http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/208.html
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QE2で8ヶ月間に6000億ドル(〜50兆円)の米国債を買い入れ世界中で資産を中心にインフレを亢進させたが、
国内不動産の下落は止まらず、雇用も景気も低落したまま、株価も6週連続下落。一方、CPIはプラスでデフレは回避できたが、食糧・エネルギーの生活物価は上昇し、庶民の生活は苦しく、儲かったのはポールソンら金などへの投資家だけという現状は、過去の巨額の日本の量的緩和と同じ結末だ。
予想された通りの結果だが、日米ともに、さらなる緩和を求める麻薬中毒の声がまた聞こえてくるだろう。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21744120110616?sp=true
米フィラデルフィア連銀業況指数:識者はこうみる
2011年 06月 17日 01:37 JST
6月16日、米フィラデルフィア地区連銀が発表した6月の製造業業況指数はマイナス7.7と、09年7月以来の低水準となった。市場関係者からはQE2開始時点の経済状況に戻りつつあるなどとのコメントが出ている。写真は2007年6月(2011年 ロイター/Damir Sagolj)
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[ニューヨーク 16日 ロイター]米フィラデルフィア地区連銀が16日発表した6月の製造業業況指数はマイナス7.7に落ち込み、2009年7月以来の低水準となった。エコノミストは前月のプラス3.9から、プラス6.8への改善を予想していた。市場関係者のコメントは以下の通り。
●QE2開始時点の経済状況に戻りつつある
<ファロストレーディングのマネジング・ディレクター、ダクラス・ボースウイック氏>
米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和第2弾(QE2)終了に向かうなか、住宅や雇用に加え、米製造業活動は著しく減速しつつあり、指数は実際のところマイナスに転じている。
FRBが年内は金利を据え置き、2012年中も低金利の維持に向けできる限りの措置を講じていく公算が極めて大きいと考える。
米経済にみられた一時的な回復は次第に失われ、QE2開始時点の状況に戻りつつある。
●雇用は昨年10月以来の弱さ
<FTNフィナンシャルのチーフエコノミスト、クリストファー・ロー氏>
予想よりもかなり弱い内容だ。統計の内容はまちまちで、一部では改善も見られるものの、製造業に関しては6月も一段と悪化しているようだ。
従業員数は4.1で、昨年10月以来の弱い数字だ。これは5月の雇用統計の内容とも一致しており、雇用市場が1─4月の力強い局面から、5月に著しく弱い局面へとシフトしたことを示唆しており、おそらくは6月もその傾向が続くだろう。
だが自動車セクターの生産減を他の製造業データから切り離して考えることはできない。東日本大震災による供給網寸断がどの程度の影響を与えているのかは不明だ。
供給管理協会(ISM)の統計を含め、最近の多くの指標が、今夏の減速が昨年夏の減速よりも深刻であることを示している。
フィラデルフィア連銀業況指数も、製造業が経済全般に影響を及ぼすほど大きく減速していることを裏付けている。
●地方指標に経済の亀裂示す兆候
<ウェルズ・ファーゴ証券のエコノミスト、ティム・クインラン氏>
失望を誘う内容であることは確かで、最近の地方購買部担当者調査の弱い内容と一致している。
全国レベルには至っていないものの、地方の景気を示す経済指標に、経済の亀裂を示す兆候が見え始めている。これは、6月の成長減速が単なる短期的なソフトパッチ以上のものであることを示している。
光明といえるのは、これが東日本大震災に関連した供給混乱に起因している可能性があることだ。ネガティブな側面は全てこの考え方を裏付ける。
ある程度のポジティブな内容もみられる。設備投資などがそうだ。
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