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金融庁が激怒した「みずほ」「コーポ」合併の裏事情
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20110518/ecn1105181223001-n1.htm
2011.05.18 夕刊フジ
みずほフィナンシャルグループ(FG)が、傘下のみずほ銀行とみずほコーポレート銀行を合併させる方向で調整に入った。東日本大震災直後、みずほ銀が大規模なシステム障害を起こし、震災の混乱に拍車をかけた。みずほグループの非効率な組織運営が原因になったとの指摘は根強く、業界関係者は「2バンク制を解消させたい金融庁の強い指導があった」と背景を明かす。
みずほ銀とコーポ銀の合併は2013年にも実施する見通し。今年3月、みずほ銀で起きた大規模なシステム障害の再発防止策として、経営の効率化と意思決定の迅速化が必要と判断したようだ。
みずほ銀の西堀利頭取(58)は、システム障害の責任を取って6月に辞任し、後任にみずほFGの塚本隆史社長(60)が就任、みずほコーポ銀の佐藤康博頭取(59)がみずほFG社長に就くとみられる。佐藤氏はコーポ銀頭取を兼務する方向という。みずほFGなどは週明けに2行の合併方針を表明する見込みだ。
みずほFGは旧第一勧業、旧富士、旧日本興業の3行が経営統合して発足。2002年、みずほ銀、みずほコーポレート銀に統合・再編した際、大規模システム障害を起こした過去がある。
合併の背景について業界関係者がこう解説する。
「システム障害が3月に起きたとき、金融庁は『これで2度目じゃないか、ガバナンス(企業統治)がなってない』と激怒した。これをきっかけに、FGとみずほ銀、コーポ銀の役員や部長などの役職を第一勧銀、富士、興銀で均等に分け合うような複雑な組織体制を解消させようと動いていた。みずほ銀の西堀頭取に責任を取らせたのは金融庁のようなもの」
体制刷新で意思決定が速まることになる。だが、一件落着とはなりそうにない。
先の関係者は「FGの社長に就く佐藤氏は59歳で、みずほ銀の頭取になる塚本氏は60歳。しかも塚本氏はFGの社長を降りて、みずほ銀のトップになる。人事面でギクシャクしそうで反動が出なければいいが…」と話している。
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