04. 2011年4月21日 10:47:19: cqRnZH2CUM
>>03 自動車なんかだと、日本を介した間接輸出も、含まれているんじゃないの?グロスだから 名目の絶対値はあくまでも国内生産余力や需要の目安ってことだろう http://www.jetro.go.jp/theme/trade/ 企業向け資金需要は3期連続で改善−日銀の銀行アンケート調査(1)
4月21日(ブルームバーグ):日本銀行が21日発表した主要銀行貸出動向アンケート調査(4月調査)によると、過去3カ月に企業向け資金需要がどのように変化したかを示す資金需要判断DIはプラス8と、1月の前回調査(マイナス2)から3期連続で改善した。 大企業向けはプラス6と前回調査(マイナス5)から改善した。中堅企業向けはプラス1と前回調査(マイナス3)から改善、中小企業向けはプラス9と前回調査(0)から改善した。個人向けの資金需要はマイナス4と前回(マイナス1)から悪化。地方公共団体等向けはプラス3と前回調査(マイナス2)から改善した。 日銀が12日発表した3月の銀行貸出平均残高は前年同月比1.8%減と2009年12月以来16カ月連続で減少した。3月11日に発生した東日本大震災を受けて、日銀は7日の金融政策決定会合で、被災地の金融機関を対象に、復旧・復興に向けた資金需要への初期対応を支援するため、期間1年、金利0.1%、総額1兆円の「被災地金融機関を支援するための資金供給オペレーション」を検討すると発表した。 同調査は四半期に1度、貸出残高が大きい50の金融機関を対象に実施。回答期間は3月11日から4月12日。調査対象が貸出残高合計に占める比率は75%。資金需要判断DIは(「増加」とした金融機関の構成比+0.5X「やや増加」とした金融機関の構成比)−(「減少」とした金融機関の構成比+0.5X「やや減少」とした金融機関の構成比)。 3カ月先の企業向け資金需要 大企業向けのうち製造業はプラス2で前回調査(マイナス7)から改善、非製造業もプラス5で前回調査(マイナス2)から改善した。 今後3カ月間に資金需要がどのように変化するか、の見通しを聞いた「資金需要判断DI」は、企業向けがプラス14と前回調査(マイナス1)から改善した。個人向けはマイナス11と前回調査(マイナス3)から悪化。地方公共団体等向けはマイナス2と前回調査(0)から悪化した。 今後3カ月間に貸出運営スタンスをどのように変化させる方針かを聞いた「貸出運営スタンスDI」は、大企業向けがプラス12と前回調査(プラス8)から改善。中堅企業向けはプラス12と前回調査(プラス11)から改善した。中小企業向けはプラス20と前回調査(プラス22)から悪化した。個人向けはプラス21と前回調査(プラス19)から改善した。 記事に関する記者への問い合わせ先:東京 日高正裕 Masahiro Hidaka mhidaka@bloomberg.net 更新日時: 2011/04/21 09:51 JST 債券は下落、日米株高や米債安で先物売り先行−20年債入札に不安も 4月21日(ブルームバーグ):債券相場は下落。前日の米国市場が株高・債券安となったことから債券先物売りが先行した。きょう実施の20年利付国債の価格競争入札についても、利回り水準が2.0%台前半まで低下したことで買い需要が減退すると不安視する見方がある。 RBS証券の徐端雪債券ストラテジストは、「きょうは20年債入札があるほか、米国の債券安・株高の影響もあって売りが先行した」と指摘。さらに、「20年債にはきのう先回り的な買いが入るなど消化は問題ないとみているが、強い入札にはならないのではないか」とも話す。 東京先物市場の中心限月の6月物は前日比16銭安い139円38銭で始まり、開始後すぐに139円36銭まで売り込まれた。しかし、その後に買いが入ると下げ渋る展開となって、午前9時29分現在では8銭安の139円46銭で取引されている。 前日の米国市場が株高・債券安の展開となった流れを引き継いで、国内債市場でも先物売りが先行した。東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、きのうは外部環境の悪化を好地合いが上回る格好だったが、その後の米株高・債券安は大きな足かせとみており、「相場が下押せば20年債にも投資家の需要を喚起するものの、さすがにきょうは下落」との見方を示していた。 20日の米国株市場ではインテルなどの好決算が買い材料となり、ダウ工業株30種平均が終値ベースで2008年6月以来の高値を更新するなど主要な株価指数が上昇。米国債市場は株高を手掛かりに売りが膨らんで、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp)高の3.41%付近で引けた。 米国株上昇を受けて日経平均株価が続伸して始まったことも債券売りの材料となったものの、先物6月物には開始直後に139円36銭まで下げた後に買いが入っている。SMBC日興証券の野村真司チーフ債券ストラテジストは、米国株相場の大幅上昇や債券安が逆風だとしながらも、投資家の買い目線が金利ベースで徐々に下がりつつあるため、「きょうは売り一巡後は底堅い展開」だとみていた。 20年債入札やや警戒、利率引き下げか 財務省はきょう20年債(4月発行)の価格競争入札を実施する。20日の取引で3月発行の20年物の125回債利回りは2.005%程度だったため、新発債の表面利率(クーポン)は0.2ポイント低下の2.0%となる見通し。発行額予定は据え置きの1兆1000億円程度。 20年債利回りは今月半ばにかけて2.1%付近で高止まりしたが、政府が東日本大震災からの復興の財源として増税の検討を始めると買いが優勢となり、20日には2.00%ちょうどと3月25日以来の低い水準を付けた。 ただ、金利水準が2%付近まで低下したことで、新発債に対する積極的な買い需要は見込まれていない。大和証券キャピタル・マーケッツの小野木啓子シニアJGBストラテジストは、証券会社のカバー需要もあって入札自体は無難にこなしそうだが、2.0%台前半の水準では投資家需要に不透明感があると言い、「入札後の20年債利回りの低下余地は限定的ではないか」と予想している。 10年債利回りは1.235% 現物市場で長期金利の指標とされる新発10年物の313回債利回りは、20日終値より0.5bp高い1.235%で取引を開始した。 313回債利回りは20日午後に一時は1.225%まで低下して、新発10年債として約3週間ぶりの低い水準を付けた。震災からの復興対策に伴う過度の国債増発懸念が緩和したことを受け、前週以降に投資家の買いが膨らんだ流れを引き継いでいたが、利回り1.2%台前半では慎重な雰囲気が強まった。きょうは株価動向や20年債入札をにらんだ推移が見込まれている。 記事に関する記者への問い合わせ先:東京 赤間信行 Nobuyuki Akama akam@bloomberg.net 更新日時: 2011/04/21 09:40 JST |