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まだ揉めてるのか
http://jp.wsj.com/US/Politics/node_222071
包括的財政赤字削減での民主、共和党間の合意困難=米下院予算委員長
2011年 4月 14日 10:05 JST
ライアン米下院予算委員長(共和、ウィスコンシン州)は13日、ウォール・ストリート・ジャーナル紙とのインタビューで、民主、共和両党が包括的な財政赤字削減策で合意に達するのは難しいとの見方を明らかにした。ただ、歳出の据え置きや社会保障計画の見直しでは合意できるだろうと述べた。
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Reuters
ライアン下院予算委員長
ライアン委員長は、「両党間には医療保険で意見の違いがあり、包括的な財政健全化計画をとりまとめられるとは想像し難い」と指摘。「誰もがホームランを望むが、おそらく1塁打か2塁打だろう」と述べた。また、赤字削減策に増税が含まれる可能性を否定し、両党が医療保険支出の大幅見直しで意見が一致するとは思えないと語った。
一方で、数年間にわたり歳出増を凍結することでは合意できようと期待を表明し、「社会保障も両党間の主張にそれほど大きな隔たりはないと思う」と語った。しかし民主党指導部は、社会保障について財政的に健全であり見直しを緊急に行う必要はないと主張している。
ライアン委員長は、社会保障支出が米国の財政赤字の主因ではないことには同意しながらも、見直しを断行すれば政府・議会が財政問題に真剣に取り組んでいるとの合図を金融市場に送れると強調した。
また、政府債務上限引き上げ問題については、引き上げの必要性を認める一方で、「政府歳出の本格的な抑制策を伴う必要がある」と主張した。政府債務残高は法定上限の14兆3000億ドル(約1200兆円)にあとわずかとなっており、7月には議会で引き上げ承認に関する採決が行われる見通し。
このインタビューは、オバマ大統領が財政再建計画に関する演説の前に行われた。
記者: Corey Boles
http://jp.wsj.com/US/Politics/node_221967
米大統領、財政安定化計画−増税と「一律」支出削減の約束を
2011年 4月 14日 7:51 JST
【ワシントン】オバマ米大統領は13日、長期的な財政安定化策を発表し、財政赤字を2014年までに抑制できない場合、増税を実施するほか支出の「一律」の削減を約束するよう議会に呼び掛けた。
ジョージ・ワシントン大学で演説するオバマ大統領(13日、ワシントン)
この大統領提案は、政府支出削減と税収拡大のため議会に早急に行動するよう強いるものだ。しかし同提案の議会承認は困難と判明するだろう。多くの共和党議員は増税に強く反対しており、多くの民主党議員はホワイトハウスが提案している支出の大幅削減に抵抗しているからだ。
それでも、民主、共和両党関係者はこれまで、ホワイトハウスが向こう数週間以内に政府債務上限の引き上げで議会の支持を得る唯一の方策は、赤字削減努力で大幅に進展した場合だけだと指摘している。オバマ大統領の新提案はこの努力の第1歩だ。
オバマ大統領は上下両院指導者に対し、「包括的な赤字削減の法的な枠組みで合意する」ため、バイデン副大統領と5月初めに交渉を開始する代表議員を指名するよう要請した。
米国は5月16日までに債務上限に達すると予想されており、財務省によれば、上限が引き上げられない場合、7月8日までにデフォルト(債務不履行)に陥る可能性がある。
オバマ大統領はホワイトハウス近くのジョージ・ワシントン大学でこの新計画を発表した。これに先立ち同大統領は議会指導者に新計画内容を説明したが、共和党指導者は、予算合意の一環として税収増を含めるかどうかで一切譲歩するつもりはないと伝えたという。
上院のべイナー議長(共和、オハイオ州)は「われわれが対立点を解消できるとすれば、増税はその一部にならない」と述べた。ただ同議長は、債務上限引き上げが緊急に必要との認識では同意すると述べた。
オバマ大統領の提案は、軍事費、メディケア(高齢者向け医療保険)、その他一連の政府プログラムの支出削減のほか、とりわけ富裕層を対象にした幾つかの増税を盛り込んでいる。
ホワイトハウスは財政赤字の伸びを向こう12年間以内に4兆ドル(約336兆円)削減することを目標としている。オバマ大統領は多くの税額控除を廃止するため抜本的に税法を改正するよう求めている。ホワイトハウス当局者によれば、これによって削減総額4兆ドルのうち1兆ドルを削減できるという。残り3兆ドルは、支出削減、債務に対する利子軽減などによって実施する。
米国の債務は14兆2000億ドルで、2011年度の財政赤字は1兆5000億−1兆6500億ドルになる。医療コスト増加、ベビーブーマーの高齢化、既存債務利子の上昇が予想されており、米国の財政は持続不可能になるとみられている。
政府内外の関係機関はこれまで数カ月間、この債務削減へのさまざまなシナリオを提案してきたが、ホワイトハウスはこれまでおおむね議論の脇にあった。オバマ大統領の提案は、こうした議論への本格的な参加を意味する。
下院共和党は先週、独自の削減計画を発表している。これはメディケアやメディケイド(低所得者向け医療保険)の抜本的な改革を含め、一連の大幅支出削減を通じて債務増加を抑制する内容だ。
オバマ大統領の提案で最も注目されるとみられるのが、「債務フェールセーフ(自動安定装置)発動」メカニズムだ。これは、2014年までに国内総生産(GDP)に対する債務比率が低下し始めない場合、一律の支出削減と増税を自動的に発動する、という内容だ。
記者: Damian Paletta and Jared Favole
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