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石破サイコー!野田はサイアク〜!市場が悲鳴を上げるワケ
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110610/plt1106101641004-n1.htm
2011.06.10 夕刊フジ
「ポスト菅」の有力候補として野田佳彦財務相(54)が急浮上したが、市場関係者の声を聞くと評判は芳しくない。「経済やマーケットにとって最悪の選択」との悲鳴まで上がっているほどだ。では、市場が望む「次期首相」は一体誰か? 野田氏よりも多くの支持を集めたのは意外な人物だった。
野田氏は、いまや政界で一大勢力となった松下政経塾の1期生で、与野党に後輩が多く、人望も厚いとの評判だ。財務副大臣や財務相を歴任するなど経済や財政分野の経験も豊富だが、市場関係者が警戒するのは野田氏があまりにも財務省と近く、増税による財政健全化路線を明確にしている点だ。
楽天証券経済研究所客員研究員の山崎元氏は「野田氏は官僚受けがよく、安定感もあるが、増税に走りそうで、経済・マーケットの観点から評価すると最悪の選択になりそう」と厳しい評価を下す。
マネックス証券チーフエコノミストの村上尚己氏も「増税を優先させる政策を実行する恐れが高い」として野田氏を次期首相になったら困る人物の1人に挙げた。三菱UFJリサーチ&コンサルティング主任研究員の片岡剛士氏も「震災からの復興にあたって、まず増税を言い出す人では日本経済は縮小均衡に陥ってしまう」といい、野田氏を含む現政権のキーパーソンが次期首相になることを問題視している。
一方、ニッセイ基礎研究所研究理事の櫨(はじ)浩一氏は「大連立で野党にポストを提供する場合、改造が最小規模で済む」という理由で野田氏をポスト菅に望ましい人物として挙げた。
実際のところ、市場関係者が望む次期首相は誰なのか。複数の識者が名前を挙げたのは、自民党政調会長の石破茂氏(54)。「言説、言動が一貫しており、国益を重視している」(みずほ証券シニアエクイティストラテジストの瀬川剛氏)、「自民党の政策通がふさわしい」(クレディ・スイス証券チーフエコノミストの白川浩道氏)との評価だ。
■若手では自民・河野太郎を推す声も
民主党で複数の票が入ったのは小沢氏。といっても一郎氏ではなく前環境相の小沢鋭仁(さきひと)氏(57)だ。
「知る人ぞ知る民主党きっての経済政策通」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの片岡氏)という小沢前環境相は、増税よりもデフレ脱却を優先すべきとする議連に参加するなど、経済政策では野田氏と逆の路線。マネックス証券の村上氏も小沢前環境相を推す。小沢前環境相が首相になった場合の1年後の相場について、片岡氏は「日経平均株価1万3000円台、為替は1ドル=100円」、村上氏は「日経平均1万4000円、1ドル=110円」と大幅な株高と円安が期待できると予測する。
また、「若手の中ではしっかりとした考え方を持っている」(SMBCフレンド証券シニアストラテジストの松野利彦氏)として自民党の河野太郎氏(48)を推す声もあった。
次期首相が最優先で取り組むべき政策として挙がったのは、2次補正予算の早期成立や思い切った財政出動による公共投資、規制緩和や大胆な金融緩和、地方と個人への金融支援など、いずれも菅政権で取り組みが遅れている課題ばかり。市場関係者の政治の現状への怒りが浮かび上がる。
楽天証券経済研究所の山崎氏は「誰が首相になるにしても、社会保障と税制は次の総選挙後に決めるという原則を守るべき」として、増税だけが先走りする現状を批判する。
第一生命経済研究所首席エコノミストの熊野英生氏はポスト菅として望ましい人物は「不在」とし、「それが深刻な問題」と指摘する。永田町の人材不足を心底嘆いているのは市場関係者なのかもしれない。
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