戦争の泥沼状態から抜け出すことができず、膨大な戦争の出費と国内のインフレに悩まされてきていたのです。これが今のような経済ですと、解決方法は単純で国債発行、ないしは中央銀行によるマネー増刷でこれによって危機を切る抜けるわけです。まさに今の日本や米国、世界そのもののようですね。しかし当時は金本位制の下にあったので、マネーを刷ることができないわけです。
 下手にマネーを刷れば、危ないと思った世界中の国々が手に入れたドルを即座に安全な金に換えようと米国に殺到してあっという間に米国内の金は枯渇してしまいます。このような金本位制の下では放漫財政は許されませんから、勢い、今のギリシアのように泣くなく健全財政を目指そうとするわけです。
 当時、あの米国がですよ、公務員給料を凍結したり、それでも収まらないインフレに対しては物価統制令などを行ったのですから驚きです。まさに今のギリシアをみていると当時の米国と重なるのですが、借金が膨らみすぎて、どうにもならないわけです。今のギリシアも膨大な借金がユーロという通貨の呪縛にあって、異様な緊縮財政を取るしかない状況に追い込まれています。自国の通貨であったドラグマを放棄しましたので通貨を自由に印刷できないのです。当時の米国も同じで金本位制の下で異様な緊縮財政を強いられたのです。悲劇的なことにあの米国が幾ら緊縮財政をしても経済は良くなるはずもありません。一向に上向かない経済に世界各国は懸念を抱き、次々と米国にドルを持ち込んでは金との交換を始めたというわけです。

 この袋小路に陥った米国経済の状況に風穴を開けるためには、革命的な変化が必要でした。世界の誰も考え付かないような、しかもどこの国にも気付かれずに、突如、システムを変える必要があったのです。そしてウルトラCの登場、金本位制の放棄です。ニクソンの突如の発表によって、米国は一気に世界のシステムを変え、ドルを幾らでも印刷できる状況を作り出し、有無を言わせず、世界を従わせたのでした。世に言うニクソンショック、為替相場の変動制はこうして生まれたのです。40年も経って皆忘れてしまいましたが、これほどの大変動が米国国家の国益で、どこの国に相談することもなく決定されたのは驚きではありませんか? ひとえにドルという通貨は米国の通貨であって、米国の政策、ひいては米国大統領の鶴の一声で変えることができるからです。ということは状況が変われば、ニクソンショックの逆、今度はドルを金本位制に戻す、逆ニクソンショックもオバマ大統領の決断によっては可能なわけです。


     ■ 日本の国家破綻を見越したアメリカの目論見(もくろみ)とは?

 そんな馬鹿な? と思うかもしれませんが、40年前、8月15日には起こったのですよ、それが歴史です。仮にこのように突如、米国が金本位制への回帰を決めるとどうなるでしょう?
 金本位制ですと金を保有している額しか、その国の通貨を発行することができません。通貨が金にリンクしているからです。となると現在8133トン保有で世界一金を保有している米国は金本位制になったとたんに世界一の金持ちになります。一方日本は765トンしか金を保有していませんので、米国の10分の1以下の資金しか持っていないということになります。中国はと言えば1054トン程度ですから国力の割には資産は急減です。日中とも膨大な外貨準備を持っていてもいざ金本位制になれば担保となる金がありません。まさに外貨は絵に描いた餅、紙になりかねないのです。その一方で現在問題となっているユーロ圏各国はドイツ3401トン、フランス2435トン、イタリア2451トンともに大量の金を保有していますので、金融的には米国との釣り合いが取れている感じです。
 このようにいきなり逆ニクソンショックが起これば、発展著しいアジア諸国は貧乏に、欧米諸国は平穏というわけです。
 そんなことが起こるわけがない! 起こせるわけがない! と思うでしょう。その通り今の時代、如何に米国といえどもそんな乱暴なことはできません。そこで、です。どのようにしたら金本位制に持っていくという口実を作れるか? ということがポイントになるわけです。
 金本位制やむなし、という状況を作りだすのです。そこに日本の存在価値があるのです。
 世界は今、金利上昇の波が始まってきています。日本も遅らばせながらこの波に巻き込まれるしかありません。借金1000兆円の日本がブラジルの金利12.5%の4分の1の3%の金利にでもなったら、金利だけで30兆円、税収35兆円の日本国が誰も借金が返せるとは思わなくなるでしょう。そうなると今のギリシアやアイルランドのように信用不安となって金利は加速度的に急騰(国債暴落)となります。国家破綻です。
 米国はそれを待っているのです。仮に日本が国家破綻となればどうなりますか? 円相場は果てしない暴落となっていくでしょう。その場合、世界各国の通貨体制はどうなると思いますか? ユーロだってあのザマ、ドルだって問題だらけ、中国の元など自由に流通すらできないのですから世界通貨になれるはずもありません。おそらく世界中の為替は日本が国家破綻すれば大混乱となって収集がつかなくなることでしょう。しかし日本としてみれば如何に大混乱になろうとも、石油は輸入しなければならないし、食料も輸入しなければなりません。
 では質問です。その時の輸入代金は如何に支払いますか? 円ですか? 駄目です。国家破綻に陥って相場が乱高下する円はそんな状態になったらどの国も貿易決済通貨として取ってくれません! ドルですか? これもだめです。このような大混乱が始まれば、その途中で日本は国家防衛のために円買い、ドル売りの通貨介入をやれる限り行いますからドルの保有など底をついてしまいます! ではどうするの? 世界中大混乱になって為替相場が機能しなくなり貿易はどうなるの?
 ですから指摘したでしょう。米国はその時を待っているのですよ。金です。金の出番ですよ! 日本が国家破綻から収集のつかない混乱となって、それが世界に波及して貿易決済が難しくなってきた時、その時です!
 「これまでのシステムは限界だ! 新しいシステムを作ろう! 金にリンクした通貨体制に戻ろう!」という声が出てくるのです。そして米国が音頭をとって新しい金にリンクした通貨体制を構築するという構図です。これでめでたし、めでたし、金を一番持っている米国は世界一の金持ちに返り咲くというわけです。考えてみれば世界の歴史は戦争や天変地異、国家破綻など数えきれないほどあって、その都度、貿易決済には通貨は使えず、金を使用してきたわけです。紙で作った紙幣は混乱時は再び紙に戻りますので、人類は仕方なく絶対的な価値を有する金を交換手段として使ってきたわけです。二度あることは三度あるどころか人類史に数限りなくあった事がまた起こるだけです。通貨なんてまさに紙、日本円だって第二次世界大戦前は1ドル2円、それが敗戦で1ドル360円、そして今78円、こんなもの信用できますか?

 今年、初頭、メキシコはいきなり93トンというとてつもない金を購入しました。GDPでは日本の6分の1にしか過ぎないメキシコがなぜこれほどの金を購入するのか? 日本とのGDP比で換算して日本の購入に当てはめれば600トン近い購入で、そのケースでは日本は一気に金保有が倍近くなるわけで、とてもそんな決断は一中央銀行の独自の決定とは思えません。メキシコの突如の金購入には大きな意志が働いているに違いないのです。米州機構、米国、カナダ、メキシコの将来的な金本位制へと向けた布石を打ったと思えばよく、これは裏で米国の意志が働いて行われたことでしょう。折しも米国各州では金や銀を鋳造することや通貨として流通させること、税金を金や銀で支払うことなど、ドルから金へとの流れが州単位で、法制化される動きが活発です。5月からユタ州では金貨を同州の法廷通貨として認めました。バージニア州やモンタナ州でも金を使った独自の通貨を使うことの法案化が検討されています。ジョージア州では金や銀で州税を収めるべし、という法案が提出されています。アイダホ州でも納税にドルを使わずに金貨、あるいは州の通貨を使うべきということで法案化の準備です。ドルから金への流れは止まりません。
 ドルを信用していないのは当の米国民であって、今の通貨体制が崩壊することは彼らが一番身近に感じているのです。用意万端にして日本の国家破綻を待っていると言っていいでしょう。ユーロ危機、米国の財政破綻、それを懸念した円高の到来、一見すると危機は欧米にあるようですが、実は大爆発は日本からなのです。裏での危機管理が完ぺきな欧米は予定通り日本の破綻、それに続く為替相場の大混乱を待って、力強く金本位制への復帰を宣言するのです。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年7月27日 21:22:36: Pj82T22SRI
>これから金本位制導入が始まる

無理
導入した国はデフレ一人負けで崩壊する


02. 佐助 2011年7月27日 21:47:24: YZ1JBFFO77mpI : 2A3E2vzvuA
確かに1933年のときもデフレには効果はなかったが悲感することはない。
世界信用恐慌の終息には80年周期が関係するカネを手元に置くなど準備をすべきである。
ユーロと円が基軸通貨に加わると、ポンドが基軸通貨になる前の、複数基軸通貨の時代になります。そして、基軸通貨でない通貨は、どれかの基軸通貨又はバスケット(混合)させた通貨とリンクして為替を固定させなければならない。

1929年のNYの大暴落は、外国投資の利己的行動によって、避けられなかった。つまり世界通貨のポンドからドルへの移行が根因であった。今回も避けられない,なんたる悲喜劇であろう。ドル暴落は確実,今回の第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因である。

ルーズベルト大統領は1933年デフレには効果はなく、買い集めたキンはドルを最強の通貨にしました。そしてポンドに替わり、ドルは世界の基軸通貨として機能していくことになる。

このことからニクソンは1972年キンドル交換を停止させ、世界のキンの30%を保持した。このキンの束縛から解放されたドルは、世界の信用を膨張させ、数度の為替と石油危機を共存させながら、未曾有の繁栄を現出させました。

1930年代の米国の世界信用恐慌は、3年後に、失業率25%になり,雇用は3分の1になりました。従って80年周期の2012年〜2013年に消費市場は実質三分の一に縮小するでしょう。

またこのことから福島原発や生産業や農業畜産などに公的資金を投入しても、既得権益タコ部屋から資金は円滑に流れません。倒産してから国有化しても結局公的資金を再投入するハメとなります。消費市場の落ち込みは、国民所得の落ち込みよりも、買い控え心理が強く,市場は自己防衛と節約モードになるため残念乍ら消費に回っていきません。

1ドルが60円の衝撃を受けないと、第三次金本位制は採用されることはない。80年周期からドルの金本位制採用の3年後になるのではないか? 日本は政治は「船頭が多くして船山に登る」大マスコミの嫌がらせでユーロの第三次金本位制採用からさらに3年後になるのではないか,ただし日本にカリスマ氏が登場するとその限りではない。このことから世界信用恐慌の収束には、最低でも十年かかることになる。カリスマ氏の登場は自然エネルギーを母体に最新鋭の第二次産業革命インフラを興すからである。

米国は一部の州でドルとキンのリンクを宣言しているからドルが即時に第三次金本位制採用を宣言すれば、ユーロや円の追随時期も早まる。又、ユーロや円がドルよりも早く第三次金本位制を採用すれば、世界の信用恐慌は、三年で収束することになる。

日本の商品の優位性は図面など含めて2029年まではあるはず,だとすると沈静化は2023年ごろなので間に合いそう。間に合わないと日本も米国の様にサービス業が主力になろう。日米共に厳しいことになろう。過去の事例から第三次金本位制採用を宣言すると2016年までに沈静化して景気が上向きになると推測出来る。

また対米従属外交の日本は、ドル国債を担保に米国からキンを借入れれば、先頭を切って第三次金本位制を採用できて世界のどの国より早く収束することができる。米国を説得できるカリスマ氏が登場しないと無理でしょうか。


03. 2011年7月27日 22:34:24: YLoYRDFctQ
アメリカは最近「金取り引き規制」をかけている。市場から「金」と「金リンク」商品を締め出し、オバマはむしろ、ニクソン路線をしいている。「上限問題」をクリアするために、信用拡大を広げ、「金の足輪」をはずして、より強い、インフレという鳥を放すためだ。

04. 2011年7月27日 23:04:12: SCwdMbKHwU
ドルの借金(国債)を踏み倒すしかない。
それなのに金本位制って荒唐無稽。

まあ、学生運動世代のいやらしさだ。鉋音もおなじ。
アメリカが強いという前提、アメリカが日本を白人国家として扱ってくれるという前提がないと思考力が働かない。


05. 2011年7月28日 11:57:52: 7WOfgRdp4Y
 
 米国債 全部 売却 して 金を購入しろ

 バ菅なら なにされても 本望だろう

 5%兌換の金本位制でも よい


06. 2011年7月28日 14:30:11: TUPu17OG7G
アメリカではPeterShciffという人が、「アメリカは金本位制」にもどるべきだと2006年ぐらいから主張していたように思います。そのころは、テレビのインタビュアーも馬鹿にしていましたが、今は様子が違ってきました。ロンポールも同じように言っています。アメリカでは全く荒唐無稽な話ではありません。ミシガンのあるお店では、ドル紙幣だけでなく金貨、銀貨、銅貨などもでも支払い可能となったとニュースで見ました。金本位制に戻るかどうかは、わかりませんが、アメリカ人で経済IQの高い人はFiatCurrencyからの脱却を目指しているのは確かな動きだと思います。どこの国でもFiatCurrency は信用を無くして行くというのが大きな流れでしょうか?

07. 2011年7月28日 14:34:36: 0J7slYFgPk
荒唐無稽の回顧主義者の妄想に付き合うのも難儀な気がする。今程度の不況やデフレの到来に怯えている国が、金本位制などに復帰できるわけがない。借金の上限を上げる上げないでもめているようじや問題にもならない。金本位制になったら借金はズシリと重くなる。巨額の負債を積み上げている国じゃ到底無理だよ。ましてやアメリカなんぞは前科があるんだぜ。ある日突然やーめたと宣言して金を仕舞い込んだ前科が。金本位制への復帰を宣言しても誰も信用しないよ。それどころか宣言したその日のうちに中央銀行の金在庫はスッカラカンになること請け合いだよ。みんな一斉に兌換に走るね。一度ダマされているからね。

08. 2011年7月28日 15:54:53: rCNkApOeBw
対外的にみて,いまここでドルが暴落するという展開は考えにくい。
米国産の農産物に依存している経済大国の日本や中国にしても、ドルが暴落するという事態を考える前に、米国がどのような条件で食料を売ってくれるかが問題だろう。

ドルが暴落しても、食料は買えるのか?
ドルが暴落したら、米軍はすべて自国へ帰還撤収してしまうのか?

etc.

日本の場合は小麦や大豆といった食料の供給だけでなく、防衛問題も絡んでいるわけで、容易にドルからは到底離れることはできまい。
日本は、いうなればドルとは最後まで一連托生の立場にあるということだろう。


09. ミスター第二分類 2011年7月28日 16:27:32: syFUAx3Wc1pTw : v7a8Ab2mMw
 DOMOTO さんとも、あろう方が本気で金本位制に回帰するなどというボラに乗っかっているとは、とても思えないのですが。

 もともと紙幣(銀行券)は金との兌換を前提にしていたことは明確ですが、金回帰論者は、なぜ金と紙幣の兌換性が放棄されることになったのかについて言及していないことを常々ニガニガしく思っています。

 金本位制はインフレを抑えこむには有効ですが、世界がデフォルトと言う信用創造された(仮想)通貨が償却される行為に怯えている状況下では、まったくメリットはありません。
 もし金本位制に転換すれば、金保有の裏づけを持たない債務国通貨は一瞬で全滅します。つまり日本もおしまいです。

 通貨価値の裏づけは実は、購買力にあることを忘れていては、迷うばかりなので、おせっかいとは思いますが、強調させて頂きます。
 通貨の価値は、その通貨で何が買えるか・・・極論すれば、それに尽きます。
 金や石油などの資源は最も分かりやすいですが、工業製品やサービス、技術や一定水準の労働力も当然に購買物の中に入ります。
 だから円高なんですが・・・・
 日本にはまだまだ世界が買いたいと思えるようなモノを作る技術があります。
 だから産業が空洞化し、経常収支が赤字になるまで円高は終わらない。
 究極の解決策はバンコールの現代版たるSDRを早く流通させること。それしかないと思うのですが・・・・。


10. 2011年7月28日 23:43:54: Fwxnfj9Tdo

いろいろと疑問である。

まず第一に世界のマネーに対し、GOLDの絶対量が不足しているであろうことだ。
金本位など保てる訳がない。

次に、日本をデフォルトさせてということであるが、米国が先にデフォルトすれば別だが、日本国債などそう簡単にデフォルトしない構造なのではないか。

これに関連して、米国のジャパンハンドラーズ(IMFも含め)は、日本の財政再建を迫っており、日本のデフォルトとは逆の動きとなるのではないか。

また、メキシコによるGOLDの大量購入については、$の信用不安に伴うものであり、特別不思議な動きとも思えない。

さらに金本位制ということは、ロックフェラー=石油勢力からロスチャ=金勢力へのパラダイムシフトとなり、必ずしも米国のメリットを伴うとも思えない。

今後は世界的な食糧・資源不足が予想されている。
その中での世界的な金融システムとしては、金・石油・食糧・鉱物資源などを基本とした通貨バスケットというのが自然な姿だと考えられる。

GOLDは有力だが、バスケットの中の1アイテムということだろう。

問題なのは、日本は世界的な食糧不足が進む中、世界の金融システムが不安定となった場合、各国はナショナリズムを強め、いくらカネを出しても食糧を輸入できない状況が想定される。
すでにその兆候が現れてきている。

現政権にはこれに対する危機感は皆無である。
孫社長にそそのかされ、休耕田に太陽光発電など言語道断だ。
太陽光発電は屋根でやってくれ!
直ちに休耕田など解除し農作物を作りはじめねば大変なことになるぞ。


11. 2011年7月29日 08:06:03: AJ1U3sH1xU
 カミ(クズ)より金(キン)の方が価値がある。おカネを貯め込んでいるあなたに助言したい。キンが買い占められて間に合わなければ、せめて銀か銅かアルミに変えておけ。クズよりはるかにましだ。おカネのない私やあなたはのんびり寝ていましょう。

12. 2011年7月29日 19:07:02: hBF1DGBKs6
【リリー・バブルの真相】(1)

日本の財政は税収のみに依拠しているのか?
特別会計の闇と深く係わっているリリーの存在を否定する者は財政を語る資格は無い。
何故 日本の特別会計に500兆円のも余剰金が隠されているのか?
それは 何処から 生みだされたものなのか?
何故 唯一 日本円のみが 実質的 金本位制通貨と看做されているのか?

[天皇の金塊](2008年5月 出版)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4054036007/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
[天皇の金塊とヒロシマ原爆](2008年10月 出版)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4054039332/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
[天皇のスパイ](2009年9月 出版)
http://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4054041892/ref=dp_image_text_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
[ベラスコの告白]
http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hc/a6fhc101.html

「天皇のスパイ」 高橋五郎氏 ダイジェスト版 2009年8月
 http://www.youtube.com/watch?v=ItX2IPksfsg

[GOLD WARRIORS (黄金侍たち) ](2003年 出版)の一節を紹介します。
この書の当初の目的は日本軍の蛮行を摘発する事だったのでしょうが,
その事とは別の より衝撃的なトップ・シークレットを明かしてしまったのです。
 [参考] http://d.hatena.ne.jp/hourou-33/20081108/1226088703
 
 1945年〜1947年の2年間に, スイス・ユニオン銀行ほかの銀行に,
 この[金の百合(ゴールデン・リリー)]の一部が預けられていた証拠文書が
 民間人の訴訟合戦から裁判所法廷の証拠資料として流出したことから,
 慌てたアメリカの情報関係者が動き出したのだ。
 OSS(CIAの元祖)が 戦中・戦後を通して日本から押収した金が
 世界42か国176の銀行口座に移動預金したことを示す証拠資料が 裁判所から漏れでたことで,
 財宝の存在とその規模が徐々に明らかにされ始めたのである。

--------------------------------------------------------------------------------------

【リリー・バブルの真相】(2)

[天皇の金塊]では 更に フィリピンのマルコス元大統領の内緒話として,
 
 日本の天皇(の代理人)はユダヤ・イルミナティの銀行団と交渉し,
 財宝を米英側に委ねることにした。
 結社の銀行団はその見返りに戦後日本の産業復興のための
 融資貸し付けとアメリカ工業技術提供を約束。
 つまり[金の百合(ゴールデン・リリー)]を差しだした天皇の救国手法は成功。
 そのお陰で, 戦後 日本経済は飛躍的な成功を見た。

との証言を記している。
かつてはトップ・シークレットだったが, 今や書籍・ネットを通じて世界が知る事となった。

[エリザベス]は[百合の花]を意味する。つまりは女王陛下に捧げる金塊だった。
とはいえ [女王陛下]も[天皇陛下]も象徴的な意味で使われたのでしょう。
[天皇ヒロヒト]の名義で天文学的な額の金塊が上記銀行の地下金庫に眠っている...
これを如何に処遇すべきなのか?
米英の情報機関が調査した数字によれば,
フィリピン全土に埋蔵された金塊は 合計14万1千トン,
バチカン所有分が 1万7千トンで,
旧日本軍の物が 2万4千トンだという。(2006年1月時点)

戦後 日本は 国民の勤勉さで 奇跡の経済発展を遂げた...
といった おとぎ話を信じてはいけない。
国内投資が無ければ経済発展はおろか経済の自律さえ不可。
[海外投資で利益が上がれば好いじゃない?]
などというペテンに騙されてはいけないのです。
教科書の歴史は殆どが捏造だと思わなければなりません。
大戦そのものが 大いなるペテン。
でも これもトップ・シークレット。
昭和天皇でさえ真実は知らされていなかったかも。
謀議を知らぬ当事者たちは 大真面目に戦わされ 死んでいったのです。

-------------------------------------------------------------------------

【リリー・バブルの真相】(3)

上記銀行の地下金庫に眠っている金塊を
[大戦中に投資したファンドからの正当な配当]と主張する事が 彼らに出来るだろうか?
[その詳しい経緯は?]という問いに まともに答えなければならない。
しかし それは断じて出来ない。
今まで封じ込めていたトップ・シークレットが露見する。

ロシア革命は ペテン師レーニンを使った投資モデルで,
大量殺戮の果ての, ロマノフ王朝の金銀財宝の奪取が目的だった。

[役に立つ愚か者]は レーニンが使った言葉
 Evolution News and Views [ID論争にかかる霧] By: David Klinghoffer
  http://www.dcsociety.org/id/information/090528.html
    ☆6段目のブロックに[下記]の記述がある。
  信仰をもつ人々が、信仰を切り崩すような文化的勢力に、
  満足して一票を投ずるようにさせるのが狙いなのである。
  レーニンはこのような人々を「役に立つ愚か者ども」と呼んだと言われる。
  彼は人のいい人間ではなかった。

レーニンを使った投資モデルは成功裏に終わる。
やがて 新たな より壮大な投資モデルが考案された。
後に枢軸国と呼ばれた国の軍隊を 暴力装置として活用した金銀財宝の奪取システム
つまりは第二次世界大戦。

-------------------------------------------------------------------------------------

【リリー・バブルの真相】(4)

戦後 彼らは前述の二律背反に陥っていた。
そこで事実を隠蔽したまま, 日本の皇室の簒奪を試みた。

[天皇のロザリオ 日本キリスト教国化への策謀](2006年7月 出版)
http://www.amazon.co.jp/gp/reader/4880862002/ref=sib_dp_pt#reader-link

[天皇のロザリオ 皇室に封印された聖書](2006年7月 出版)
http://www.amazon.co.jp/gp/reader/4880862010/ref=sib_dp_pt#reader-link

また日本政府は多くの財政赤字を強いられ,
[郵貯][簡保]は多額の日本国債を購入している。
[郵政]の株が彼らの手に渡ったとき, この日本国債も彼らの手に落ちる。
この後に 何が起きるのか?
歴史を紐解けば それが伝統的[投資モデル]である事が分かるでしょう。
[郵貯340兆円]が狙われているとの警告も有ったが, そんな はした金ではない。
最終的ターゲットを 大多数の日本人は知らなかった。

日本の解体が密議され, 実行に移された。
その間 日本のマスコミは 日本人の洗脳役を負わされたわけです。
2005年 日本の郵政民営化総選挙の結果は彼らを幻惑させた。
とらぬ狸の皮算用。守銭奴たちが やまぶき色のリリーに群がる。
彼らは それを原資にマネーゲームを開始。大博打に興ずる。
 
マネーゲームの果ての 8京円(現時点では6京円といわれている)という天文学的損失額は
彼らの投資理論から見れば, あのリリーと辻褄の合う金額なのだ。
その額に相当する原資が無ければ, トリプルA などという馬鹿げた格付けを誰が信じただろうか?
皆が騙されたのだとマスコミは喧伝しても,
そんな阿呆な事と 我々は はなから信じてはいない。
銀行家は あのリリーという幻影を信じたのだ。

-----------------------------------------------------------------------------------------

【リリー・バブルの真相】(5)
 
[GOLD WARRIORS(黄金侍たち)]
この情報により日本の周辺国で反日運動が勃発。
しかし皮肉な事に, これが 明治維新以来 負わされていた魔の手から
日本人を 開放してくれる 救国の書となったのです。
 明治維新のシナリオは誰が書いたのか?
 明治政府とは そもそも何だったのか?
 日本銀行設立の本当の目的は何だったのか?
 半島・大陸への侵略を画策したのは誰だったのか?
 彼らのエージェント(代理人)を勤めたのは誰だったのか?
現代の歴史探索者たちは 飢えた狼の如く この謎に食らい付く。
日本人だけではなく, おそらく世界の民を開放する端緒ともなる。
後世の歴史家は この事を[21世紀最大のパラドックス]と評するかもしれません。

2007年 日本の参議院選挙後,
日本の解体は予定通りには行かない,
この認識で, マネーゲームの大前提が崩れたのです。
[GOLD WARRIORS]の筆者は得体の知れぬ組織から執拗な脅迫を受けている。
我々は[世界の闇]を告発し, 恩人の命を救わなければならない。

【参考】
[チューリップ・バブル]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%96%E3%83%AB

[金の百合] 2010-05-06 / 知っとうや?
http://calseed.blog31.fc2.com/blog-entry-54.html

[金の百合U] 2010-06-21 / 知っとうや?
http://calseed.blog31.fc2.com/blog-entry-77.html


13. 2011年7月30日 09:39:15: FXL0BQkaPc
国債格下げでも国債があがる日本、衰退し災害コストだけは膨らむ一方の円高、
こんな現実を無視して、債券の話もムシのいいたわごとなのかね。
日本の債券の動きが異常なら異常をはっきり言えばいいのだ。
不安ショックが重なり、しかも国もあてにならない、そんな環境で弱みを見せたくないとばかり、現実にしがみつき、精神が病んだ日本人の個人投資家は多いだろう。なら資本市場参加をやめさせるのも、市場の錯乱、国益毀損抑制と正統性を保持する方法の一つだ。金本位制がどうのというより、それを指摘したほうが評論家としては誠実だね。

14. 2011年7月30日 19:23:57: wuiFKNWm5k
日本は国家破綻しませんけど?

インチキ本売りつけるだけが朝倉氏の商売ですか?


15. 2011年10月05日 15:49:01: awFRQvIgDM
世界中のドル資産を持つ国を敵に回して(他国のドル資産を紙くずにして)ということなのか?
つまり、現在のジャブジャブに刷り散らかした米ドル(不換紙幣)を無効にして、新たに新米ドル札(兌換紙幣)を発行するということ?
そんなことして、他の国は、ついてくるんかなぁ?
恨み買うでぇ〜。 充実なポチの日本は米国と地獄の底まで、ご一緒するか。

今、関東地区に東日本大震災級の地震が来たら、さすがに米国債売るんかなぁ?


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民72掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 経世済民72掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧