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FRBは世論を背景にしている
仮に米国の金融力の低下につながるとしても
銀行への規制強化は時代の流れとして避けられないだろう
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=avQP6CWEf66c
FRBに敗れたJPモルガン、議長とCEOの論戦は「不満の叫び」か
7月7日(ブルームバーグ):トップバンカーが米連邦準備制度理事会(FRB)議長に公の場で論戦を挑むとすれば、それが意味するのは「強さ」か「死に物狂い」のどちらか一つだろう。
米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は6月7日、バーナンキFRB議長に対し、「われわれは財務省とFRBの2つのストレステスト(健全性審査)を経験し、大半の銀行が見事合格したと信じている」とした上で、「それが今度は資本基準をさらに引き上げると言われ、300もの規則が導入されようとしている。これら全ての累積的な影響を誰か検証しただろうか」と迫った。
それから1カ月を経て、ダイモンCEOの大胆さがどちらかと言えば、力の象徴というよりも不満の叫びだったことが明らかになってきた。ウォール街(米金融街)は国際金融監督当局が導入しようとしている自己資本の上積み規制について、銀行の利益を損ない、海外勢との競争を阻害し、米経済への打撃になると訴えている。
ダイモンCEO(55)は、JPモルガンがサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンに絡む失敗に巻き込まれるのをおおむね回避し、2008年にはベアー・スターンズとワシントン・ミューチュアルの買収を通じて、金融システムの安定に貢献した。それにもかかわらず、金融業界の「ならず者」に新たに課せられる同じ規制にJPモルガンも従わざるを得ない。
かつてオバマ大統領の「お気に入りのバンカー」として知られたダイモン氏とウォール街の経営幹部らは、世論の支持を得る争いにずっと以前に敗れている。ブルームバーグが3月に実施した全米世論調査によれば、銀行規制が厳し過ぎるとの見方は全体の19%にとどまり、現状維持か規制の強化が必要だと76%が回答した。ダイモン氏はコメントを控えている。
記事に関する記者への問い合わせ先:David L. Lynch at dlynch27@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:Christopher Wellisz at cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2011/07/07 17:09 JST
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