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世界景気後退予想からのリスクオフで商品安、ドルや円への逃避が強まりつつある
FRBの引き締めはまだ先になるか
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aWNYtzE.0yhchttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21653020110610
NY外為(10日):ユーロ下落、ECB利上げペース鈍化の観測(1)
6月10日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場では、ユーロがドルに対して3日続落。週間ベースではほぼ1カ月ぶりに下落した。欧州中央銀行(ECB)のインフレ見通しで、今年の利上げペースが緩やかなものにとどまるとの思惑が広がった。
ドル指数は2月以来で最長の3日続伸。スウェーデン・クローナはドルに対して値下がり率トップとなった。円はすべての主要通貨に対して上昇。円は安定していると見なされたことで買いが入った。
コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジの主任市場アナリスト、オマー・エシナー氏は、「インフレ見通しは間違いなくユーロの下げに影響している。これまで既に織り込み済みだった今年3度目の利上げの可能性は消えたようだ」と指摘。「リスク資産全般がかなり急激に下落している。原油も株も下げている」と述べた。
ニューヨーク時間午後4時29分現在、ユーロはドルに対して1ユーロ=1.4351ドル(前日は1.4510ドル)。週間では1.9%下落。円はドルに対して0.1%高の1ドル=80円29銭。一時は79円97銭を付けた。70円台の円高はこれで5日連続となり、ブルームバーグのデータによれば、少なくとも1971年以来の最長。
主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数は0.9%上げて74.829(前日は74.192)。
ECBのインフレ率見通し
ECBは来年のインフレ率見通しのレンジを1.1−2.3%とした。従来の予想は1−2.4%だった。
欧州銀行間取引金利(Euribor)先物相場は上昇。2012年3月物の利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.93%。利上げ見通しの後退が背景。
スワップに基づくクレディ・スイス・グループの指数によると、投資家はECBが今後1年間に政策金利を70ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げると予想している。7日時点の81bpから低下した。
トリシェ総裁はこの日、フランクフルトでの会議で、ユーロ圏の国家財政が全体としては「健全」だと述べた。前日の記者会見では、民間投資家がギリシャ国債のロールオーバーに同意した場合、ECBが保有するギリシャ債で追随するかとの質問に対して、「それはわれわれの意図ではない」と答えた。ドイツのショイブレ財務相は、ギリシャへの追加支援策をめぐり、債券保有者に「公正」な負担共有をあらためて呼び掛けた。欧州一の経済大国であるドイツとECBとの対立が深まっている。
ソブリン債危機が引き続き焦点
オンライン為替取引オアンダのアナリスト、ディーン・ポップルウェル氏(トロント在勤)は、「ECBや他の政治家から発せられるコメントが曖昧なことが主な懸念だ」と指摘。「ソブリン債危機に引き続き関心が集まっているため、ユーロは下落し続けるだろう。それにより、個人や投資家のリスク許容度は確実に低下する」と述べた。
ドルは円と韓国ウォンを除くすべての主要通貨に対して上昇。先進10カ国の通貨で構成されるブルームバーグ相関加重通貨指数によると、ドルは週間では1%高。ただ、過去1年間では16%安と、値下がり率トップとなっている。
円は高利回り通貨に対して上昇。株式や商品価格が下落したことから、逃避通貨としての円が買われた。
スウェーデン・クローナはドルに対して1.8%安、対ユーロでは0.6%値下がりした。
記事についての記者への問い合わせ先:Allison Bennett in New York at abennett23@bloomberg.net;
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Dave Liedtka at liedtka@bloomberg.net
更新日時: 2011/06/11 06:38 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21653020110610
ユーロが下落、ギリシャ危機への対処めぐる不透明感が圧迫
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[ニューヨーク 10日 ロイター] 10日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロが3日連続で下落した。ギリシャ債務危機への対処をめぐり欧州当局者間で溝が深まっているほか、欧州中央銀行(ECB)による将来の利上げ観測が後退する中、ユーロは来週も一段安になると予想されている。
アナリストは、ギリシャをめぐる不透明感が来週も続くとみており、20日のユーロ圏財務相会合を前に向こう1週間で合意が実現する可能性は低いとしている。
ユーロは週間で約1.9%下落し、5月中旬以来の大幅な下落率となった。
電子取引システムEBSでユーロ/ドルは1.1%安の1.43460ドル。一時は1.43220ドルまで売られた。
ユーロ/円は終盤時点で約1.2%安の115.235円。一時は114.940円まで下げ、5月27日以来の安値をつけた。
世界経済の回復をめぐる懸念を受けた質への逃避もユーロや高リスク通貨を圧迫した。
市場のリスク回避の高まりには、対ギリシャ追加支援をめぐり当局が異なる立場を示していることも影響した。
ドイツ連邦議会は10日、民間投資家の関与などを条件とするギリシャ追加支援を支持する決議案を採択した。一方、ECBは民間投資家の関与に否定的な見方を示しており、トリシェ総裁は9日の理事会後の記者会見で、ECBとして保有するギリシャの債券をロールオーバーする考えがないことをあらめて示唆した。
ECBによる将来の利上げ観測が後退したこともユーロの圧迫材料となった。9日のトリシェ総裁会見を受け、市場では7月の利上げはほぼ確実との見方が強まったが、その後の利上げについては2012年初めまで織り込まれていない。
主要6通貨に対するドルの動きを示すドル指数は0.9%高の74.844。週間では1.5%上昇した。
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