http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/162.html
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もはや買い手はFRBとその息のかかった米金融機関だけになりつつある。
QE2で資金をじゃぶじゃぶ供給しても、儲かるのは金融機関だけで一向に景気は回復せず、FRBの資産=国民の借金だけが膨らんでいる。
ロイターから
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21644020110610
■FRBによる米国債保有高が急増、保有額第2位に
[ニューヨーク 9日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が9日発表したデータで、FRBが外国人に次いで、第2位の米国債保有者となったことが明らかになった。量的緩和第2弾(QE2)に基づく国債買い入れが保有額を押し上げた。
それによると、第1・四半期は家計部門(ヘッジファンドを含む)の米国債売買が1550億ドルの売り越しとなり、保有額は9594億ドルに減少した。これは2010年第1・四半期以来の低水準。
一方、FRBの保有額は2010年第4・四半期の7766億ドルから1兆3400億ドルに急増した。
米国債を保有する最大の投資家は外国人で、保有額は第4・四半期に比べ676億ドル増加し、4兆4450億ドルに達した。
米国債の発行残高は9兆6210億ドルで、第4・四半期の9兆3620億ドルから増加し、過去最高に達した。
■米FRB、6月13日─7月11日に約620億ドルの国債買い入れ
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-21653620110610
[ニューヨーク 10日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク(NY)連銀は10日、6月13日から7月11日にかけて16回のオペを実施し、約620億ドルの国債とインフレ指数連動債(TIPS)を買い入れると発表した。
買い入れ額のうち500億ドルは、総額6000億ドルの追加的国債買い入れの一環となる。120億ドルは、FRBが保有するモーゲージ担保証券(MBS)などの償還資金の再投資による買い入れとなる。
■米国株(10日):ダウ平均は02年以降で最長の連続安、景気不安(1) ブルームバーグ
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920018&sid=aCsHNK9UW.5g
6月10日(ブルームバーグ):米株式相場は下落。ダウ工業株30種平均は週間ベースで約8年ぶり最長の連続安となった。世界的な景気減速懸念が株価を押し下げた。
建機メーカー大手のキャタピラーや航空機メーカー大手ボーイングはいずれも下落。このほかにも景気の変動に敏感な銘柄が売られた。石油のエクソンモービルも安い。原油相場が大幅安をつけたのが嫌気された。S&P500種株価指数の銀行株価指数は0.3%安。一時の2.2%安からは下げ幅が縮小した。CNBCが報道したところによると、大手銀を対象にした資本規制案では規制事項の緩和が検討されている。
S&P500種株価指数は前日比1.4%安の1270.98。週間ベースでは2008年以来で最長の6週連続安。ダウ工業株30種平均は172.45ドル(1.4%)下落の11951.91ドル。週間ベースで6週連続安は2002年10月以来で最長。
マーケットフィールド・アセット・マネジメントのマイケル・ショール氏は、「買い手が足りない」と述べ、「経済統計の内容が景気の弱さを示唆する間は、景気の変動に敏感な銘柄は弱いだろう。さらに大手銀行を対象とした規制問題も控えている。収益性は著しく落ちるだろう」と続けた。
バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は今週、景気回復について「いら立たしいほど緩慢」と表現し、過去最大規模の金融刺激策を維持する必要があるとの認識を明らかにした。ただ、量的緩和第3弾を計画しているかどうかは示唆しなかった。
中国貿易収支が主因
この日は中国の貿易収支統計に反応し、世界的に株価が下げた。中国の5月の貿易黒字は、市場予想を下回る131億ドルとなった。輸入が急増したことで、同国の需要が世界経済の成長を支える可能性が示唆される一方、金利上昇圧力も高まった。
また英国で4月の製造業生産が減少し、予想以上に悪化したことも売り材料となった。ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式に伴う祝日で休日が増えたほか、東日本大震災による部品供給の不足が響いた。
UBSウェルス・マネジメント・アメリカスの最高投資責任者(CIO)、マイク・ライアン氏は、「市場参加者は一段と不安にかられている」と述べ、「一部の投資家は、経済統計の内容から景気がリセッション(景気後退)に逆戻りしていると受け止めている。景気の弱さが示されるたびに、市場関係者は普段よりも厳しい反応を示すだろう」と述べた。
モルガン・スタンレー・シクリカル指数
経済成長との関連が強い銘柄で構成するモルガン・スタンレー・シクリカル指数は1.8%下げた。構成する30銘柄のうち27銘柄が下落した。キャタピラーは2.5%安、ボーイングは2%下落した。
S&P500種のうちエネルギー株価指数は1.9%安と、産業別10指数の中で最大の値下がりだった。ニューヨーク原油先物相場は4週間ぶりの大幅安だった。エクソンは1.7%安。シェブロンは1.5%下落した。
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