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http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Stock-Markets/node_234142
【ニューヨーク】ある日のこと、ビデオに出演する機会があったが、大きなヘマをやらかしてしまった。アップルが世界初の時価総額1兆ドル企業になると発言したのだ。その晩遅く、家に向かって歩いていると、道路脇のホームレスの男が私に向かって大声で叫んだ。「おい、小心者!どうして1兆ドルなんだ?アップルが世界で初の2兆ドル企業になる、ってなぜ言わない?」
この男の言うことは、大体正しいように思える
アップルは、世界初の2兆ドル企業になるだろう。現時点で、市場はアップルを3230億ドルと評価している。
人々にとって、「兆(trillion)」という言葉は、畏れ多いものだ。50年前、石油王J・ポール・ゲッティーが、「10億(billion)ドルは、昔と比べるとたいした価値はない」と言ったことは有名だ。20年かけて大恐慌から抜け出した当時の人々には、彼の言葉は無神経に響いた。しかし、ゲッティーにとっての幸福の手段は、(アメリカンドリームの象徴の)白い柵で囲まれた家やこざっぱりとしたズボン、大学の学位だけではなかった。大衆の欲求は、10億ドルでも満たせない、いや決して満たすことはない。
10億ドルにどのくらいの価値があるのか、人々は理解すらできなかった。1人の人間が、どうすれば10億ドルを使えるのかもわからなかった。ところが、今は事情が違う。1人で10億ドル(場合によってはその何倍)を使うばかりか、バーナード・マドフがねずみ講まがいの方法で600億ドルもの金を投資家から集めるというような、「窃盗」行為さえ目にする世の中だ。
そもそも、誰かが1兆ドルを盗む前に、誰かがまず1兆ドルを稼がねばならない。1兆ドル稼ぐということは、2兆ドルを稼ぐことも可能だ。アップルは、それを素早くやってのけるだろう。
昨年、アップルの増益率は前年比約90%だった。企業評価の多くの一般理論に従えば、これは、アップルが利益の90倍で取引されても不思議ではないということだ。過去1年の同社の利益は200億ドル。これを90倍すると1兆8000億ドルになる。アップルの利益がさらに伸びるのは明らかだ。また90%の増益ということになるかもしれない。それは、時価総額が3兆ドルになる可能性もあるということだ。
さて、視聴者からの質問にお答えしよう。
質問A)アップルの株価はバブルだと思わないのか。たとえば、世界中の車にはガソリンが必要だが、世界初の1兆ドル企業はなぜエクソンではないのか?また、この状態はネットバブルとは思えないか。ネットバブル当時、ほんの一瞬だがシスコが世界最大の企業となった。
これら3つの質問の答えはすべて「ノー」である。エクソンとシスコの製品はひとつだ。エクソンは石油。シスコは(ネットバブルのピーク当時、主に)ルーターだ。アップルには、コンピューター、電話、音楽、タブレット、ゲーム、ビデオなど、利益率の高い製品が複数あり、売り上げが拡大している。しかも、個々の業界をリードするような製品だ。このため、アップルは、トップの座から転落しづらい。
質問B)スティーブ・ジョブズ氏はもう長くないのでは?彼がいなくなれば、株価は急落するのではないか。
その心配は無用だ。ジョブズは、「iPod(アイポッド)」「iPad(アイパッド)」「iPhone(アイフォーン)」「マッキントッシュ」のアイデアを生み出した革新的な原動力だが、それらのアイデアすべては何年も前からのものだ。ジョブズ氏の療養休暇中、最高経営責任者(CEO)を代行するティム・クック氏は、あらゆる生産や在庫の問題に対応、(詳細な実務に弱いジョブズ氏よりもはるかに上手く)アップル製品の旺盛な需要に応えてきた。もし、問題があるとすれば、現在のアップルの株価は、ジョブズ氏の最後を恐れる「死のディスカウント」が強過ぎる、ということだ。
質問C)アップルは、個人投資家の人気銘柄に過ぎないのでは?
その質問は、著名投資家のジョージ・ソロス氏に向けられるべきだ。ソロス氏は前四半期に、オラクルを86万株、シティグループを1000万株、フォードを250万株に加え、アップル株を3万7000株取得した。また、トップクラスのヘッジファンドマネジャー、スティーブ・コーエン氏にも言うべきだ。コーエン氏は前四半期にアップル株を50万株強取得。これにより、彼のアップル株のポジションは、バイオ医薬品会社のデンドレオン株のポジションを若干上回ることになった。さらに、ヘッジファンドマネジャーで億万長者のケン・グリフィン氏も、前四半期に250万株のアップル株を取得している。このように、3人の億万長者がアップル株を買っているのだ。カクテル・パーティーで彼らに遭遇し、アップル株の価値が1兆ドルになると彼らから言われたら、あなたは反論するだろうか?
米連邦準備理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長は、私に言わせれば、「iPad刺激」をやっている。われわれは1年前、「量的金融緩和第2弾(QE2)」を知らなかった。「iPad」を持つ者もいなかった。それが今や、3000万人が「iPad」を持ち、バーナンキ議長は兆というドル紙幣を印刷し、経済に注ぎ込んでいる。バブルかどうかの議論はさておき、アップル株は上昇を続けている。そこには成長があり、生産ラインがうまく回り、すべての「スマートマネー」が買っているのだ。レースはもう始まっている。しかし私は、アップルが2兆ドルの「王者」となり、圧倒的勝者になると考えている。
(筆者のジェームズ・アルタッチャー氏は、オルタナティブ資産投資会社のフォーミュラ・キャピタルを運営している。同氏はアップル株を保有していない)
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コメント
増税で景気がよくなる、金利を上げれば景気がよくなるとおっしゃっていた菅、枝野コンビによる経済運営、金曜日のお化粧買いが期待されていたにもかかわらず、またも13日の金曜日の午後、市場に枝野ショックによる下落が始まったようです。
市場関係者は、衰退していく日本市場を活性化するために思考錯誤しているようですが、肝心な政府がその足を引っ張るようです。
すでに東京商品市場においても、衰退してきており、株式市場においては、市場関係者でさえ危機感をいだきはじめています。
その原因は菅政権とそれをとりまく与野党の政治家にありと断言する市場関係者もいるようです。
日本市場の場合、政治に大きく影響されない市場なのですが、その分、以前の政府関係者は、言葉を慎重に選んで話していたのですが、経済音痴の政権、突如として口による災いをおこしやすい政権ともみえます。
このような政権を前回の衆議院選挙で民主党にいれたほとんどの投票者が選んだのではなく、鳩山さんがこけ、小沢さんが尻ずぼみのあげく、民主党のスポンサーが菅総理を選択したわけですが、そのあげくがこの低堕落です。
広瀬隆氏が、短い時間ですけれども次のエネルギーに対して民主党の勉強会で講演した動画がありました。
広瀬隆:福島原発巨大事故 今何が必要か
http://www.youtube.com/watch?v=FV-xS7Co-GM&feature=popt19jp11
米エネルギー省というのは、どの省よりも腐敗も多いかもしれませんが、権力も持っており、昨年からこの省の動きから世界ノエネルギー事情が様変わりしそうであることは一般には知らされていました。
ブッシュ大統領の時代に、原子力エネルギー政策を強く推進してきたのですが、ブッシュ大統領末期頃になるとすでに原子力エネルギー先送りされてしまっているのです。
その理由は、米国の技術革新です。
上記の広瀬隆氏の動画のように、日本には、優秀な技術陣が存在し、かつ、優秀な人事も豊富な国なのですが、どういうわけか先物には目が出ないという風土があるために技術革新によって政策を成長に結びつけるということができない国となってしまっているようです。
政府の有識者に御用学者ともいえる大学教授を多様するのもそういうことかもしれません。
従来のソニーならアップルの先を進むだろうなのですが、日本の雇用制度、その既得権益を守る組織主義に凝り固まっている世界では、もはやそのような技術革新で成長をとなえることはこの国では難しいのかもしれません。
東電の社長にしても、企業年金、退職金の削減に関しては、原発事故の損害賠償を確保するための資金源として拒否したように、国民に電気料金を負担させることよりも、福島原発周辺地域で避難している住民よりも既得権益集団を守ることが株主を守るはずの社長という立場よりも最重要というのが今のサラリーマン組織社会の姿なのかもしれません。
このことから株主は、企業経営者、特に日本的サラリーマン体質を持った経営者に対しては今後大いに株主訴訟を起こすべきかなとも感じます。
原発事故に対しても、株主訴訟をおこせば、今の政府の見解とは違った方向へと向かい、また新たな責任追及にもなり日本の企業、政治の活性化にはいいのかもしれません。
人間の体もT-2度体温を上昇させると細胞内の動きが活発になり癌細胞さえ消え伏せるという実験データーがでていましたが、日本という国に熱を与えればそれだけ今の日本の国に存在する癌をなくすことができるかもしれません。
銀行が債権放棄を認めたならば、銀行経営者に対して株主訴訟をおこせばよく、原発事故、そして計画停電によって損害を受けた国民は、東電に対して訴訟をおこせばよく、東電に無制限責任を政府が押し付ければ、法廷闘争をすればいいだけです。
それにより多くの国民が、一体何をしているんだという声、そして無責任社会への追及へと向かえば新しい日本への第一歩が始まるのかもしれません。
今の日本の支配層に対してまずは責任をとらせることであり、どう責任をとらせのか物議をかわすことです。
日米の対社会主義の戦い
http://www.youtube.com/watch?v=HZ-lxw0tMh0
役立たず菅直人
http://www.youtube.com/watch?v=fvoCx5wNwHg&NR=1
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