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(回答先: トヨタ、営業益が3.1倍=売上高も微増―11年3月期 時事通信 5月11日(水)15時14分配信 …腰は強いな。 投稿者 新世紀人 日時 2011 年 5 月 11 日 17:20:37)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21036420110511?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0
[東京 11日 ロイター] トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)は11日、2011年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が前期比217.4%増の4682億円になったと発表した。トムソン・ロイター・エスティメーツによると、東日本大震災発生後に予想を修正した主要アナリスト17人の予測平均値は5167億円で、実績はこれを下回った。
会社側予想は5500億円で実績が大幅に下回ったことについては「震災による生産休止や販売減少などの影響によるもの」と指摘した。
識者の見方は以下の通り。
●量販車シェア落とす懸念も
<かざか証券 市場調査部長 田部井 美彦氏>
トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)が他社と比べて生産の回復を早くみているが、なぜ、早くできるのかというところを会社側の説明を聞きたい。製品変更を急に行うのは難しいはずだ。
「プリウス」にとってかわる車はないので、すぐにシェアが落ちるとはみていないが、「カローラ」のような量販車はライバルにシェアを取られる可能性がある。それは日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)やホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)もそうだが、トヨタにおいて一番色濃くでるのではないか。通常ならば、在庫が多いときにインセンティブをつけて売るものだが、今は、在庫がないので、客を引き留めるために車を販売する前にインセンティブをつけていて、それが収益的に機会ロスとインセンティブ費用というダブルパンチになっている。
今後、トヨタは海外工場の稼働率を上げて埋め合わせをしていくと思うが、日本のメーカーの海外移転が加速されることになり、ますます日本の空洞化につながりかねない。
●数字以上の内容の悪さ、業績悪化避けられない
<アドバンスト・リサーチ・ジャパン 自動車担当アナリスト 遠藤 功治氏>
今期見通しは公表しなかったが、前期の内容をみても数字以上に収益状況が悪いことがわかる。2011年3月期連結営業利益は4682億円だったが、内訳は金融事業の3582億円に対し自動車事業は860億円にすぎない。自動車事業の売上高17兆3373億円に対し極めて小さな利益であり、第3─4四半期は赤字だ。東日本大震災の影響は前3月期の終わりに出たが、今期は影響がフルに出る。生産本格化が多少前倒しされても、少なくとも上期の影響は避けられない。
前期で原価改善の効果が1800億円とかなり小さくなっているほか、自動車販売の車種ミックスの悪さや、円高の影響が出ているとみられる。これらの状況は今期も続く可能性があるうえ、国内の生産能力が高すぎて実際の稼働率が7割程度と低いという構造的な問題を抱えたままだ。
前期の単独営業損益(日本基準)は4809億円の赤字だったが、今期は1兆円レベルの赤字に膨らむ可能性もあろう。
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