http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/543.html
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政府や日銀の口先介入が盛んだが、
市場に見透かされているので、どうにもならないな
しかし単独介入は円ショート筋を喜ばせるだけだし
単なる量的緩和やリスク資産買取では銀行や投資家を儲けさせるだけで、
短期的には有効だが、長期的に国民負担を増やし
金融リスクを高めるばかりだ。
もちろん、ドルが落ちるところまで落ち、米国のインフレと
日本国内製造業の空洞化が進み、
平衡化すれば、当然、為替が落ち着くが、
とても最適戦略とは言えない
折角の円高・低金利と失業者を活用し、国債を増発して、
長期的に必要な国内インフラの整備を加速するという政策を採用すればいいのだが
きっと無理だろうな
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201107270236.html
世界がドル離れ 1ドル77円台
2011年7月27日11時29分
図:進む「ドル離れ」拡大進む「ドル離れ」
約4カ月ぶりに1ドル=77円台まで円高ドル安が進んだ。世界で最も安全とされてきた米国債から資金が逃げ、「ドル離れ」がじわじわ進んでいる。
26日の東京外国為替市場は6営業日連続で円高ドル安が進み、午前11時前に1ドル=77円80銭台をつけた。東日本大震災直後の3月17日以来の円高水準だ。
米政府の借り入れ上限の引き上げなどが与野党対立でまとまらないためだ。世界の市場では、米国債の返済が滞る債務不履行への不安や米国債の格下げ懸念がくすぶっている。
25日夜(日本時間26日午前)にはオバマ大統領がテレビ演説し、与野党の協力を呼びかけた。だが、「決着に向けた具体策は無かった」(大手銀行)としてドル売り円買いが加速した。
急激な円高は日本の輸出企業の業績を悪くする。震災直後に1ドル=76円台まで急騰した時には、政府・日本銀行が欧米当局と協調し、円高是正のため、円を売ってドルを買う為替介入に踏み切った。
今回も、野田佳彦財務相は26日の閣議後の記者会見で「円高は極めて外的な要因で一方的な動きになっている。市場の動向を注視していきたい」と市場を牽制(けんせい)した。与謝野馨経済財政相も「異常な円高水準は企業の経営計画を壊すことになり、変動幅の大きい円高水準は好ましくない」。
ただ、今回はドル安の側面が強い。米経済が楽観されていた4月1日と現在を比べると、スイスフランやニュージーランドドルは円の倍近い15%前後も上昇した。ブラジルレアルも約5%上昇し、7月25日には変動相場制に移行した1999年以降で最高値になった。財政危機で信頼が揺らぐ欧州共通通貨ユーロですら約2%上昇している。
ドル資産の代表である米国債から逃げた資金は金などの商品市場にも流入している。25日のニューヨーク金相場は、指標となる先物価格が前週末比10.7ドル高い1トロイオンス=1612.2ドルで取引を終えた。4カ月前よりも10%強も高く、「年金基金やヘッジファンドが安全な投資先として金を買い増してきた」(大手証券)という。(大日向寛文、山本知弘)
■通貨安競争の懸念
ドル安は今後どうなるのか。米政府の債務上限引き上げが合意されれば、「米国債の不安が和らぎ、円相場は再び80円台に戻る」(みずほコーポレート銀行の唐鎌大輔氏)。
ただ、米政府はリーマン・ショック後に過去最大の財政出動をしたため、巨額の財政赤字を抱えている。赤字削減の抜本策を打ち出せなければ、格付け会社が格下げするなどして米国債が売られる懸念が続き、「ドル安は長期化することになる」(同)とみる。
ドル安には、オーストラリアなどからも自国の輸出産業への悪影響を懸念する声が出始めた。通貨高を防ぐため、為替介入のほか、中央銀行が金利を下げるなどの金融緩和をして通貨が売られやすくする国が相次ぐ可能性がある。
SMBC日興証券の野地慎氏は「ドル安が続けば、各国が金融緩和をするなど『通貨安競争』になりかねない」と指摘する。(岡林佐和)
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