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ギリシャ議会:緊縮財政案を可決−デフォルト回避へ一歩前進  ECB金利引き上げ
http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/287.html
投稿者 sci 日時 2011 年 6 月 30 日 01:24:36: 6WQSToHgoAVCQ
 

取り敢えずデフォルトの先延ばしには成功し、ユーロも上昇したが、EU内部の亀裂は大きい
ECBは金利上昇という逆噴射を行い、PIGSの景気がさらに落ち込むのは確実
デモの状況から見てギリシャ国民が素直に耐乏生活と勤勉と増税に協力するはずもない
ドイツとフランス、銀行の利害も一致しているわけではない
まだまだ危機は続く
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aDmobR0eAnR0
ギリシャ議会:緊縮財政案を可決−デフォルト回避へ一歩前進 (2)

  6月29日(ブルームバーグ):ギリシャ議会は29日、欧州連合(EU)が支援の条件としている緊縮財政案を可決した。デフォルト(債務不履行)回避に向けてパパンドレウ首相は最初のハードルを乗り越えた。

  300議席の議会は155対138で同案を可決。一部の野党議員が反対より棄権を選んだ結果、賛否の差は先週の信任投票より大きかった。歳出削減と資産売却を盛り込んだ780億ユーロ(約9兆円)規模のパッケージが可決されたことで、首相は次にこれらの措置の実施を承認する第2の法案の通過を目指す。

  48時間のゼネストが続くギリシャでは、議事堂の前の広場でデモ隊が抗議行動を繰り広げ、警察は催涙ガスで鎮圧にあたった。

  議会は30日に、第2の法案を採決する。これが可決されれば、ベニゼロス財務相は7月3日の欧州財務相会合に出席し、昨年合意した救済融資の第5回分の実行について話し合うことになる。

  コメルツ銀行のエコノミスト、クリストフ・ワイル氏は、「市場はやや落ち着き、事態は若干改善するだろう」と述べた。「もちろん、これがまた一から繰り返されるのは時間の問題だ。ギリシャは改革を実行し続けなければならないし、それがどんなに困難かは分かっている」と付け加えた。

  否決されればユーロ圏で初のデフォルト(債務不履行)につながりかねなかった法案について議員らが票を投じている間、議事堂前広場は催涙ガスの煙で覆われた。ギリシャは8月に66億ユーロの国債償還を控えている。政府当局者は賃金や年金を支払う資金が7月半ばで底をつく恐れがあると述べていた。

  パパンドレウ首相が財政案の議会通過で奮戦するのと並行して、欧州の当局者らはギリシャ救済への参加で銀行団との合意を目指した。ドイツ財務省の当局者はこの日ベルリンで、銀行と保険会社の幹部と会合し、ギリシャ債のロールオーバーをめぐるフランスの提案を協議したと、事情に詳しい関係者2人が明らかにしている。

  ギリシャ議会は「愛国者として責務」を果たすよう求めたパパンドレウ首相の呼び掛けに応えた。大和証券キャピタル・マーケッツ・ヨーロッパのエコノミトビアス・ブラトナー氏は採決前に、「欧州全体が感じるのは何よりも安堵だろう」と話していた。

  明日の第2の法案の採決について、ファンロンパイEU大統領は、「欧州の目」は再びアテネにくぎ付けになるとし、これが可決されれば第2次救済パッケージは「迅速(じんそく)に進展するだろう」との声明を出した。

  ウニクレディト・グローバル・リサーチのエコノミスト、トゥリア・ブッコ氏は、今日の採決で首相を支持した議員らは実施法案にも「賛成票を投じる可能性が高い」と述べた。採決が行われる時刻は発表されていない。

記事に関する記者への問い合わせ先:Maria Petrakis in Athens at mpetrakis@bloomberg.net;Natalie Weeks in Athens at nweeks2@bloomberg.net

記事に関するエディターへの問い合わせ先:James Hertling at jhertling@bloomberg.netCraig Stirling at +44-20-7673-2841 orcstirling1@bloomberg.net
更新日時: 2011/06/30 00:24 JST


http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=a2_twZNojkW8
ドイツの銀行:ギリシャで暫定合意模索、30日財務相と会合−関係者 
  6月29日(ブルームバーグ):ドイツの大手銀行と保険会社の幹部は29日の会合で、ギリシャ国債のロールオーバー(借り換え)についての暫定合意を模索した。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。30日にはショイブレ財務相と会談する。

  関係者が匿名を条件に述べたところによると、金融機関と政府の代表者らはギリシャ救済でのフランス案を基に、ギリシャ債の年限や現在保有しているギリシャ債について評価損が発生するか、格付け会社がロールオーバーについてどう判断するかなどの点を協議している。

  アスムセン独財務次官は28日、ショイブレ財務相が30日にドイツの銀行・保険会社のトップと会談すると明らかにした。ドイツでの会合は第2次ギリシャ救済で債権者の貢献を求める欧州全体の取り組みの一環。ギリシャのデフォルト(債務不履行)を回避し、危機の拡大を防ぐことが目的。

  ドイツとフランスの金融機関が保有するギリシャ国債は欧州の上位に並び、ギリシャ債を少なくとも300億ユーロ(約3兆4900億円)ロールオーバーするという欧州連合(EU)の目標の達成には両国の参加が不可欠だ。アスムセン次官によると、ショイブレ財務相はギリシャ債をロールオーバーするフランス案を協議の「良い出発点」だと考えている。

         デフォルト格付け回避が条件

  フランス案では、民間投資家はギリシャ債の満期時に、保有高の70%に相当する新発30年債を受け取り、残り30%相当は現金で償還される。ギリシャは元本の50%相当の資金を返済に充て、20%は特別目的機関を通して返済を保証する担保となるゼロクーポン債に投資する。新発の30年債の表面利率は約5.5%で、ギリシャの経済成長率によっては最大2.5ポイント上乗せされると関係者は述べていた。特別目的機関は格付け「AAA」の債券に投資する。

  第2の選択肢は、投資家が償還元本の90%以上を表面利率5.5%のギリシャ5年債購入に充てる案。

  草案によると、計画は格付け会社がギリシャおよび同国の既発債と新発債をデフォルト格付けに引き下げないことが条件となっている。

記事に関する記者への問い合わせ先:Aaron Kirchfeld in Frankfurt at akirchfeld@bloomberg.net

記事に関するエディターへの問い合わせ先:Frank Connelly at fconnelly@bloomberg.net;Edward Evans at eevans3@bloomberg.net
更新日時: 2011/06/29 23:07 JST


 

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01. 2011年7月01日 03:12:43: Pj82T22SRI
ギリシャ議会が中期財政計画の関連法案可決、融資実施へ前進
2011年 07月 1日 01:59 JST 

 6月30日、ギリシャ議会は、中期財政計画の実施方法を定めた関連法案を賛成155票、反対136票で可決した(2011年 ロイター/Yiorgos Karahalis)
 
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 [アテネ/ベルリン 30日 ロイター] ギリシャ議会は30日、中期財政計画の実施方法を定めた関連法案を賛成155票、反対136票で可決した。

 法案可決は欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)の第1次支援第5弾融資の前提条件で、融資実施に向けて大きく前進した。

 これより先、ベルギーのレインデルス財務相は、ユーロ圏財務相が7月3日の緊急会合でギリシャ向けの次回融資実行で合意する可能性が高いとの認識を示した。IMFも5日に融資を承認するとみられている。

 融資を受けられればギリシャのデフォルト(債務不履行)は当面回避されるが、長期的なリスクは依然解消されていない。今後は第2次支援に焦点が移ることになる。


「赤信号」消えぬ欧州銀の債務問題、ドル・プレミアムとりあえず縮小
2011年 06月 30日 16:43 JST
 

 6月30日、ギリシャ債務危機が続く中、欧州金融機関の信用力にきしみが生じつつある。写真のユーロ紙幣などは1月撮影(2011年 ロイター/Kacper Pempel) 

 [東京 30日 ロイター] ギリシャ債務危機が続く中、欧州金融機関の信用力にきしみが生じつつある。一部欧州銀に対して表面化した「ドル・プレミアム」(ドル調達時の上乗せ金利)は、6月半期末を目前にして個別行がドルの資金繰りに一応のメドをつけ、縮小した。

 しかし、ギリシャ危機が今後どう展開するか、その行方は見えておらず、欧州ソブリン問題が域内金融機関の不良債権問題として新たな局面に入る可能性も否定できない。 

 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は、先週、欧州債務問題についての信号の色を尋ねられ「個人的には赤だと思っている」と述べ、「債務の大きい国と銀行セクターのつながりは、欧州の金融安定にとって最大の脅威」との認識を明らかにした。

 金融市場は、ECBが7月の定例理事会で利上げに踏み切る確率が高いとみているが、「欧州ソブリン危機は、実は、金融機関のバランスシートの問題であるとの認識が広がれば、ECBも利上げどころではなくなるだろう」と東海東京証券チーフエコノミストの斎藤満氏は予想する。

 さらに「ギリシャが実質的にデフォルトする事態となれば、アイルランド、ポルトガル、スペインへの危機の連鎖が起こり、欧州金融機関の債務問題が一段と深刻化するだろう」と同氏は言う。

 欧州では7月3日にユーロ圏緊急財務相会合が行われ、対ギリシャ第一次支援策に基づく第5弾融資が承認される予定。今後の焦点は、第2次支援策の中で、民間金融機関による「自発的な」ギリシャ国債ロールオーバーがどのような形で決着するかに移る。 

 「ギリシャが予定通り赤字削減できるのかという懸念があるなか、欧州金融機関はギリシャにコミットし続けることで、スペインやイタリア等へのリスク波及を抑え、自らのバランスシートが傷むことを避けたいという意向だ。しかし、火種は残っている」とバークレイズ銀行・FXストラテジストの逆井雄紀氏は言う。 

 米連邦準備理事会(FRB)銀行規制監督部門の責任者・パトリック・パーキンソン氏は27日、欧州ソブリン危機が米国内の金融システムに波及するかどうか、米銀行規制当局として詳細に検討していることを明らかにした。

<欧州銀の「ドル・プレミアム」が低下> 

 欧州債務危機を引き金とする信用リスクの拡大や流動性低下を背景に、ドル資金市場では既に一部の欧州系金融機関が必要十分なドルを調達できなくなっている。このため、これらの金融機関は、比較的に調達が容易な円やユーロをまず調達して、それらをドル資金に換える為替スワップ取引を通じてドルの流動性を確保している。

 為替スワップ取引では、ドル需要の一方的な高まりと個別行の信用リスクを反映して、今月に入ってドル・プレミアムが表面化した。1年物のドル/円スワップやユーロ/ドルスワップ取引では、先週末から週初にかけて、ドル・プレミアムが40ベーシスポイント(bp)付近まで拡大した。

 プレミアムは、1年物の円またはユーロLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)とドルLIBORの差が表す日米金利差と、1年物のドル/円フォワードのディスカウント幅が示す日米金利差で算定され、この差が開くほどプレミアムが上乗せされたことになる。

 外銀の半期末となった30日、同プレミアムは27bpまで低下した。プレミアムが縮小したのは、個別行のドル資金繰りのメドがたったためだが、ソブリン問題に対する市場の懸念が消えたわけではない。 

<中銀スワップ・ラインの延長とストレス・テスト> 

 日米欧金融当局にとっても、不安は尽きないようだ。FRBは29日、他の主要中銀とスワップ協定を2012年8月1日まで延長したと発表した。 スワップ協定を延長したのは、ECB、カナダ中央銀行、イングランド銀行、および、スイス国立銀行。日銀は次回の金融政策決定会合で延長するかどうかを検討する。 2010年5月に締結された同スワップ協定は8月1日が期限となっている。「プレミアムの縮小は、ドル供給オペの延長と直接的な関係はない」(外銀マネー・トレーダー)との見方が市場に出ている。 

 実際、コメルツ銀行の試算では、ECBからドル資金を借り入れた際のプレミアムは65bp程度であり、ドル資金調達にひっ迫はみられるものの、現時点で中銀のドルオペに頼る余地は限られている。他方、ユーロ圏の複数の関係筋によると、欧州連合(EU)の金融機関に対して実施されるストレステスト(健全性審査)では、対象行の91行中10─15行と、最大6行に1行の割合で不合格となる可能性がある。 国別では、ギリシャやドイツ、ポルトガル、スペインの銀行が不合格になるとみられる。 

 2007─09年の世界的な信用収縮時のような金融システムの緊張の兆しは現時点で確認されていないが、欧州銀のドル・プレミアムを再び拡大させるであろう火種はなお尽きない。

 <MMFにも欧州銀離れ>   

 欧州の銀行にとって、米国のマネー・マーケット・ファンド(MMF)は短期資金の重要な調達源だが、欧州で不安定な状況が続くなか、MMFは、欧州銀向けエクスポージャーの一部を再投資せず、縮小する動きがみられる。

 運用担当者や企業の財務担当者は、欧州の銀行が発行したCPやその他の債券に投資している法人向けMMFから資金を引き揚げ、一部を米財務省証券のみに投資する比較的リスクの低いMMFや銀行預金にシフトしている。

 米投資信託協会(ICI)が発表した6月22日時点の米マネー・マーケット・ファンド(MMF)の資産残高は2兆6990億ドルとなり、前週から81億6000万ドル減少した。

 JPモルガンの試算によると、MMFの欧州銀行へのエクスポージャーは、2010年第1・四半期末の約4900億ドルから、2011年5月末には約3600億ドルに縮小している。

  (ロイターニュース 森佳子 編集:北松克朗)

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02. 2011年7月01日 03:56:15: Pj82T22SRI
ドイツ金融機関、ギリシャ国債借り換え受け入れ−「決定的」と財務相(1) 
  6月30日(ブルームバーグ):ドイツ銀行やアリアンツなどドイツの大手金融機関は、ギリシャ金融支援で32億ユーロ(約3750億円)を負担することに合意した。ショイブレ独財務相が30日、明らかにした。ユーロ圏で初のデフォルト(債務不履行)を回避するため協力する。

  同財務相がベルリンで記者会見して述べたところによると、銀行と保険会社は2014年末までに満期を迎えるギリシャ債のロールオーバー(借り換え)に応じることで合意した。対象のギリシャ債の保有高は合計で約20億ユーロだという。不良債権を引き受けるいわゆる「バッドバンク」も12億ユーロを拠出するという。

  独銀最大手、ドイツ銀行のヨゼフ・アッカーマン最高経営責任者(CEO)はショイブレ財務相とともに会見し、金融機関の貢献は「自発的」かつ「大規模」なものだと述べた。29日には「メルトダウン」を回避するため民間セクターは協力すると述べていた。

  ギリシャではパパンドレウ首相の緊縮財政案が実施法案も含めて可決された。780億ユーロ(約9兆1000億円)規模の財政健全化策の実行が可能になり、欧州連合(EU)からの支援継続の条件が満たされる。

  コストの分担をめぐる民間投資家との合意は第2次ギリシャ救済の条件の1つ。ショイブレ独財務相は7月3日のユーロ圏財務相らとの会談前を前に国内の合意を目指していた。

         7月3日までに解決策を準備

  ショイブレ財務相は「民間セクターの協力を得たことは決定的だ」として、「準備は鋭意進んでいる。日曜(7月3日)までに解決策が準備できると確信する」と語った。

  ドイツとフランスの金融機関のギリシャ国債保有高は国外投資家として最大規模。銀行が少なくとも300億ユーロのギリシャ債ロールオーバーに応じるというEUの目標達成には両国の参加が不可欠だ。

  この日報道関係者に配布された文書によると、ドイツの金融機関のギリシャ国債保有高はほぼ100億ユーロ。その約55%は2020年以降に満期を迎える長期債だ。発表文は、「2014年末までに満期となる少なくとも20億ユーロについて、参加金融機関は経済的・法的に可能な範囲で、かつ今後決定される欧州の金融枠組みの中で同額を提供する」としている。

           フランス案を土台に

  アッカーマンCEOはこの日、ドイツ案はフランスの提案を土台としたものだと確認した。フランス案は満期を迎えるギリシャ国債の保有者が償還金を保証付きの新発5年債または30年債に再投資する内容。フランス銀行協会によると、大多数の債券保有者の参加が条件だという。また、格付け会社がギリシャおよび同国の既発債、新発債をデフォルト格付けに引き下げないことが条件となっている。

  ドイツの保険最大手、アリアンツもこの日、ギリシャ支援に参加することを明らかにした。広報担当のステファニー・ルップ・メネデッター氏は、支援パッケージがギリシャに資本市場に復帰する時間を与えるとともに、市場およびユーロの安定に寄与するだろうと述べた。

記事に関する記者への問い合わせ先:Aaron Kirchfeld in Frankfurt at 145akirchfeld@bloomberg.net

記事に関するエディターへの問い合わせ先:Frank Connelly at fconnelly@bloomberg.net;Edward Evans at eevans3@bloomberg.net
更新日時: 2011/07/01 02:19 JST


ギリシャ議会が緊縮法案を可決、2次救済に布石−独銀行も関与合意(2) 

  6月30日(ブルームバーグ):ユーロ圏で初のデフォルト(債務不履行)を回避しようとするギリシャ政府の取り組みは30日、順調に前進した。議会は昨日可決した財政緊縮策を実施に移す法案を承認した。

  議会は同法案を賛成155、反対136票で可決した。パパンドレウ首相は増税や資産売却などを盛り込んだ780億ユーロ(約9兆1000億円)規模の財政健全化策の実行が可能になり、欧州連合(EU)からの支援が継続されることになる。議会は29日、同財政案を155対138で可決していた。

  昨日は採決の間、議会の外でデモ隊と警察の衝突が続いていた。ギリシャの公的部門最大の労組は30日も、一段の抗議行動を計画している。今週は2万人以上の市民が街頭に繰り出した。議会を標的とした抗議の激しさは、リセッション(景気後退)に陥った経済の中で、支援継続に必要な財政健全化策を実践する困難を浮き彫りにした。

  ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループのエコノミスト、シルビオ・ペルーゾ氏は、「この日の採決は建設的だ。EUからの支援に道を開いた」とした上で、「しかしながら、これはデフォルトなり債務再編なりの痛みを和らげるクッションを作り出す時間を与えてくれるにすぎない。市場はギリシャのデフォルトを予想しており、その考えを変えないだろう」と話した。

            第2次救済パッケージ

  焦点は次に、7月3日と11日にブリュッセルで開催される財務相会合へと移る。ギリシャのベニゼロス財務相はここでユーロ圏の他の財務相らと、金融機関を巻き込んだ第2次救済パッケージを取りまとめようと交渉に臨む。

  ドイツの大手銀行と保険会社は、保有するギリシャ債の少なくとも20億ユーロについてロールオーバーに応じることで同国政府と合意した。ショイブレ独財務相が30日ベルリンで発表した。

  公的部門最大の労組のギリシャ公務員連合(ADEDY)は午後7時半に集会を計画。電子メールでの発表文は「労働者の闘いは続き、激しさを増すだろう」としている。

  ベニゼロス財務相はこの日議会で、政府は国内の秩序を保つため必要なあらゆる措置を取ると強調した。

  EUはギリシャが昨年導入した措置に加え、さらなる財政引き締めを求めた。ギリシャ紙トビマは、追加措置による平均的な4人家族の家計への負担は年間2795ユーロと概算している。これはほぼ1カ月分の所得に相当する。

記事に関する記者への問い合わせ先:Natalie Weeks in Athens at nweeks2@bloomberg.net;Marcus Bensasson in Athens at mbensasson@bloomberg.net

記事に関するエディターへの問い合わせ先:Craig Stirling at cstirling1@bloomberg.net
更新日時: 2011/07/01 00:50 JST


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