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サッポロ一番も見放した…日東あられ“廃業の真相”
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20110421/ecn1104211259003-n1.htm
2011.04.21 :夕刊フジ
あられや煎餅で有名な日東あられ新社(岐阜)が自主廃業することになった。なじみ深いブランドが消滅することになり、慣れ親しんできた消費者には衝撃が走った。大震災で取引先が倒産し、その余波を受けたとの憶測も流れたが、「それとはまったく関係ありませんよ」(市場関係者)という。一体、何があったのか。
「日東さんは、あられの老舗メーカーで通ってますけど、業界では株式投資にのめり込んだ『財テク企業』で、その失敗で一度潰れたことの方が有名です」
日東あられ新社と取引のある業界関係者がこう明かす。
帝国データバンクによると、同社は、日東あられとして1948年に創業。「日東おもち」、社名と同名の「日東あられ」が売れに売れ、あっという間に全国区になった。
だが、好事魔多し。バブル景気を追い風に、株式投資にのめり込んでしまい、91年、その失敗などから約570億円の負債を抱え、事実上倒産した。スポンサーを探していたところ、「サッポロ一番」のインスタント麺で知られるサンヨー食品(東京)が手を挙げ、94年、日東あられ新社(資本金3億円)として再スタートを切った。
その後は「マヨチキン小餅」「えびしお」など新商品を出すも、人口減少と消費低迷で売り上げはジリ貧。2005年の新潟県中越地震で、同社が原料の餅米を調達できないという風評がボディーブローとなり、赤字体質に転落。そうこうするうちに売り場確保のためリベートを不正使用する不祥事も発覚。「次々と悪い材料が重なり、債務超過に陥って、先行きの見通しが立たなくなっていた」(信用調査会社)という。
銀行関係者は「親会社のサンヨーからの30億円以上の借入金処理をどうするかは課題だが、結局、サンヨーが見切りを付けて、(廃業へ)背中を押したようだ」と話す。
今後、従業員は全員解雇となる見通し。同業他社からは「ブランドが消えるのは仕方がないが、解雇が避けられない従業員がかわいそう」との声が上がっている。
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