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福島悲鳴! 旅館「壊滅する」キャンセル続出…廃業も
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110402/dms1104021507005-n1.htm
2011.04.02 :夕刊フジ
福島県内の温泉旅館やホテルが窮地に立っている。被災に加え、福島第1原発事故の「風評被害」で予約キャンセルが続出。従業員らの減給やリストラでしのぐが、廃業に追い込まれるケースも。「このままでは壊滅する」と悲鳴が上がっている。
詩人、高村光太郎が「智恵子抄」で詠んだ安達太良山。岳温泉が人気の「櫟平ホテル」(福島県二本松市)は当初、3月分の予約がすべてキャンセルとなった。1日に営業を再開。ところが、前日までの予約客は1人だけ。阿部三枝子社長は「原発から60キロ以上も離れているのに…」と肩を落とした。
同ホテルが、従業員約70人に支給した3月分の給与は2月分の半分以下。高卒の3人を内定通り採用するものの「給与など労働条件を見直さざるを得ない」という。
二本松市で100年以上続く老舗旅館「松渓苑」は、震災で客室や天井が激しく損傷。風評被害による予約キャンセルが追い打ちをかけ、廃業を余儀なくされた。
佐藤俊夫社長は「『もったいない』とお客さまからの電話が殺到したが、これ以上は続けられない」と話すのがやっとだった。
従業員のリストラに踏み切る旅館も。いわき市常磐湯本町の「旅館こいと」では、37人の従業員を10人以下に減らすことを決めた。小井戸英典社長は「退職金も払えない。お客さまに『子どもを連れて行けない』といわれ、悔しい」と打ち明けた。
県内約650の温泉旅館が加盟する福島県旅館ホテル生活衛生同業組合の佐藤精寿事務局長は「原発の風評被害に対し、国が早期に安全宣言を出さないと壊滅してしまう」と話す。犠牲は増えるばかりだ。
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