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■中国:実質世界一になった贅沢品市場
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/
世界贅沢品協会が発表した2011年3月期の世界の贅沢品市場統計では、中国は107億ドルとなり、日本についで世界第2位となっており、シェアは25%になっています。
日本のシェアは34%になっているものの、震災後の5月を見れば日本が5ポイントマイナスの29%となり、中国が2ポイント上昇の27%となり、殆んど変わらない状態になっているとしています。
この日本のシェアですが震災前にはブランド店の客は大半が中国系であり、日本人はまばらとなっていましたので、実質的に日本人が買っていたというよりは中国人が買っていたと言える状態になっており、震災後の5月の日本のシェア29%というのはほぼ中国人が消えた数字となり、実勢にあっているかも知れません。
この発表では、『中国では贅沢品を買える消費層が人口の16%、約2億人に達しており、年25%の成長を続けている』としていますが、先日訪問しました香港でシャネル店の前で連日行列を作っている中国人を見れば、この見方もある意味納得がいきます。
香港でのクリスティーズオークションでも、座れない程の中国人が集まり、見たこともない数の電話ビット用もあり、中国人の「金持ちぶり」には驚かされますが、上記の通り、2億人という贅沢品が買える層が存在し、それが年25%も増えている経済はある意味異常ですが、仮に不動産バブルが崩壊し、この2億人が10分の1の2000万人になったとしても、それでも日本の贅沢品を購入する層をはるかに超える人口がいることになります。
中国の【爆食】が問題になりましたが、今や【爆買い】となってきており、日本との差が日に日に開いてきています。
■200人に1人が資産12億円以上の中国辺境地 http://media.yucasee.jp/posts/index/7923
中国政府が発表した調査報告で、内モンゴル自治区・オルドス市の一人当たりのGDPが香港を越え、中国1位となった。
オルドスは資産総額が1億元(12億円)を超える富豪の数が7000人以上にのぼり、資産総額100万元(1200万円)の人は“貧乏”とみなされるほどだ。市内では217人に1人が億万元長者、15人に1人が1000万元長者となる計算。中国で一番裕福な都市は、北京でも上海でも、香港でもなく、北の砂漠の辺境地、内モンゴル自治区のオルドス市だった。
国内モンゴル自治区西南部に位置するオルドス市は人口150万人、中国でいえば地方の小都市といったところ。かつて牧畜と農業が中心だったが、年々砂漠化が進み、農地を奪われた農民は北京で物乞いをするほど貧しかったという。北京で、物乞いをしている人の出身をたずねれば、そのほとんどがオルドス市だった。ところが、その“オルドス”がGDPで中国1位となった。
オルドスがここまで豊かになった理由は、石炭を始め豊富な資源にある。中国政府は2004年、西部大開発構想の一環として、炭鉱開発の為に巨額の補助金を投資している。オルドスでは毎年5億トンもの石炭を産出し、2250億元(約2兆8000億円)の資産が増え続けているという。それに加え、中国有数の羊毛産業基地であり、石炭の他にも石油や天然ガスなどの天然資源がある。
こうした産業に支えられ、オルドスの人たちは急速に豊かになった。10年に中国で販売されたランドローバーの90パーセントはオルドスの人が購入し、市内では高級オフロード車をよく見かける。ある温州の企業家が、オルドスでお手伝いさんを雇ったところ、そのお手伝いさんはトヨタのオフロード車で現れ「お金には困っていないが、家にいても退屈なので暇つぶしに働く」と説明したという。
一方で、オルドス市では富裕層をターゲットにおよそ50億元(約620億円)かけて一戸建て高級住宅地が建設されたが、入居者がおらず、「ゴーストタウン」として問題になっているという面もある。
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