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OECD 日本の成長率を2011年-0.9%に下方修正
掲載日時:2011/05/25 (水) 17:44
配信日時:2011/05/25 (水) 17:34
日本の成長率を2011年-0.9%に下方修正。
2012年成長率は+2.2%に。
大震災で生産が低下、復興策などで11年後半には影響は反転。
失業率は08年の水準を超えて高止まり、デフレ圧力は12年を通じて続く。
政府の財政健全化目標達成には十分大きな増税と信頼ある計画策定が優先事項。
日銀は基調的な物価上昇率が確実にプラスになるまで緩和的スタンス維持すべき。
OECD経済見通し2 FRBは今年後半に利上げを開始すべき
掲載日時:2011/05/25 (水) 17:52
FRBは今年後半に利上げを開始すべき。
米FF金利、2012年末までに2.25%に上昇へ。
ECBは利上げを休止したあと、2012年末までに2.25%に引き上げるべき。
英中銀は2011年末までに金利を1%に引き上げる見通し、2012年末までに2.25%に。
日本にはインフレみられず、利上げの必要はない。
http://www.oecdtokyo.org/theme/macro/2011/20110525eo89.html
世界経済はしっかりした足取りで回復しているものの、リスクもある
2011/5/25
OECDエコノミック・アウトルック最新版によると、世界経済はしっかりした足取りで回復しているものの、国・地域により回復のテンポは異なっています。
経済危機の遺産として残されている差し迫った問題のひとつは歴史的な高失業です。報告書は、各国とも雇用市場政策を改善し、雇用の創出を後押しするとともに、現在の高失業が構造化するのを避けるべきである、と述べています。
世界のGDP(国内総生産)は今年4.3%増、2012年4.6%増と見込まれています。OECD諸国のGDPは、前回(2010年11月)の予測どおり、今年2.3%増、2012年2.8%増の見込みです。
米国経済は今年2.6%増、さらに2012年も3.1%増が見込まれます。ユーロ圏は今年、来年とも2%増、一方、日本のGDPは今年0.9%減、来年2.2%増の見込みです。
回復は自律的な色彩を強めており、経済成長の牽引役は徐々に財政/金融面の景気刺激策から貿易や投資へと移っています。OECDによれば、景況感が強まっており、民間の経済活動は一段と押し上げられるものと思われます。
しかし、石油価格や一次産品価格がさらに上昇する可能性があるなど、下降する危険性もあります。そうなれば、コアインフレが押し上げられ、中国経済が予想以上に鈍化し、米国と日本の財政状況が不安定化し、多くのOECD諸国で住宅市場が再び低迷することになります。一部の国は強力な調整への取り組みを行っていますが、ユーロ圏の財政は依然として脆弱です。
「今は世界経済にとって細心の注意を要する局面にあり、各国経済が再び十分な雇用を創出するようになるまで、危機は終わっていない」とOECDのアンヘル・グリア事務総長は述べています。「下降する危険性が互いに強め合い、その累積的な影響によって回復が大幅に弱まり、一部の先進国でスタグフレーションの引き金になる可能性がある。」
各国が直面している最重要課題は依然としてOECD圏の5,000万人以上に悪影響を及ぼしている失業蔓延への対処です。各国政府は実際に失業者の再就職につながる就職斡旋や訓練プログラムを実施しなければなりません。また、雇用保護を派遣労働者にとって有利な方向へシフトしたり、低賃金雇用に対象を絞り込んだ補助金を通じて労働税を削減することを検討したり、景気下降期に失業を極力抑制できるワークシェアリング制度を促進したりすべきです。
小売り部門と専門職部門の競争強化も雇用の創出増につながる可能性があるので、先進国、新興国とも、より広範な構造改革プログラムの中に含めることを検討すべきです。
先進国では、政府は危機対策として実施した財政/金融面の景気刺激策をやめざるを得ない状況であるため、構造改革は経済成長の促進によりさらに大きな役割を果たすことができます。
OECDによれば、新興国については、構造改革は、世界経済の再均衡化と長期的な資本フローの強化に寄与しつつ、経済成長をより持続可能でより包摂的なものにできる可能性があります。
新興国は、インフレ圧力を強めるとともに、一部の国では経常収支不均衡の拡大にもつながっているオーバーヒーティングの危険性にも特に注視しなければなりません。
各国は、ますます急務となっている財政健全化目標に向けても歩みを進めなければなりません。今年は政府債務のGDP比がユーロ圏平均で約96%、OECD全体で100%強に達するのは必至の情勢です。これは危機前に比べ約30ポイント高い水準です。「高水準の公的債務が成長に悪影響を及ぼすことは分かっており、特に今後予想される高齢化の影響を考えると、高水準の公的債務を安定化させ、可能な限り速やかに削減しなければならない」とグリア事務総長は述べています。
「OECDエコノミック・アウトルックNo.89」の詳細情報についてはwww.oecd.org/oecdeconomicoutlookをご覧ください。
OECD幸福度指標:治安良くても…「仕事・生活の調和」日本低く
【パリ山本明彦】経済協力開発機構(OECD)は24日、国民の幸福度を測定する11項目の「より良い暮らし指標」を発表した。加盟34カ国のうち、日本は、殺人事件発生率などが低く「安全」が9・7と高い評価だが、勤務時間が長く、余暇などに使う時間が短いため「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」は4・1と低い。
収入、仕事、健康など生活に身近な項目を数値化して国ごとに評価する仕組みを7年かけて策定。各国の経済統計などをもとに、11項目について0〜10の範囲で数値化した。日本は「教育」では成人の9割近くが高校卒業レベルの学歴を持ち、8・8と高い一方、「生活満足度」は4・5、「収入」は3・7にとどまった。
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■11項目の日本の評価
住居 6.1
収入 3.7
雇用 7.5
社会のつながり 5.7
教育 8.8
環境 6.7
政治への信頼 4.8
健康 5.1
生活の満足度 4.5
安全 9.7
ワーク・ライフ・バランス 4.1
毎日新聞 2011年5月25日 東京朝刊
幸福度指標:「仕事と生活の調和」日本低く…OECD発表
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