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放射能飛散で突然バカ売れ!高級サプリ「βグルカン」の効果は?
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110404/dms1104041617024-n1.htm
2011.04.04 夕刊フジ
福島原発の爆発事故で放射性物質が空気中に飛散し、水道水からも検出されている。「直ちに健康に影響はない」「1歳未満の乳児は飲むのを控えた方がいいが大人は問題ない」といわれても不安は募る。そんななか、聞き慣れない「β(ベータ)グルカン」というサプリメントが突然、バカ売れ。その因果関係とは−。
βグルカンの問い合わせが卸問屋などに殺到し出したのは、福島第1原発1号機が水蒸気爆発した3月12日の翌日のこと。都内の卸販売会社代表(60)がこう話す。
「それまで1日1回問い合わせがあるかないかでしたが、13日午後から電話が鳴りやまず、今でも1日100件は引き合いを受けています」。同社が扱う商品「楽笑」は1箱30包で9800円とかなり高額だが、「瞬く間に在庫がなくなった」というのだ。
そのβ−に注目集まったわけは、インターネットでの情報交換が背景にあるようで、京大入試カンニング事件で注目された質問サイト「ヤフー知恵袋」にも「福島原発の放射能漏れの質問です。被曝にベーターグルカン(βグルカン)が効くといわれてますが本当ですか?」(3月16日)と書き込まれるなど、ウワサや口コミで広がったとみられる。
そもそもβ−とはどういうものなのか。ヘルスケア事典などによると、グルコースがβ1−3型の結合で連なった多糖で植物や菌類、細菌など自然界に広く分布、キノコ類に多く含まれ…などとある。
何だかよくわからないので、元宮崎大農学部教授の藤井昇氏に聞いてみると、「主にアガリクスをはじめとするキノコ類やパン酵母の細胞壁に含まれています。世界の大学や研究機関では、パン酵母から抽出したβグルカンについて多くの研究が行われており、欧米では機能性食品として知られています」と解説。
免疫力を高めるという観点で「期待ができる」という。だが、最も気になるのはこのくだり。
「米スリーマイル島原発事故の被災者に健康調査した結果、白血球の数が減少しなかった人々の体内から多く検出されたという報告もある」
極めて高い放射線を浴びてしまうと白血球が減少するとも指摘されるだけにひょっとすればの印象を受ける。
試しに、放射線とβ−の関係を調べると、現在の医療の現場では放射線治療をするがん患者に投与するケースがある。がんに着目すると、7年前、愛媛大学が民間会社との共同研究で、β−にがん細胞の転移を防ぐ効果があることを動物実験で確認したと日本癌学会で発表している。
飛び交う放射性物質に効き目があるかどうかは研究がまたれるところだが、無視できない存在なのは確か。
「免疫力を高め、がん細胞の抑制が期待されるとして、患者さんや健康に敏感な方の間では有名な存在」とは都内の薬局店主。薬事関係者には珍しくも何ともないシロモノなのだそうだが、このβ−。当分、売れ行きは止まりそうにない。
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