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日銀のBSが傷んだ場合、為替や国債金利にどういう影響が生じるかは興味があるが
危ない橋は渡れないということか
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21006720110510
[東京 10日 ロイター] 日銀が自己資本比率を高めるため財務省と月末までに交渉することが明らかになった。昨年10月に打ち出した包括金融緩和策で社債やETF(指数連動型上場投資信託)などリスク性資産を購入し始めたことに伴い、5月末に公表する2010年度決算で最終利益に相当する剰余金から自己資本への積立率を従来の5%から引き上げたい意向だ。
これに伴い国庫への納付金は減少するが、財務省は日銀の自己資本積み増しが果断な金融政策につながると判断できる場合は認める構えだ。
日銀の剰余金の一部を納付金として国庫に納めるほか、日銀法に基づき5%を法定準備金として積み立てる。この法定準備金などが日銀の自己資本で、日銀は通貨価値の安定を維持するには8─12%の自己資本比率が望ましいとの考え。ただ2002年以降8%を割り込む傾向にあり2010年9月末時点では7.43%にとどまっていた。
財務省内では、通貨の発行によって発行益を得ることが可能な中央銀行の適正な自己資本比率について「国際的なコンセンサスはない」(幹部)との声もあるが、景気下振れに対する日銀の機動的な対応が確保されるのであれば、了承する考え。適切な金融緩和によって経済活動が刺激され、結果的に税収が増える効果が期待できるためだ。
日銀はリーマン・ショック後の2008年度決算でも、社債買い取りなどで損失が出た場合に備え、剰余金からの自己資本への積立率を15%に引き上げている。
2010年度は上期に円高で外為損失を計上し、剰余金は1604億円と半期ベースで過去最大の赤字だった。通年で黒字を確保できたとしても、剰余金は09年度の3671億円から大幅に減少する見通しだ。
(ロイターニュース 竹本能文;編集 宮崎亜巳)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21006420110510
[東京 10日 ロイター] 政府は10日朝の経済情勢に関する検討会合で、震災後の重要政策の優先度や工程などをあらためて定める「政策推進のための全体方針」について議論を行い、財政健全化を着実に進める方針を打ち出すことなどで一致した。
今年6月に参加交渉の是非を決めるとしていた環太平洋連携協定(TPP)などについて今後調整を続け、週内にも全体方針を閣議決定する。
会合後に会見した与謝野馨経済財政担当相によると、協議中の全体方針案には「従来想定と同程度の経済成長の実現を目指して必要な改革を加速」することや、「震災復興の財源確保、社会保障、税一体改革などで、財政健全化を着実に進める」ことなどを明記。特に、財政健全化については「市場の信認を堅持するために重要な点で、6月末までに具体的な成案を得たいと考えている」という。
一方、震災発生後に慎重姿勢を示す声が増えているTPPをめぐっては、海江田万里経済産業相が6月までに交渉参加の是非を決めるとした昨年の閣議決定を堅持すべきと主張。さらに議論を続けることとなった。
菅首相は会合で「社会保障と税の一体改革、成長戦略、環境エネルギー戦略、包括的経済連携、農業の再生。こうした課題をどのように進めていくか。この指針、方針に沿って、新たな再スタートを切る覚悟で臨みたい」と抱負を述べた。
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