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夏のピーク時電力どうにか足りそう? その節電策とは
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110409/dms1104091423005-n1.htm
2011.04.09 :夕刊フジ
夏の大幅な電力供給不足への節電対策がまとまった。猛暑時には1500万キロワットと見込まれる不足を、大口需要家や家庭など1000万キロワットの節電と、火力発電所の復旧など500万キロワットの上積みでカバー。何とか乗り切れるソロバン勘定ではあるが、法的な拘束力を持つ「使用制限」が及ばない各家庭の「自主性」がカギとなりそうだ。
政府は8日、電力需給緊急対策本部の会合を開いた。大量に電力を消費する工場を持つ製造業など大口需要家(契約電力が500キロワット)に対して25%、一般家庭に15〜20%の電力カットを求めることなどを盛り込んだ電力不足対策の骨格案を提示。4月末に策定する政府の電力需給対策に反映させる。
大口需要家への要求は厳しい。自主的な取り組みでも抑制しきれない場合に備え、電気事業法27条に基づく電力使用制限も活用する。ここへ各企業が検討している「輪番操業」などの自主行動計画を組み合わせ、大口だけで400万キロワット強の削減を目指す。
契約電力が500キロワット以下の小口需要家は350万キロワット程度、家庭では250万キロワット前後のカットが必要となる。
東京電力は7月末のピーク時における電力供給見通しを4650万キロワットと想定している。昨年並みの猛暑だった場合、ピーク時に必要な電力は6000万キロワット。東電では震災で停止した火力発電所の復旧、ガスタービン発電設備の新設などによって、500万キロワットの電源上積みを計画している。1000万キロワットの抑制と500万キロワットのプラスで、需給ギャップは何とか埋められそうだ。
家庭に求められる250万キロワットの節電は可能なのか。日本エネルギー研究所は8日、家庭でできる節電対策の試算を発表。エアコンの冷房温度を1度上げて64万キロワット、エアコンのフィルターをこまめに掃除して44万キロワット、家電製品の待機電力削減で38万キロワット、冷蔵庫は設定温度を上げることなどで37万キロワット…と、コツコツやれば計250万キロワット削減。家庭で約23%の節電が可能という。
ようやく打ち切られた計画停電は、夏もどうにか回避できる見通しがついた。政府は今後、具体的な節電対策を示すキャンペーンを展開し、各家庭の「自主性」に訴えかけていく構えだ。
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