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29日のNY外為市場でドルが08年7月以来の安値
2011年 4月 30日 6:31 JST
【ニューヨーク】29日のニューヨーク外国為替市場でドルは一時、2008年7月以来の安値に下げた。その後、3月の米個人消費・個人所得統計を受けて下落幅を縮小した。
イメージ Agence France-Presse/Getty Images
主要6通貨バスケットに対するドルの動向を示すICEドル指数は5週続落と、昨年9月以来で最長の下落局面となっている。欧米の金利差に対するトレーダーの見方が背景。
ICEドル指数はこの日一時72.834と、08年7月以来の低水準をつけた。その後、72.969に戻した。ニューヨーク市場の前日終盤には 同73.111で推移していた。同指数は週間ベースでは1.4%低下、月間ベースでは3.8%下げた。年初来では現在、7.7%下落している。
スイス国立銀行(中央銀行) のヒルデブラント総裁のタカ派的発言を材料に、ドルはこの日、スイスフランに対し最安値を更新した。ドルは対スイスフランで1ドル=0.8644スイスフランと、前日終盤の同0.8733フランから下げた。
ニューヨーク市場終盤の取引でユーロは対ドルで1ユーロ=1.4826ドル。前日終盤は同1.4821ドルで推移していた。ユーロは前日、対ドルで09年12月以来の高値をつけた。ユーロは年初来、約11%高。
ドルは対円では1ドル=81.09円と、前日終盤の同81.54円から値を下げた。日銀は前日開いた金融政策決定会合で予想通り金融政策を据え置くとと もに、資産買い入れ基金の増額提案については反対多数で否決した。英ポンドはこの日、対ドルで1ポンド=1.6707ドル。前日終盤は同1.6640ドルで推移していた。
ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの為替戦略部門世界責任者、マーク・チャンドラー氏は、「月末要因と、日本の大型連休、(一部地域での)メーデーの長い週末、英国でのロイヤルウェディングへの注目で、商いが薄かったことが一部の模様眺めにつながった公算が大きい」との見方を示した。
ただ、ドルはこの日、米商務省が発表した3月の個人所得が前月比0.5%増となったことに加え、過去の統計が上方修正されたことを受けて、安値圏から戻した。
しかし、為替トレーダーらの政策見通しにはほとんど変化は生じない見込み。トレーダーらは、米連邦準備理事会(FRB)が、今年に入り既に政策金利の引き上げに動いている欧州中央銀行(ECB)よりもずっと長期にわたって政策金利を据え置くとみている。この金利差がユーロの下支え要因となっている。
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