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EU7カ国財務相、欧州委にバーゼルIII実施計画の再考要請
2011年 05月 21日 05:09 JST
[フランクフルト/パリ 20日 ロイター] 新銀行自己資本規制(バーゼルIII)実施に向けた欧州委員会の計画は、規制内容が不十分で欧州の信頼性を損ねるとして、欧州連合(EU)加盟7カ国の財務相が抗議の書簡を送付したことが明らかになった。
欧州委に計画の再検討を要請したのは、英国、スペイン、スウェーデンなど7カ国で、仏独は含まれていない。
欧州委のバルニエ委員(域内市場・サービス担当)は7月に計画案を公表する予定。欧州議会および加盟各国が最終的な決定権を有しているが、バルニエ委員の草案が交渉の方向性を決定するとみられている。
ロイターが入手した書簡によると、7カ国財務相は欧州委の計画を「世界の金融安定性強化への国際的な取り組みにとって逆効果」と批判した。その上で「健全性基準に関して、一段と踏み込んだ実施を加盟国が行う能力を抑制することは適切ではない。(こうした能力は)権限として適切であり、マクロプルーデンシャルの観点から必要とされる」とした。
さらにバルニエ委員の草案は、自己資本比率基準が最低基準ではなく上限となっており、6年間の段階的な移行期間についても拘束力がないとして、バーゼルIIIの合意から「逸脱」した内容を含んでいると批判した。「バーゼルIIIの移行期間に関する取り決めは、期限の設定が目的であり、必要であれば前倒しで実施することを禁止するものではない」として、再考を求めている。
これに対し、欧州委の銀行規制部門責任者、マリオ・ナバ氏は書簡について「欧州委にさらなる規制強化を求めているのではなく、自分たちで規制を強化したいためだ」と述べ、指摘は誤っていると反論した。
ギリシャ国債3段階格下げ、償還期限延長ならデフォルト=フィッチ
2011年 05月 21日 04:38 JST
[アテネ 20日 ロイター] フィッチ・レーティングスは20日、ギリシャの外貨建ておよび自国通貨建て長期発行体デフォルト格付け(IDR)を「BBプラス」から「Bプラス」に3段階引き下げた。短期IDRは「B」に据え置いた。
フィッチは3格付けをいずれも格付けウォッチ・ネガティブに指定した。
フィッチは声明で「国家として支払い能力、および持続的な景気回復の基礎を維持するための抜本的な財政・構造改革の実施に向け、ギリシャが直面している課題の大きさを格下げは反映している」と説明した。
フィッチの格付け「Bプラス」は「非常に投機的」とされる区分に属し、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の「B」、ムーディーズ・インベスターズ・サービスの「B1」にそれぞれ相当する。
フィッチは「欧州連合(EU)/国際通貨基金(IMF)による潤沢で信頼の置けるプログラムがない場合、格付けは『CCC』級に引き下げられる可能性がある。これはギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥る可能性が非常に高いことを示唆している」とした。
また、「ソフトな再編」もしくは「再構築」(reprofiling)といった措置の下でのいかなるギリシャ国債の償還期限延長も、フィッチはデフォルトとみなすと警告した。
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