http://www.asyura2.com/11/hasan71/msg/395.html
Tweet |
半年ぶりの円安、原油高騰が日本経済の重しに
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110406/fnc11040617310018-n1.htm
2011.4.6 17:30 :産経新聞
東日本大震災発生後に史上最高値を付けた円相場が一転、1ドル=85円を下回る円安方向へ加速している。輸出立国の日本にとって円安は歓迎すべき事態だが、今は部品工場の被災や計画停電の影響で企業の生産が停滞しており、攻めに出る余力はない。まして、中東・北アフリカの政情不安から、原油価格が高騰し、円安が調達価格高に拍車をかける。急すぎる円安は新たな試練になる可能性がある。
6日の東京外国為替市場では円が全面安の展開になり、対ドルでは心理的な節目とされる1ドル=85円を下回った。昨年9月21日以来の安値。円が76円25銭を付け、最高値を更新したのが3月17日で3週間もたたずに、9円超も下げた計算だ。市場からは「急すぎる」(アナリスト)との声も漏れた。
円相場が急転回したきっかけは、G7(主要7カ国)の協調介入だが、その後の円相場は、欧米の金融当局による緩和策からの「出口戦略」を示唆する言動に振り回されている。
この日も、米連邦準備制度理事会(FRB)が5日公表した3月15日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「出口」を探る協議をしていたことが判明。先行きの米金利の上昇期待が高まり、日米の金利差が拡大するとの思惑から円売り・ドル買いが進んだ。
平時なら、日本にとって、円安は輸出競争力を高めるメリットに働くことが多い。しかし、多くの企業が被災したうえ、電力不足で生産活動がままならない中では、その利点を生かしようがない。
さらに、原油高も追い打ちをかける。「原油輸入価格は円高によって多少緩和されていたが、円安で原油高はもろに日本経済を直撃する可能性がある」(与謝野馨経済財政相)との危機感が政府にも募っている。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は4営業日ぶりに小反落したものの、米国産標準油種(WTI)は1バレル=108・34ドルと高水準。ロンドン原油市場の北海ブレント先物相場は連日で2年8カ月ぶりの高値を更新、1バレル=122・22ドルで取引を終えている。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。