http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/378.html
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現時点ではマイナーシナリオだが、イタリアが仮に破綻すると、
ユーロ通貨統合も本当に終わり、本格的な金融危機が再来することになりそうだ
最強は例によってスイス、商品は下落だが
リスク回避として円と金がほぼ同じ動きをしているのが面白い
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=ajpn4e0aeh.c
イタリア国債利回り、破滅の縁まであと2ポイント−エボリューション
7月11日(ブルームバーグ):イタリアの10年国債利回りは破滅の縁からあと2ポイントの水準にあると、エボリューション・セキュリティーズの債券責任者、ゲーリー・ジェンキンス氏が指摘した。
イタリアの10年国債利回りは6日、2008年11月以来で初めて5%超で終了した。11日午前8時現在は5.39%と9年ぶりの高水準。ギリシャとアイルランド、ポルトガルはいずれも10年債利回りが7%を超えた後に救済を要請した。
イタリアは公的債務残高が1兆6000億ユーロ(約183兆円)余りと、米国と日本に次いで3番目に大きい。
ジェンキンス氏は11日のリポートで、「ギリシャとアイルランド、ポルトガルの10年債のことを考えると、国債利回りがいかに素早く手に負えない水準になるかが分かる」とした上で、「私がユーロ圏の財務相であれば、イタリアが破滅のシナリオから2ポイントほどしか離れていないことが、夜眠れない理由になるだろう」と書いている。同氏はユーロ共同債の発行を検討するべき時だとの見方も示した。
記事に関する記者への問い合わせ先:John Glover in London at johnglover@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:Paul Armstrong at Parmstrong10@bloomberg.net
更新日時: 2011/07/11 17:52 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=acDf5Z6GIV.s
7月11日(ブルームバーグ):11日の外国為替市場でユーロは下げ幅を拡大。イタリア国債利回り上昇に伴い欧州ソブリン債危機拡大の懸念が強まっている。
オーストリアのフェクター財務相は、この日の月例ユーロ圏財務相会合でイタリアの問題が協議されると発言。ユーロはドルに対して3週ぶり安値を付けたほか、スイス・フランに対して過去最安値を更新した。対円では114円を割り込んだ。
ニューヨーク午前7時10分(日本時間午後8時10分)現在、ユーロは対ドルで1.2%安の1ユーロ=1.4095ドル。一時は1.4087ドルまで下げた。対円でも1.2%下げ1ユーロ=113円70銭。一時は113円65銭となった。対スイス・フランは1.1%安の1ユーロ=1.18022フラン。
記事に関する記者への問い合わせ先:Candice Zachariahs in Sydney at czachariahs2@bloomberg.net;Paul Dobson in London at pdobson2@bloomberg.net.
記事に関するエディターへの問い合わせ先:Daniel Tilles at dtilles@bloomberg.net.
更新日時: 2011/07/11 20:49 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=auK5hnsk7ClE
揺らぐ「ユーロ圏」の信認、解決手法に疑問符−11日に財務相会合
7月11日(ブルームバーグ):ギリシャの財政危機解決策をめぐる欧州一の経済大国ドイツと欧州中央銀行(ECB)の対立に加え、一連の秘密会合の表面化などで、欧州の危機管理に対する信認が揺らいでいる。さらに追い打ちをかけたのが、国際通貨危機(IMF)のストロスカーン前専務理事が米国で起訴された暴行事件だ。
前専務理事が5月14日にホテルの女性従業員に性的暴行を働いたとの疑惑で逮捕されたことでIMFはトップ不在が続き、ユーロ圏の危機対応でうまくいっていた欧州首脳とIMFとの協力関係にも亀裂が入った。事情に詳しい2人の欧州当局者は、ギリシャ向け次回融資へのIMFの拠出は、もはや確実なものとは言えないと話す。当局者は話し合いが非公開だとして匿名を条件にこうした見方を示した。
IMFをめぐる混乱は、ギリシャ破綻の阻止を狙った取り組みを損ねた欧州の政治エリートによるつまずきとコミュニケーションの失敗の一例だ。米シティグループの上級顧問、ウィリアム・ローズ氏は、「これはギリシャやアイルランド、ポルトガルだけの問題ではない。ユーロ圏の問題だ。欧州で毎日起きていることは無計画そのもので、忍び寄る真の危険は危機の波及だ。こうしたつまらない言い争い全てが、瞬時に情報が駆け巡る市場を脅かした」と指摘した。
「長期の枠組み」
IMFが今月8日にギリシャ向け32億ユーロ(約3700億円)の拠出を承認しことで、救済戦略の穴が一つ埋まったが、すでに次の事態が始まっている。ギリシャ債のロールオーバー(借り換え)をめぐる民間投資家との話し合いは格付け会社がギリシャをデフォルト(債務不履行)と見なしかねない。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは先週、ポルトガルを投資不適格(ジャンク)級に格下げしたが、アイルランドとスペイン、イタリアの債券相場は下落した。
昨年の110億ユーロ規模の救済策に続く新たなギリシャ支援パッケージをめぐる作業は、ブリュッセルで11日開催されるユーロ圏財務総会合でも続くが、最終的な結論は9月まで持ち越される。
米コロンビア大学のジェフリー・サックス教授は5日のブルームバーグテレビジョンの番組でトム・キーン司会者に対し、「短期的な仕掛けはもうたくさんだ」と述べ、欧州首脳は「次の3カ月、次の6カ月を切り抜けるために非常に短期的な対応をしているが、そうしたやり方は機能しないだろう。われわれが必要としているのはより長期の枠組みだ」と指摘した。
記事に関する記者への問い合わせ先:James G. Neuger in Brussels at jneuger@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:James Hertling at jhertling@bloomberg.net
更新日時: 2011/07/11 13:54 JST
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