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完全なるマネーゲーム。
弄ばれる日本のインフラ株・・・・
NEVADAから
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
■詳細（東電株売買）
２日連続ストップ高を演じた東電株ですが、なぜこの株を取り上げるかと言いますと、如何に個人が損をしやすいか、実際に見て貰いたいためでもあります。
株式投資は簡単に始められ、そして簡単に参加出来ますが、恐ろしい点が認識されていません。
リスクを顧みない投資家は破産するということです。
例えば、今日の東電株の売買内容（信用取引）を、日証金ベースで見てみますと以下のようになります。
空売り 新規 １８００万株 返済 ８５０万株 差し引き ＋９６９万株
信用買い 新規 ３６万株 返済 ４８９万株 差し引き −４５３万株
株不足 −３７３３万株
これを簡単に解説しますと、株価が上昇してきたために、新規に空売りをかけた分が＜１８００万株＞あり、上昇してきたのであわてて買い戻した分が＜８５０万株＞あったことになります。
この買い戻した＜８５０万株＞ですが、必ずしも損をして買い戻したとは言えず、仮に４００円の時に空売りしていてどうせ倒産するのだからとしてそのまま放置していたものの流れが変わり、このままでは４００円まで戻り、損を被るかも知れないと思い、あわてて買い戻した分も多くあると見られます。
また、新規売りの＜１８００万株＞ですが、全く新規のカラ売りというよりは、２００円以下で空売りしていた向きが、もうこの辺で上昇は終わるだろうとして、売り上がってきた分が殆んどではないかと言えます。
仮に２００円で１万株空売りをかけ、今日３００円で空売りを更に１万株かければ、平均売り価格は２５０円になります。
明日、仮にストップ高となり４００円になりましてもここで更に１万株空売りをかければ平均コストは３００円（３万株）となり、「まだ」余裕がありますが、問題はその次です。
５００円に乗せてくれば、大方の個人はもはや売り上がる資金を持っていないために、損が膨らみ、なすすべがなくなります。
＜５００円時の計算＞
時価計算 ５００円X３万株＝１５００万円
空売りコスト ３００円X３万株＝ ９００万円
差し引き 含み損 ６００万円
今まで「空売り」で儲けた個人投資家が多くいますが、株価の急騰で悲鳴を上げてきている事例が多くなっており、なんとか株価を下げようとして、ネットで『フクシマ原発が爆発寸前である』との情報を流している事例も出てきているようです。
この手の情報が出てきたときには相場は反対に動くもので、１６日も３日連続ストップ高を演じれば、「空売り筋」はほぼ全滅状態に陥り、ネットでの書き込みもなくなるかも知れません。
また、上記のデータですが、新規の信用買いが＜３６万株＞しかなく、返済が＜４８９万株＞あったということは新規にここで東電株を信用取引で買う個人は殆んどおらず、反対に「そろそろ利益を出そう」として手じまった事例が多いと言えます。
では、一体誰が買っているのでしょうか？
マスコミ報道では、個人が借金で買っていると見ていますが、実は【外資】が現金で買い集めているのかも知れません。
中国政府系ファンドも一貫して買い越していましたし（最近のデータはありませんが）、ロシアの資本が東電の技術を欲しくて買い集めているとのうわさも出てきており（一部週刊誌）、外資が東電株を密かに買っていたとなると、株は市場から消えていきます。
もし、外資が＜１億株＞単位で大規模に買い集めていると報道されれば株価は暴騰し空売り筋は全滅し、破産者が続出することになるかも知れません。
今は情報戦になってきており、うかつに個人が手を出せばとんでもない事態になりかねないのが【東電株】なのです。
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